美容整形の分割払いによる借金と債務整理

すこしでもキレイになりたい、自分の容姿を理想に近づけたいと考えている人は多いと思います。

最近では、プチ整形のように、比較的簡易な施術で、理想の容姿に近づくこともできるようになりました。

しかし、整形にかかる費用は必ずしも安いとはいえません。

整形費用をコツコツと貯めるのが一番安全ですが、実際には簡単ではありません。

収入の少ない若い人であれば、費用を貯めるにも長い期間がかかることも少なくないからです。

また、「整形したい!」と考える事情には、「結婚式までにキレイになりたい」、「今年夏までに痩せたい!」、「意中の人を振り向かせたい」といった時間に余裕のない場合も多いといえます。

そのため、費用を借金で工面して整形する人も実際には少なくありません。

とはいえ、多額の整形費用を収入の少ない人が抱えたり、無計画で抱えたときには、破綻のリスクも少なくありません。

病院提携のローンで整形したけど、施術結果に満足できず「転院したら一括返済を請求されて困っている」人もいるかもしれません。

そこで、今回は、整形で作った借金が返せなくなったときの解決方法について解説します。

整形費用として借りたお金も、通常の借金と同様に債務整理で解決することができます。

むしろ、整形費用が理由のときは、多額の借金を一気に抱えてしまうことから、「返せない」と感じたときにはすぐにでも債務整理に着手すべき場合が少なくありません。

『現在の収入から考えて、返せる見込みがないのは分かっているけど問題を後回しにしてしまっている。』

『給料が出ても支払いや返済をするとお金が足りず、カードでしのいだり結局またお金を借りてしまう。』

このような状態の方は、既に黄色信号が点滅している危険な状態です。

手遅れになる前に、今すぐ弁護士や司法書士に相談を行ってください。

法律事務所は匿名で利用できる、無料シミュレーションサイトの利用が便利です。

それでは解説をしていきます。

美容整形と借金

美容整形には、多額な費用がかかることが少なくありません。

整形のための医療行為のほとんどは、自由診療となり健康保険を適用することができないからです。

たとえば、二重まぶたにするための、ちょっとした整形でも、施術方法によっては数十万円の費用がかかることもあります。

また、1度整形したことで、「さらにキレイになりたい」と他の部位の整形を考えるきかいも増えるかもしれません。

まぶたから、鼻、アゴ・ほお、唇と整形する部位を増やしていけば、整形に掛かる費用だけで、数百万円ということも珍しくありません。

脂肪吸引や脱毛であれば、継続的・定期的に費用がかかることもあるでしょう。

整形費用を貯めるために、昼の仕事に加え、アルバイトや副業をするという人もいますが、「いますぐキレイになりたい」という思いが強ければ、「お金が貯まるまで待てない」と考える人も多いでしょう。

また、「結婚式までにキレイになりたい」と時間的に余裕がない場合も考えられます。

そのため、金融機関から借入をして整形費用を工面するという人も少なくないようです。

関連記事⇒彼氏や彼女が借金で債務整理したら婚約者にも結婚後に影響がある?

多額の借金を抱えて…

整形費用を借金で工面する方法には、大きくわけて次の3つの方法があります。

美容外科などで紹介される「医療ローン」からの借入
クレジットカードでの分割払い
消費者金融や銀行のフリーローン

医療ローンは、上記の工面方法の中では、最も金利が低くなる可能性の高い方法です。

しかし、実際には、申込み・審査の条件(正社員でなければいけない、年収〇〇万円以上)が厳しいために、利用できない場合も少なくないようです。

また、病院提携のローンを利用するときには、「指定のローン会社しか使えない」ため、安い金利でお金を工面できない場合もありえます。

さらに、病院提携のローンは、「転院時には一括返済」という条件のものも少なくありません。

施術結果に満足がいかなくて、他院にかかれば、多額の借金の一括返済を請求されてしまうこともあります。

以上のように、医療ローンは融通の利かない場合も多いようです。

クレジットカードは手元にお金がないときの決済手段として便利です。

しかし美容整形外科にはクレジット払いに対応していない病院も少なくありません。

また、利用限度額との関係で決済できない場合もあるでしょう。

そこで、気軽に申し込める「フリーローン」を利用して整形費用を工面する人も少なくありません。

しかし、フリーローンは年15~18%の高利での借入となるため、返済に行き詰まってしまう人も少なくありません。

「1日も早く整形してキレイになりたい」と思うあまりに、「確実に完済できるかどうか」を冷静に考えずに借金してしまうことも多いからです。

美容整形の借金は「債務整理」で解決できる

返しきれなくなった美容整形の借金は、債務整理で解決できます。

「普通の借金とは違うから債務整理できない」と考える必要はありません。

また、「多額の借金が返せない」ときでも、次のような対応はすべきではありません。

返せないまま延滞を放置する
返済のためにさらに借金する

「返せないものは仕方ない」と延滞を放置してしまうことはとても危険です。

延滞が続けば、債権者の態度が厳しくなるだけでなく、訴訟などによって強制回収される可能性があるからです。

給料を差し押さえられれば、多額の借金を延滞していることは必ず勤務先に知られてしまいます。

また、「借金返済のためにさらに借金する」こともとても危険な行為です。

返済のためにさらに借金する行為は、「プラスマイナスゼロ」ではなく、借金を増やす行為だからです。

また、借入件数が増えれば、毎月の返済負担はさらに重くなります。

「返済分を借金で工面する」ことはその場しのぎにすらならない可能性の方が高いといえるでしょう。

借金問題は、時間がたてばたつだけ事態は深刻化し状況は悪くなる一方です。

1人で悩むのではなく、手遅れになる前に今すぐ専門家に相談することをおすすめします。

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「任意整理」は最も簡単な債務整理

「毎月の返済額さえ減らせれば、5年以内に完済できる」のであれば、整形のための借金であっても、任意整理という「最も簡単な債務整理」で解決することができます。

任意整理すれば、借金返済の大きな足かせとなっている利息が将来にわたって免除されるからです。

たとえば、「毎月2万円なら確実に返済できる」のであれば、120万円までの借金は任意整理で解決できる場合がほとんどでしょう。

多額の整形費用がかかったときには「個人再生」

整形をする部位や回数によっては、整形費用が年収に匹敵する額になることも珍しくありません。

しかし、年収を超える借金額の場合でも「自己破産しかない」と諦める必要はありません。

借金の一部を分割返済できるだけの収入があれば、「個人再生」で解決できるからです。

個人再生によって一部免除となる借金の額は、法律の基準に基づいてあらかじめ計算することができます。

下の表は、それぞれの借金額についての最大免除額、毎月の返済額(目安額)についてまとめたものです。

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ただし、「自己破産した場合に差し押さえ可能な財産の総額(清算価値)」が最低弁済基準額よりも多いときには、清算価値の金額以上を返済しなればなりません。

換価可能な高級ブランド品や貴金属をもっている場合、勤続年収が長く退職金見込み額が多い場合などには注意が必要です。

なお、個人再生は、「返済すべき金額を確保できる収入」さえあれば、正社員ではないアルバイト・パートや派遣・契約社員でも利用することができます。

自己破産しても会社を辞める必要はない

収入不足のために個人再生が利用できないケースでは、自己破産で借金の全額を免除してもらうことで借金を解決することができます。

しかし、自己破産には抵抗を感じる人も少なくないかもしれません。

たとえば、「自己破産したら無一文になる」、「自己破産したら会社に借金だけでなく整形したこともバレてしまう」といった不安を感じている人も多いでしょう。

たしかに、自己破産では、原則として債務者の財産を処分して債権者に配当する必要があります。

しかし、債務者の今後の生活に必要な財産は、自己破産した場合でも差し押さえの対象外となります。

そのため、多額の借金が返せない状況では、自己破産しても財産を全く失わない場合も少なくありません。

また、自己破産しても会社にバレるという心配もほとんどいりません。

自己破産(個人再生)をすれば官報に氏名等が掲載されますが、一般の会社が官報を確認することはありません。

自己破産すると退職金見込み額が差し押さえの対象となる場合があります。

しかし、その場合で退職金見込み額相当分を自分で支払うことで、退職金見込み額の差し押さえ(勤務先への通知)を回避できます。

退職金見込み額のうち差し押さえ対象となるのは1/8の額が20万円を超える場合のみなので、全額ではありません。

関連記事⇒債務整理と退職金?自己破産や個人再生をすると退職金は没収される?

債務整理を依頼すれば、「取立て」がなくなる

多額の借金が返せないことで「債権者からの取立て」に頭を悩ませている人も多いと思います。

もしかしたら「会社や自宅にまで電話がかかってくるかもしれない」と不安に感じている人もいると思います。

取立ての不安からは、「債務整理を依頼するだけ」で解放されます。

金融機関は、債務整理を受任した弁護士・司法書士からの受任通知を受け取ると、債務者などに直接取り立てることを禁止されるからです。

また、受任通知送付後は、借金の返済も一時的に停止させるため、「返済日が来るのが怖い」と感じる必要もなくなります。

関連記事⇒受任通知と債務整理の関係?支払いや督促が止まる流れとメリット

債務整理の費用は「何とかなる」場合が多い

債務整理するには一定の費用がかかります。

整形のために作った借金が返せないときには「債務整理の費用なんてとても払えない」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、債務整理の費用は、「何とか工面できてしまう」場合の方が多いといえます。

たとえば、「整形費用以外の借金がないとき」であれば、債権者の数も1社だけという場合も少なくありません。

1社だけの任意整理であれば、費用は10万円以下で収まることがほとんどです。

また、弁護士・司法書士費用はほとんどの事務所では、「債務整理の相談は無料」で「費用の分割払い」にも対応してくれます。

関連記事⇒債務整理費用が払えない?分割や後払いが出来る法律事務所で相談を!

美容整形の借金を「債務整理」するときの注意点

債務整理は、本来であれば返すべきであった金額について免除を受ける行為です。

そのため、債務整理をすると今後の信用取引において一定のデメリットが生じます。

債務整理から数年間はローンを組めない

整形の経験がある人は、「もっとキレイになりたい」と違う部位も整形したいと考えることが多いと思います。

しかし、債務整理から数年間の整形費用は、現金で決済しなければならなくなります。

債務整理をしたことは信用情報に登録されるため、ローンの審査に通らなくなるからです。

信用情報に登録される機関は、登録から5年となります。

持っているクレジットカードが解約になることも

クレジットカードの契約も「信用取引」のひとつです。

そのため、整形費用で抱えた借金を債務整理すると、現在もっているクレジットカードに悪影響が出る場合もあります。

医療ローンを債務整理した場合であっても、債務整理の対象ではないクレジットカードが解約となったり、契約更新できない可能性があります(問題なくそのまま継続利用・更新できる場合もあります)。

関連記事⇒一部のクレジットカードや借入だけを残して債務整理する事はできる?

返せない借金を抱えていたら、いつかブラック入りする

「クレジットカードが使えなくなるかもしれないなら債務整理はしたくない」と考える人もいるかもしれません。

しかし、完済できないことが確実な借金があれば、債務整理しなくても、いつかはクレジットカードを失う可能性があります。

「借金の長期延滞」などでもブラックリスト入りするからです。

たとえば、61日以上の延滞は、「事故情報」として信用情報に登録され、「完済から5年が経つまで」消去されません。

返せない借金を延滞し放置しつづければ、ブラック情報が消えることもありません。

「借金が返せない」と感じたときには債務整理で解決するのがベストでしょう。

まとめ

整形費用工面のためにした借金は、通常の借金よりも多額な場合も珍しくありません。

「多額の借金を延滞する」ことは、精神的な負担も軽くありません。

追い詰められた状況では、「別に借金仕手でも返済しよう」、「もうどうにでもなってしまえ」というような危険な対応を選択してしまうことも珍しくありません。

債務整理は「延滞前」の借金であっても行うことができます。

返済が苦しい」と感じたときには、1人で悩むのではなく1日でも早い段階で専門家に相談して下さい。

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