ホストクラブが原因で自己破産はできない?ホストクラブの借金を債務整理するポイント

「ホストクラブにハマって借金を抱えてしまった」
「借金が多すぎて返せる見込みがない」
「ホストクラブの借金って債務整理できるの?」

こんな悩みを抱えていないでしょうか?

最近は「ホス狂いで借金まみれ」になってしまう若い女性が急増しています。

お気に入りのホストができてついお金をつぎ込んでしまった、という人も多いでしょう。

結論からいうと、ホストクラブの借金でも債務整理で解決できる可能性があります。

この記事では、ホストクラブで借金を抱えてしまった方向けに以下の情報をまとめました。

この記事でわかること
  • ホストクラブのツケについて
  • ホストクラブの借金を債務整理する方法
  • 個人再生・自己破産するときのポイント

この記事を読めば、膨らんでしまった借金を精算して楽になれる可能性があります。

一番やってはいけないのは、借金を放置することです。

もし自力での返済が難しいと感じているなら、いますぐ法律相談事務所に相談してください。

法律事務所は匿名で利用できる、無料シミュレーションサイトが便利です。

ホストクラブのツケについて

ホストクラブのツケは金融機関の借金とは少し違います。

焦って債務整理をする前に、まずは自分の状況を確かめて他に方法がないか探しましょう。

ホストクラブのツケについてまとめると、以下の通りです。

ホストクラブのツケについて
  • ツケの利息は消費者金融よりも安い
  • ツケを債務整理してもブラックリスト入りしない

それぞれ順番に見ていきましょう。

ツケの利息は消費者金融よりも安い

ツケを支払うために借金するのは得策ではありません。

なぜなら、ホストクラブのツケより消費者金融の方が金利は高いからです。

ホストクラブのツケを滞納すると「遅延損害金」が発生しますが、すぐに発生するわけではありません。

また、遅延損害金の年利は最大でも14.6%です。

しかし、消費者金融の年利は18%前後と高く、下手に借り入れると余計に苦しくなる場合があります。

ツケを債務整理してもブラックリスト入りしない

借金がホストクラブだけなら、債務整理での解決がおすすめです。

ホストクラブからの借金は、債務整理をしてもブラックリストに載りません。

ホストクラブは金融機関ではないので、消費者金融や銀行、クレジットカード会社と違って信用情報の登録はできないのです。

ホストクラブのツケだけなら、債務整理してもデメリットは少なく済みます。

ホストクラブの借金を債務整理する方法

債務整理の方法は以下の4つがあります。

債務整理の方法
  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産

支払いが難しくなったホストクラブのツケは、上記の方法で返済可能です。

ただし、任意整理と特定調停は「相手方の同意」が必要なので現実には難しく、個人再生と自己破産を申し立てる必要があるでしょう。

個人再生・自己破産であれば、ホストクラブが話し合いに応じてくれなくても裁判所の判断で減免してもらえます。

任意整理については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

ホストクラブの借金で個人再生するときのポイント

個人再生が認められると、金銭債務は民事再生法が定める基準に沿って減免されます。

たとえば、財産や収入の状況によっては200万円の金銭債務は100万円、600万円の金銭債務は120万円まで減額してもらえる可能性があります。

ホストクラブのツケを個人再生するときのポイントは、以下の通りです。

個人再生するときのポイント
  • ホストクラブのツケ以外も個人再生する必要がある
  • 債権者に反対されて失敗する場合もある
  • 認可後に延滞すると強制執行される

それぞれ順番に見ていきましょう。

ホストクラブのツケ以外も個人再生する必要がある

個人再生はすべての債務を対象にする必要があります。

つまり、ホストクラブ以外にも借り入れをしている場合は、それらもまとめて個人再生する必要があるのです。

もし消費者金融やクレジットカードの借金を個人再生すると、ブラックリストに登録されてしまいます。

なお、ホストクラブは金融機関ではないので、ホストクラブのツケ以外に借金がないなら問題はありません。

債権者に反対されて失敗する場合もある

個人再生を申し立てても、ホストクラブに反対されて失敗する場合もあるので注意が必要です。

個人再生には、以下の2つのやり方があります。

個人再生のやり方
  • 小規模個人再生
  • 給与所得者等再生

小規模個人再生は、「債権者の過半数以上かつ、債権額の1/2を超える額」の反対があると認可されません。

つまり、ホストクラブのツケしかない状態で個人再生を申し立てたときは、ホストクラブに反対されると再生計画は失敗します。

また給与所得者等再生は、返す金額が小規模個人再生よりも多くなることが一般的です。

いずれにしても、借金問題は時間とともに状況が悪くなるため、1日でも早く専門家に相談しましょう。

認可後に延滞すると強制執行される

再生計画の認可後に返済が滞ると、強制執行される可能性があります。

個人再生を利用すると、ホストクラブに対する返済義務が法律上確定するためです。

分割してもらえれば確実に払える、という場合でもない限りは、個人再生をした方が不利になることもあります。

なぜなら、ホストクラブの支払いを滞納しても法的手段をとられない限り「給料の差押え」などの強制執行はされないからです。

個人再生は、慎重に検討してから申し立てることが重要です。

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

ホストクラブの借金で自己破産するときのポイント

ホストクラブが原因の借金は、破産法252条の「免責不許可事由」にあたります。

つまり、借金の原因がギャンブルや投資、ホストクラブなどの場合は免責が認められないのです。

しかし、場合によっては裁量免責が認められることもあるので、諦めてはいけません。

ホストクラブのツケを自己破産するときのポイントは、以下の通りです。

自己破産するときのポイント
  • 場合によっては免責されることもある
  • 裁量免責を得るには管財事件にする必要がある
  • ホスト通いをやめなければ免責不許可になる

それぞれ順番に見ていきましょう。

場合によっては免責されることもある

ホストクラブが原因の借金でも、場合によっては免責されることがあります。

破産法には、免責不許可事由に該当していても、裁判所の裁量で免責を与える仕組みが用意されているからです。

自己破産の多くは、免責不許可事由に該当しているケースが少なくありませんが、免責不許可となるケースはほんの数%に過ぎません。

ホストクラブが原因の自己破産は免責されない、と諦める必要はありません。

裁量免責を得るには管財事件にする必要がある

裁量免責を得るには「管財事件」にする必要があります。

破産開始が決定するとき、破産者がめぼしい財産を保有していないと同時廃止が行われ、早期に手続きが終了されます。

ただし免責不許可事由に該当する場合は、破産者がめぼしい財産を保有していなかったとしても同時廃止になりません。

この場合は管財事件になり、予納金を支払う必要が生じます

管財事件になれば多額の予納金(20万円ほど)が必要になりますが、裁量免責を得るためには仕方のないことです。

ホスト通いをやめなければ免責不許可になる

債務整理着手後は、ホスト通いをキッパリやめるべきです。

管財事件となった場合は「破産管財人」との面談が行われ、自己破産に至った経緯やその後の生活状況を調査されます。

ここで非協力的な態度を取ると、それが原因で免責不許可事由になることもあるのです。

実際にも、自己破産申立て後も「ギャンブルのために借金を続けていた」というケースでは、免責不許可となった事案があります。

まとめ

ホストクラブのツケは債務整理で解決可能です。

債務整理には4つの方法がありますが、ホストクラブの借金を精算する目的なら「個人再生」か「自己破産」になるでしょう。

それぞれを行う上で、注意すべきポイントは以下の通りです。

個人再生するときのポイント
  • ホストクラブのツケ以外も個人再生する必要がある
  • 債権者に反対されて失敗する場合もある
  • 認可後に延滞すると強制執行される
自己破産するときのポイント
  • 場合によっては免責されることもある
  • 裁量免責を得るには管財事件にする必要がある
  • ホスト通いをやめなければ免責不許可になる

ホストクラブのツケを払うために借金するのは絶対にやめましょう。

利息のないツケでも支払えないのに、利息のある借金を支払えるはずがないからです。

返済できないことがわかっているのに借金すれば、状況はさらに深刻化します。

1人で悩み続けるのではなく、1日でも早く弁護士に相談をしてください。

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