「任意整理ってどのくらい費用がかかるの?」
「任意整理の費用は抑えられる?安い法律事務所を知りたい!」

あなたはこんな疑問を持っていませんか?

借金を負ってただでさえお金がない状況…。少しでも費用を抑えたいのは当然のことだと思います。

任意整理の費用は、借入件数に応じて増えるもの。したがって、自分の借金状況に合った料金体系の事務所を選ぶことが重要です。

この記事では、任意整理の費用を抑えたいと考えているあなたに向けて、以下の情報について解説します。

  • 任意整理にかかる費用
  • 法律事務所選びのポイント
  • 費用が用意できない時の対処法

最後まで読めば、きっとお得に任意整理できるようになります。ぜひ最後までご覧ください!

Contents

そもそも任意整理とは?

まず始めに、任意整理がどのような手続きなのか知っておきましょう。

任意整理とは、債務整理方法のひとつです。債務整理は借金を免除・減額してもらえる制度の総称で、他には個人再生や自己破産といった方法もあります。

債務整理の中で、最もデメリットが小さいのが任意整理だと言えるでしょう。

任意整理を行うと、借金の利息部分のみが免除されます。元本は減らせないため大口の借金には向きませんが、それでもカードローンなど高金利の借入であれば、任意整理でも対処可能です。

任意整理については「任意整理のメリットとデメリット~債務整理で1番多い手続きの注意点」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

個人再生については「個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

自己破産については「旦那の借金で債務整理をするとどうなる?マイホームは処分される?」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

次項では、任意整理にかかる費用について詳しく解説していきます。

任意整理にかかる費用の基準

任意整理の費用相場は、状況や事務所によって異なります。

以下は、任意整理にかかる費用をまとめた表です。

任意整理にかかる費用
  • 着手金(2万円ほど)
  • 減額報酬(10%ほど)
  • その他費用

上記の費用を合算すると、5〜10万円程度が相場になるでしょう。

なお、日弁連では「解決報酬金=1社あたり2万円以下」「減額報酬金=減額分の10%以下」という規制が設けられています。したがって、これを超える事務所は規制を守っていない、信頼性の低い事務所だと言えるでしょう。

また、これは1件あたりの費用ですので、実際は借入件数が多ければ多いほど費用も高くなる点に注意です。

任意整理の費用が安い法律事務所を選ぶ3つのポイント

法律事務所を選ぶ際は、次の3点を特に重視しましょう。

  • 費用が明確になっている
  • 債務整理の実績が豊富にある
  • リスクについて説明してくれる

もう少し具体的に見ていきましょう。

1. 費用が明確になっている

1つ目のポイントは、費用が明確になっていることです。

任意整理の費用は、状況によって異なります。しかし、それを良いことに規定以上の費用を要求してきたり、追加で請求してきたりする事務所もないとは言い切れません。

事前に費用について言及してくれる事務所であれば、安心して依頼できます。

なお、任意整理では和解が成立せず、裁判に発展してしまう可能性もあります。裁判となった場合は追加で費用がかかりますので、その際の費用も念の為確認しておきましょう。

2. 債務整理の実績が豊富にある

2つ目のポイントは、債務整理実績の豊富さです。

一言で法律事務所といっても、必ず債務整理に適しているわけではありません。事務所によって得意・不得意があるため、債務整理の実績が多い事務所を選びましょう。

例えば、公式サイトで債務整理の解決実績を挙げていたり、債務整理が得意だと明記されていたりする事務所がおすすめです。

3. リスクについて説明してくれる

3つ目のポイントは、リスクについて明記してくれることです。

後述しますが、任意整理は借金を減らしてもらえる代わりに当然リスクもあります。例えば、ブラックリストに載って借入ができなくなったり、クレジットカードが使えなくなったりするのが際たる弊害です。

これらのリスクを契約前にしっかり話してくれる事務所であれば、安心して依頼できるでしょう。

逆に、デメリットをはぐらかしたり質問に答えてくれなかったりする事務所は、やめておいた方が良いです。

債務整理は、担当する弁護士や司法書士によってスムーズにいくかどうか決まります。相談してみてあまり合わないと感じたら、面倒がらず別の事務所を探しましょう。

費用だけで法律事務所を選んではいけない3つの理由

中には、費用が異様に安い事務所も存在します。そういった事務所のすべてが悪いわけではありませんが、費用だけで事務所を選ぶことはおすすめできません。

理由として、次のような弊害が生じる可能性があるからです。

  • 人手不足で調査が進まない
  • 要望をちゃんと聞いてくれない
  • トラブルを起こしている可能性がある

どのような弊害があるのか、より具体的に解説します。

1. 人手不足で調査が進まない

任意整理には借金額や利用履歴等の調査が必要です。しかし、費用が極端に安くて人が集まるような事務所だと、人手不足によって時間がかかってしまうことも考えられます。

借金を背負い、ただでさえ辛い状況。なかなか弁護士から連絡が来ないと、本当に手続きが進んでいるのか不安になってしまうでしょう。

早く借金から解放されるには、多少費用が高くても迅速に対応してくれる事務所がおすすめです。

2. 要望をちゃんと聞いてくれない

債務整理は依頼者にしっかりヒアリングして、その人に合った適切な方法で解決することが重要です。しかし、費用を安く見積もって集客し、いい加減な対応を行っている事務所も存在します。

最悪の場合、後々トラブルになってしまうことも。例えば、いい加減な判断で任意整理を行ったものの、結局返済が続けられず自己破産してしまうというケースもあるでしょう。

思わぬ損害を被るのを避けるなら、しっかり信頼できる事務所に依頼することが重要です。

なお、任意整理の際は日弁連によって面談が義務付けられています。

よって、メールや電話のやりとりだけで済まそうとする事務所は規約を守っておらず、信頼性に欠ける事務所だと言えるでしょう。

3. トラブルを起こしている可能性がある

あからさまに費用の安い事務所は、過去にトラブルを起こしている可能性も高いです。

例えば、依頼をきちんとこなさなかったり、過払い金請求のお金を横領したりと、様々なトラブルが考えられます。言うまでもなく、このような事務所に依頼すると良い結果を招きません。

安くても怪しいと感じた事務所は使わない方が無難です。

任意整理は費用が用意できなくても大丈夫

任意整理を弁護士に依頼する際、今すぐ費用が用意できなくても問題ありません。

なぜなら、多くの事務所では後払い・立替払いに対応しているからです。そもそも債務整理を行う人はお金を持っていなくて当然ですから、一括での支払いを要求される方が少ないでしょう。

それに、相談は無料になっている事務所も多いため、借金によって一文なしになっていても気軽に相談してください。

任意整理の際は3つのリスクについて知っておこう

任意整理は、費用を払えば無条件で借金が免除されるわけではありません。

利息がなくなる代償として、完済から5年間は信用情報機関に「事故情報」が登録されてしまいます。俗に言うブラックリストのことですね。

ブラックリストに載ると、具体的には次のような弊害が生じます。

  • 新しく借入できなくなる
  • クレジットカードが使えなくなる
  • 賃貸契約できないことがある

それぞれのリスクについて、より詳しく解説していきます。

1. 新しく借入できなくなる

ブラックリストに載ると、基本的に借入はできません。

どの金融機関も、融資の際は信用情報機関を参照しています。その際に事故情報が登録されていると「この人にお金を貸すのは危険だ」と判断され、融資を見送られてしまう可能性が高いです。

カードローンはもちろん、住宅ローンや自動車ローンも組めないのは不便ですね。

なお、任意整理後でも次の方法で借入できる可能性があります。

任意整理後に借入する主な方法
  • 名義人を他の人にする
  • 頭金を多めに用意する

任意整理しても周りの人の信用情報に影響はありません。

したがって、他の人に名義人となってもらうことで借入は可能です。ただし、本人に収入がないと厳しいため、収入のない配偶者などに頼むことはできません。

他にも、頭金を多めに用意して、借入額そのものを減らせば審査に通りやすくなります。

2. クレジットカードが使えなくなる

ブラックリストに載ると、クレジットカードも使えません。

クレジットカードは、買い物した分を翌月に支払う立替払いですので、実質的には借入に等しい行為とみなされます。

したがって、事故情報が載っている人はカードの審査に高確率で落ちますし、現在使っているカードもそのうち使えなくなってしまうでしょう。

任意整理後は、クレジットカードの代わりにデビットカードを用意しておくのがおすすめです。

デビットカードは、使ってすぐ銀行口座から引き落とされるカード。信用ブラックでも問題なく作れますし、クレジットカードと変わらない感覚で使えるため、作っておくと便利ですよ。

3. 賃貸契約できないことがある

ブラックリストに載っていると、賃貸契約できないこともあります。

賃貸契約の際は、信用情報機関や保証会社を通すことも多いです。しかし、これらの機関を通す場合は信用情報が照会されるため、審査に落とされてしまいます。

ただし、すべての賃貸物件が契約できないわけではありません。もし任意整理後新たに賃貸物件に住むなら、次の2点に注意しましょう。

賃貸物件を選ぶ際に注意すべきこと
  • 保証会社などを通さないか
  • クレジットカード以外で家賃を払えるか

保証会社や信用情報機関を通さなければ、ブラックリストに載っていても特に問題はありません。

また、ブラックリストに載ると基本的にクレジットカードが使えないため、それ以外の支払い方法が使える物件を選びましょう。

任意整理の費用は借入件数によって異なる!自分に合った料金体系の事務所を選ぼう

任意整理の費用は、状況によって異なります。

公式サイト等に記載されているのは借入件数ごとの費用で、件数が多ければ多いほど費用も高くついてしまうからです。それに加え、事務所によっても費用は変わってきます。

中にはまとめて任意整理するとお得になる事務所もあるため、借入件数によってはそちらを利用すると良いでしょう。

それでは最後に、法律事務所を選ぶポイントについておさらいします。

法律事務所を選ぶポイント
  • 費用が明確になっている
  • 債務整理の実績が豊富にある
  • リスクについて説明してくれる

なお、費用がない場合は分割払い・後払いも可能です。

それに、無料で相談に応じてくれる事務所もたくさんあります。

借金を放置すると大変なことになってしまいますので、一切お金を持っていなくても早めに弁護士・司法書士に相談してください!

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