【競艇で借金を抱えた人へ】ギャンブルの借金を債務整理する3つの方法と注意点を解説

「競艇で多額の借金を抱え込んでしまった」
「取り返そうとしても負け続けて全然取り返せない……」
「借金をなんとかする方法を知りたい」

こんな悩みを抱えていないでしょうか?

競艇は勝ったときは非常に楽しいですが、そのまま続けていたらいつの間にか借金が膨れ上がっていた……という人も少なくありません。

結論から言うと、競艇の借金を競艇で返すのはほぼ不可能です。

解決するためには競艇をキッパリと辞め、債務整理の手続きをする必要があります。

この記事では、競艇で借金を抱えてしまった人のために、以下の内容をまとめました。

この記事でわかること
  • 競艇で借金が膨らんでしまう理由
  • 競艇の借金を債務整理する方法と注意点
  • ギャンブルから抜け出す方法

この記事を最後まで読めば、ギャンブルを辞めて借金問題から解放されるでしょう。

借金が膨れ上がって自力での解決が難しい場合は、今すぐにでも弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。

 

Contents

競艇で借金が膨らんでしまう理由

競艇のようなギャンブルで借金を負う人が多いのは、「依存性」があるからです。

ギャンブルにのめり込む人は、勝ったときの感触が忘れられません。

そのため、例え負け続けていたとしても勝利の感触を追い求めてしまい、気付いたら借金を抱えてしまうのです。

競艇もパチンコや競馬と同じ、ギャンブルだということを理解しましょう。

競艇の借金は債務整理できる!借金額に応じた3つの方法を解説

競艇のようなギャンブルで抱えた借金でも債務整理は可能です。

債務整理には以下の3つの方法があります。

債務整理の方法
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれ利用できる条件やデメリットが異なります。

詳しく解説するので、順番に見ていきましょう。

借金を誰にも知られたくない場合は「任意整理」

競艇のようなギャンブルでの借金は、正直誰にも知られたくないですよね。

そこでおすすめなのが「任意整理」での解決です。

任意整理を弁護士・司法書士に頼めば、債権者との交渉などを全て行ってくれるので、他の人にバレる可能性は低くなります。

任意整理では「利息の免除」と「支払い期間の見直し」が可能です。

任意整理すると返済した額だけ借金が減っていくので、返済のモチベーションにも繋がるでしょう。

任意整理については、下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

借金額が大きい場合は「個人再生」

任意整理だけで解決できないときは「個人再生」が必要です。

個人再生は利息だけでなく、借金の元本部分も一部免除してもらうことができます。

例えば、200万円の借金なら個人再生によって100万円まで減額してもらえる可能性もあるのです。

個人再生については、下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

どうしようもないときは「自己破産」

個人再生でも解決が難しい場合は「自己破産」が選択肢に入ります。

ギャンブルの借金では自己破産が認められない、と考えている人も多いと思いますが、裁判所の裁量によって免責を受けられることもあるのです。

実際に免責不許可となるケースは全体のわずか数%なので、競艇の借金でも自己破産できる可能性は十分にあります。

どうしようもない借金がある場合は、少しでも早く弁護士・司法書士に相談しましょう。

競艇の借金を債務整理するときの注意点

競艇の借金を債務整理する場合は、以下の点に注意が必要です。

競艇の借金を債務整理するときの注意点
  • まったく返済していない借金だと債務整理は難しい
  • 手続きにはしっかり協力する
  • 手続きを始めたら競艇はやめる

上記のポイントは、債務整理を行う前に必ず確認しておきましょう。

それぞれ詳しく解説していきます。

まったく返済していない借金だと債務整理は難しい

まったく返済していない借金は、次の理由により債務整理が難しいです。

返済していない借金の債務整理が難しい理由
  • 任意整理では、債権者が交渉に応じない可能性が高い
  • 個人再生では、再生計画が否決される可能性がある
  • 自己破産すると破産詐欺に問われる可能性がある

実際のケースでも「返していない借金」があるときは、一定の返済実績を作ってから着手することもあります。

もし判断が難しい場合は、弁護士・司法書士に相談して判断を仰いだほうが良いでしょう。

手続きにはしっかり協力する

個人再生・自己破産の場合は、下記の対応が必要になる場合があります。

個人再生・自己破産で必要な対応
  • 再生計画案は、裁判所が定める日時までに債務者が作成・提出しなければならない
  • 自己破産の管財事件では、管財人と面談する必要がある
  • 自己破産では、裁判所に出頭する必要がある(免責審尋もしくは債権者集会)

再生計画案は締め切りに1日でも遅れると、手続きが廃止になってしまいます。

また、ギャンブルが原因で自己破産する場合は「管財事件」になるのが原則です。

管財事件になると破産管財人との面談が必要で、時には日記をつけて提出が求められることもあります。

きちんと対応しなければ免責不許可になるので注意しましょう。

さらに、自己破産は破産者本人が裁判所に出頭する必要があります。

特に近年では破産者の対応を重視する裁判官が増えており、無断欠席すれば免責不許可になる可能性が高くなるでしょう。

手続きを始めたら競艇はやめる

債務整理を成功させるには、借金の原因を断つことが大切です。

自己破産後もギャンブルがやめられないと判断された場合は、免責が取り消されるリスクがあります。

さらに、裁判所の手続きではお金の流れが細かくチェックされるので、「破産管財人に内緒で競艇」などは絶対に考えないようにしてください。

債務整理の手続きを始めると同時に、競艇は必ずやめるようにしましょう。

競艇などのギャンブルから脱出する方法

債務整理をするなら競艇をやめることは必須です。

「自分の意思で競艇をやめられるか不安……」という人も多いと思いますが、安心してください。

ギャンブル依存症は社会問題にもなっていて、自分の意思で乗り切る以外にもさまざまな解決方法が存在します。

具体的には、以下の方法がおすすめです。

ギャンブルから抜け出す方法
  • カウンセリングを受ける
  • 投薬療法
  • 自助グループに加入する

ギャンブルは「精神疾患」として扱われているため、全国の病院やクリニックで医師によるカウンセリングを受け、治療を受けることができます。

ギャンブルや借金による不安で睡眠障害やうつになっているケースでは、適切な治療薬を処方してもらえるでしょう。

また、医師に相談する以外にも「自助グループ」というボランティア団体も存在します。

自助グループは同じような境遇を持った人達が集まる組織で、ギャンブル依存症の人同士で交流することで改善を図ることが目的です。

自力での脱出が難しい場合は、病院や自助グループを活用すると良いでしょう。

まとめ

競艇などのギャンブルが原因の借金でも債務整理は可能です。

債務整理には以下の3つの方法があります。

債務整理の方法
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

競艇の借金を競艇で返済するのはほぼ不可能です。

もし自力で解決できないくらい借金が膨らんでいるなら、今すぐ債務整理の手続きを進めてください。

ギャンブルをやめられるか不安な方も、医師のカウンセリングや自助グループへの参加で解決できる可能性があるので、諦めてはいけません。

借金が不安で夜も眠れない……という人は、1日でも早く弁護士・司法書士に相談しましょう。

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