【結論】70万円の借金はヤバい?自力返済の方法と債務整理すべきケースについて解説!

「70万円の借金はかなりヤバい?」
「自力で返済することはできる?なんとかして借金から解放されたい!」

あなたはこんな疑問を持っていませんか?

結論からお伝えすると、70万円の借金であれば、多くのケースでは債務整理せずに自力で解決できます。

しかし、放置するとさらに状況が悪化してしまうことは間違いありませんから、早めに解決に着手すべきです。

この記事では、借金に頭を悩ませるあなたに向けて、以下の情報について解説します。

  • 70万円の借金の返済方法
  • 自力返済した方が良い理由
  • 債務整理すべきケース

あなたの状況に合った解決方法がわかりますので、ぜひ最後まで読み、借金解決に向けて動き出してください!

Contents

70万円の借金になら基本的に債務整理は必要ない

借金額が70万円ほどなら、自力での返済も現実的です。基本的に債務整理は必要ないと言えるでしょう。

そもそも、借金の返済がなかなか終わらない理由は「利息」があるからです。

毎月きっちり返済できているように見えても、実際は返済した一部が利息に充てられていて、完済まで長引いてしまうケースも多々見られます。

逆に言えば、生活を見直して毎月の返済額を増やすことができれば、解決できる可能性もあるでしょう。

70万円の借金を自力返済すべき3つの理由

70万円程度の借金なら、よほどの理由がない限り自力返済を考えた方が良いでしょう。

その理由には主に次の3つがあります。

  1. 債務整理はリスクが大きいから
  2. リスクと減額度合いが釣り合わないから
  3. 工夫次第で完済できる可能性があるから

それぞれ詳しく解説します。

1. 債務整理はリスクが大きいから

1つ目の理由は、債務整理はリスクが大きいからです。

そもそも債務整理とは、債務者を救済する手続きの総称で、主に以下の3種類に分かれています。

主な債務整理方法
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

どの手続きも借金が減額・免除されますが、当然代償もあります。

具体的なリスクは手続きにもよりますが、特に大きな弊害は信用情報に「事故情報」が登録されてしまうことです。俗に言う「ブラックリスト入りですね。

ブラックリストに載ると、5〜10年間は新たな借入やクレジットカードの利用ができなくなってしまいます。

債務整理はリスクが大きく、そう簡単に実行できる手続きではないのです。

2. リスクと減額度合いが釣り合わないから

2つ目の理由は、リスクと減額度合いが見合わないからです。

借金額が大きければ、リスクを負ってでも債務整理する意味がありますが、70万円程度では「ブラックリストに載る」というリスクには見合いません。

たとえば、70万円の借金を3年間で返済していったとすると、最終的に支払う利息は20万円ほどになります。

仮に任意整理で利息が免除されても、減額できるのは20万円程度ですし、弁護士費用(1社あたり5〜10万円)まで考えるとマイナスになってしまう可能性もあります。

これでは「リスク」と「減額できる金額」がまったく釣り合っていないと言えるでしょう。

3. 工夫次第で完済できる可能性があるから

3つ目の理由は、工夫次第で完済可能だからです。

借金の返済がなかなか終わらないのは、毎月利息を払い過ぎているからです。したがって、毎月の返済額を増やすことで、最終的な支払い負担は大きく減らせます。

参考までに、70万円の借金(金利18%)の返済にかかる期間を、毎月の返済額ごとに見ていきましょう。

毎月の返済額返済期間総支払利息
20,000円50ヶ月299,979円
30,000円29ヶ月168,007円
40,000円21ヶ月118,109円

毎月1〜2万円返済額を増やすだけで、返済負担は大幅に小さくなります。

とはいえ、実際には「毎月1万円も多く返済する余裕なんてない」という方がほとんどだと思いますので、次項でより具体的な解決策について解説します。

70万円の借金を自力返済する4つの手順

70万円の借金を返済するなら、次のような方法で完済を目指すと良いでしょう。

  1. 返済契約を立てる
  2. 家計簿を付ける
  3. 固定費から見直す
  4. どんどん繰越返済する
  5. それでも難しいなら身内に借りる

それぞれ詳しく解説します。

1. 返済計画を立てる

まずは返済計画を立てていきましょう。

借金を完済したいとはいえ、具体的な目標がないと途中で挫折してしまう可能性も高いです。先が見えない暗闇の中、ゴールまで走り続けるのは難しいですよね。

借金の返済にかかる期間は、毎月の返済額によって大きく変わります。まずは「毎月いくら返済できるのか」を考え、そこから完済までの期間を割り出しましょう。

計算する際は、カードローンや銀行が提供している「返済シミュレーション」を用いると楽です。

2. 家計簿を付ける

返済計画を立てたら、次は家計簿を付けていきます。

家計簿を付けることで、余計な支出を見直すことができ、毎月返済に当てられるお金を増やすことに繋がります。

とはいえ、家計簿は元々マメな人でないと続かないと思いますので、まずは「家計簿アプリ」を導入してください。

家計簿アプリは、クレジットカードや銀行口座などを登録しておくだけで自動的に収支を算出してくれるため、手間も時間もかかりません。

家計簿アプリには、主に以下のようなサービスがあります。

主な家計簿アプリ
  • マネーフォワードME
  • 毎日の予算‪
  • おカネレコ
  • らくな家計簿
  • 家計簿Freely

どれも無料で使えますから、使いやすそうなサービスを選びましょう。

3. 固定費から見直す

家計簿を付け始めたら、まずは固定費から見直していくのがおすすめです。

固定費は毎月かかるものなので、一度見直せばずっと節約効果が続きます。毎月無理な節約をしなくても良いため、この費用から見直していくのが現実的でしょう。

具体的には、次のような固定費は積極的に減らしていくべきです。

まず見直すべき固定費
  • 携帯料金
  • 保険
  • 自動車
  • 習い事やジム
  • その他サブスクリプション

まず固定費を減らし、余裕が出てきたら他の支出も減らしたり、副業などで収入を増やしたりして、家計に余裕を作っていきましょう。

4. どんどん繰越返済する

お金に余裕ができたら、どんどん繰越返済していきましょう。

利息は「借金の元本」に対してかかるため、繰越返済で早く元本を減らせば、その分利息も減っていきます。

ボーナスや臨時収入などができたら、積極的に借金の返済に充てるようにしてください。

繰越返済のタイミングに悩む方も多いと思いますが、結論としては「早ければ早いほど良い」です

ただし、無理に繰越返済し過ぎて、支払いを滞納してしまわないように注意しましょう。

5. それでも難しいなら身内に借りる

収入が少ないなどの理由で、家計を見直してもギリギリになっている場合、身内を頼りましょう。

身内からの借入であれば、カードローンなどと違って利息がかからないため、少しでも立て替えてもらえば返済は楽になります。

親や友人にお金のことを相談するのは、勇気が要るはずです。しかし、そのまま破綻してしまうとさらに迷惑をかけることになるため、早めに相談してください。

お金を借りるときは、信頼に傷が付くことを避けるためしっかり借用書を書き、返済計画についても話し合うことをおすすめします。

70万円の借金を債務整理すべき3つのケース

何度もお伝えした通り、70万円の借金ならまず自力返済を考えた方が良いです。

とはいえ、次のようなケースでは債務整理を検討した方が良いでしょう。

  1. 働けなくなった時
  2. すでに延滞しているとき
  3. 自転車操業になっているとき

それぞれ詳しく解説します。

1. 働けなくなったとき

働けなくなると当然収入もなくなるため、借金の返済は絶望的。そのまま放置していてもまず返済できる見込みはないため、債務整理しかありません。

もし怪我や病気などの理由で収入がなくなってしまった場合、このまま返済を続けられるのか慎重に考えましょう。

なお、生活保護になった場合は法テラスで債務整理費用の立て替え・立て替え分の免除が認められるため、実質無料で債務整理できます。

2. すでに延滞しているとき

すでに延滞している場合も、早めに債務整理すべきです。

延滞している時点で、すでに借金を返済する能力が足りていないということ。早急に対処しなければ、さらに状況が悪化してしまいます。

債務整理するとブラックリストに載ってしまいますが、61日(または3ヶ月)以上滞納すると、いずれにせよブラックリスト入りしてしまいます。

それなら、債務整理で借金を免除してもらった方が賢明だと言えるでしょう。

3. 自転車操業になっているとき

自転車操業とは、借金を返済するために借入したりクレジットカードを現金化したりして、その場しのぎを繰り返すことです。

一見返済できているようにも見えますが、実際は支払う利息が増えているだけで、状況は変わっていません。

このまま続けると、70万円だった借金が100万円以上に膨れ上がってしまう可能性もあります。

もし現時点で自転車操業に陥っているなら、早急に債務整理に着手した方が良いでしょう。

借金解決ならまず弁護士・司法書士に相談しよう

借金を解決するなら、まずは弁護士や司法書士に相談しましょう。

専門家に依頼すれば、あなたの借金額に応じた解決策をアドバイスしてもらえます。最近では無料相談を受け付けている事務所も多く、相談のハードルは高くありません。

なお、弁護士と司法書士では対応できる範囲が異なります。

司法書士は1件あたり140万円以下の借金しか扱うことはできません。他方、弁護士なら取り扱える案件に制限はなく、裁判所への出席等も代行してもらえます。

とはいえ、70万円程度の額であれば、まずは司法書士に依頼して任意整理で解決するのが一般的になるでしょう。

70万円の借金は自力で解決できる!返済計画を立ててみよう

基本的に、70万円の借金は自力で解決可能です。

債務整理はデメリットも大きいですし、70万円の借金では減額できる額も少なく、リスクに見合っていないと言えます。

とはいえ、次のような状況に陥っていて自力返済が困難なケースでは、債務整理を検討すべきです。

債務整理を検討すべきケース
  • 働けなくなった時
  • すでに延滞しているとき
  • 自転車操業になっているとき

70万円の借金はそこまで大きい額ではないですが、放置しているとさらに状況が悪化してしまいます。

自力での返済が困難だと感じたら、一刻も早く弁護士や司法書士に相談し、解決方法についてアドバイスをもらいましょう!

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