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ゼロファーストからの借金は過払い金返還請求する事が出来る?
マルイの運営する消費者金融ゼロファースト。
新規会員の受け付けは終了し、すでに会員になっている人も新しくお金を借りる事は出来なくなっています。
今では名前もあまり聞く事がなくなったゼロファーストですが、多くの若者が買い物で利用する機会が多い丸井が運営していたということからも、ゼロファーストからお金を借りていた方は多いのではないでしょうか。
ゼロファーストが大々的に営業をしていたのはおよそ10-15年ほど前になりますので、過払い金が発生している可能性が高いといえます。
『過去にゼロファーストからお金を借りていた。』『今もゼロファーストへの返済を続けている。』という方は過払い金返還請求を行えば、支払い過ぎた利息を返してもらえる可能性が高いです。
今回は、ゼロファーストへの過払い金返還請求の方法について説明していきます。
ゼロファーストからの借金は過払い金返還請求する事が出来る可能性が高い!
2010年に施行されたグレーゾーン金利の撤廃により、それまで当たり前に行われていた29.2%という高金利を消費者からとる事が難しくなりました。
※もともと違法でしたがグレーな部分として慣習的に行われていましたが、判例がでた事によりほとんどの業者が通常の金利に戻すことになりました。
詳しくはグレーゾーン金利についての記事で解説しています。
通常20%の金利でなければならないのに29.2%と9.2%もの差があったのですが、ほとんどの消費者金融はグレーゾーン金利で消費者から金利を受け取っていました。
そして、ゼロファーストも例外ではなく、違法的な金利をとっていました。
この払い過ぎていた金利は本来、支払いをする必要のないお金ですので、当然過払い金として返還請求をする事が出来ます。
それではゼロファーストへの過払い金返還請求を行う方法を見ていきましょう。
ゼロファーストに過払い金請求する方法
①
まずは、司法書士や弁護士など専門家が在籍している法律事務所にゼロファーストへの過払い金返還請求の依頼を行います。
②
すると専門家が、ゼロファーストへの借金残高は正式にいくらあるのか。
すでに支払いが完了している場合は、払い過ぎていた過払い金はいくらあるのか。
ゼロファーストへ直接問い合わせを行い、正確な金額を計算してくれます。
③
過払い金が発生していることが分かると専門家がゼロファーストへ返還請求の交渉を行います。
④
本来支払わなくて良かった借金なので当然、こちらに非はありません。
ゼロファースト側からすると裁判にするわけにもいかないので、ほとんどのケースでこちらが提示した条件で話がまとまります。
⑤
払い過ぎていた過払い金が返還されます。
その中から、法律事務所に手数料を支払って完了となります。
ゼロファーストへの過払い金返還請求はこのような流れとなります。
実際に手続きをすると分かるのですが、過払い金請求というととても大きな手続きな気がしますが、一瞬でおわります。
主な手続きや交渉は専門家がほとんど行うので、本人がする事といえば、最初に法律事務所に行く、もしくは電話でのやり取りで必要書類を記入するくらいです。
過払い金請求は個人でも行えなくもないですが、結論からいうと普段法律に携わらない個人が大企業を相手に行うのは現実的ではありません。
ゼロファーストの規模は当時、十分に大手でしたし、それなりの過払い金請求も受けています。
当然、専門の弁護士も顧問についているでしょう。
そんな百戦錬磨の企業に対して個人が交渉を行うのは難しいです。
専門家への手数料が10%程度かかりますが、自分で交渉を行ってすべて返還されるとは限りません。
結果、10%程度の手数料を支払ったとしても金銭的にも大きなプラスになる事は間違いないでしょう。
繰り返しますが、過払い金請求を個人で行うのは危険ですし無謀です。
ゼロファーストへの過払い金請求はお早めに
最初にも書いた通り、現在、ゼロファーストは新規会員の受付や貸し出しを停止しています。
丸井という大企業が経営母体なので倒産するか?といわれるとおそらく倒産の可能性は低いでしょう。
ですが、武富士のように倒産してしまうともう企業が存在しないわけですから過払い金請求を取り戻すのは難しくなってしまいます。
また、過払い金には時効があります。
支払いを完了してから10年です。
この期限を過ぎてしまうと過払い金は無効となってしまうため、取り戻す事は出来なくなってしまいます。
ゼロファーストへの借金がある方、会った方は早めに手続きをする事をおすすめします。