「パチンコで借金を100万ほど負ってしまった…」
「借金を自力で返すあてがない」
「ギャンブルが原因でも債務整理できる?」
こんな悩みを抱えていないでしょうか?
一度パチンコにのめり込んでしまうと自分の意思では抜けられず、お金を借りてでも続けたいと思ってしまいますよね。
実は、ギャンブルが原因の借金でも債務整理は可能です。
この記事では、パチンコで借金してしまった人に向けて、以下の内容をまとめています。
- パチンコの借金は自力で返せるのか
- 債務整理したほうが良いのはどんなケースか
- 債務整理するときのポイント
この記事を読めば、借金を解決して生活をやり直すことができます。
ギャンブルで返済できないほどの借金を抱えてしまった人は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
100万円の借金をパチンコで返すのはほぼ不可能
借金をパチンコで勝って返すのは、ほぼ不可能です。
ギャンブルはすべて大元が儲かるようにできているため、ほとんどの場合は借金を増やしてしまう結果に終わるでしょう。
数万円ならともかく、100万円もの借金をパチンコで勝って返すのは非現実的です。
万が一借金を返せたとしても、パチンコを続ける限りまた借金を作ってしまうでしょう。
100万円の借金の返済総額は?
100万円の借金を自力で返すのは、想像以上に大変です。
借金には利息があるため、返済期間が長くなればなるほど支払い総額も大きくなります。
現在の上限利率は以下のとおりです。
- 借金10万円未満:年20%
- 借金10万~100万円未満:年18%
- 借金100万円以上:年15%
例えば、2社から年利18%で50万円ずつ借り入れているとします。
毎月最低返済額の13,000円ずつ返していると、完済までに58ヶ月かかり、利息は合計で50万円にも跳ね上がってしまうのです。
借り入れた金額に対し、総返済額は思っている以上に大きくなります。
すぐに債務整理すべき6つのケースとは?
借金の額と現在の収入を踏まえ、債務整理すべきなのは以下のようなケースです。
- 借金をしてもパチンコがやめられない
- すでに借金の返済を滞納している
- 借金を返すために、さらに借金してしまっている
- 現在の返済額が自力で返せるギリギリの金額である
- 借り入れ件数がすでに4件以上になっている
- 今後6年以内で収入が大幅に減る可能性がある
パチンコがやめられないと、借金は増え続ける可能性が高いです。
また、返済が滞っていたり自転車操業に陥ったりしている場合は、いずれ破綻するので早く債務整理したほうがデメリットは小さく済みます。
収入に波がある人も、継続して返済していくのは難しいでしょう。
上記のような人は、早めに弁護士・司法書士に相談して債務整理を検討するべきです。
100万円の借金を債務整理するときの3つのポイント
パチンコの借金を債務整理するときのポイントは、以下のとおりです。
- 安定収入がある人は「任意整理」すべき
- 収入が少ない場合は「自己破産」すべき
- 自己破産では免責が認められないこともある
債務整理はそれぞれの借金額・収入に合った方法を選ぶことが大切です。
それぞれ順番に見ていきましょう。
安定収入がある人は「任意整理」すべき
ある程度収入がある人は任意整理がおすすめです。
任意整理は「利息の免除」と「返済期間の見直し」によって、借金の返済を楽にしてくれます。
自己破産と比べたときのメリットは以下のとおりです。
- 財産を失わずに済む
- 事故情報が登録されている期間が短い
- 周りにバレにくい
消費者金融からの借り入れでは、毎月の返済額の半分が利息に充てられることも多いです。
任意整理して利息がゼロになれば、返済した金額分だけきっちり借金の残高が減るので、金銭的にも心理的にもグッと楽になるでしょう。
ただし、任意整理後に返済が滞ると一括請求されてしまうため、ある程度収入が安定している人に向いています。
任意整理については、下記ページで詳しく解説をしています。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
収入が少ない場合は「自己破産」すべき
現在収入が少ない、もしくは全くない人は自己破産が良いでしょう。
理由は以下の2つです。
- 収入が低く、そもそも任意整理が利用できない
- 自己破産のデメリットが少ない
任意整理は毎月の返済が必要になるため、返済できるだけの収入がなければ利用できません。
また、無収入の人にとっては「財産を失う」や「カードやローンを利用できなくなる」などのデメリットもあまり関係ないでしょう。
自己破産の費用についても、「法テラス」にて立て替えてもらうことが可能です。
自己破産については、下記ページで詳しく解説をしています。
参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?
自己破産では免責が認められないこともある
パチンコの借金を自己破産するときは、免責不許可になる可能性もあるので注意が必要です。
ギャンブルや投資などによる借金は、破産法が定める「欠格事由」にあたります。
ただし、実際には裁判所から裁量免責をもらえるケースも少なくありません。
大切なことは、自己破産の手続き後はパチンコをきっぱり辞めて、生活を立て直す意思を示すことです。
ギャンブルが原因の自己破産については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事⇒追証が払えないと破産するしかない?株やFXの借金を債務整理する方法
債務整理すると周囲の人に借金がバレるのか?
実は、周囲に借金がばれたくない人こそ早めに債務整理すべきです。
早めに債務整理すべき理由としては、次の2つが挙げられます。
- 取り立てが止まるから
- 無理な金策をしなくて済むから
弁護士・司法書士に債務整理を依頼すれば、債権者からの取り立てが止まります。
債権者からの取り立ての電話やメール、ハガキも来なくなるので、周囲の人にバレる可能性は低くなるでしょう。
また、債務整理すれば返済も一時的に中断できます。
焦って金策していたり、返済日を気にしていたりする人は、落ち着いて対処できるようになるのです。
債務整理してもパチンコがやめられない人は、こちらの記事で解決方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考⇒【体験談】パチンコで借金500万。借金地獄の男性が「任意整理」をするまで
まとめ
パチンコの借金が100万円まで膨れ上がってしまうと、もはや自力での返済は困難です。
そのままパチンコを続けても高確率で借金は増えますし、コツコツ返済しようと思っても利息が重くのしかかります。
すぐに債務整理すべきケースは以下の6つです。
- 借金をしてもパチンコがやめられない
- すでに借金の返済を滞納している
- 借金を返すために、さらに借金してしまっている
- 現在の返済額が自力で返せるギリギリの金額である
- 借り入れ件数がすでに4件以上になっている
- 今後6年以内で収入が大幅に減る可能性がある
借金は放置すればするほど深刻になります。
特にパチンコが辞められなくて借金した人の場合、より借金が膨れ上がるスピードは早くなるでしょう。
自力で返済できなくなった時点で、弁護士・司法書士に相談して債務整理の手続きを行ってください。