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借金を元金だけ支払って利息や遅延損害金を免除してもらう方法

『せめて利息がなかったら、返済がかなり楽になるのにな・・・。』

『返済しても利息分だけで、元金がまったく減らない。』

このように、高い利息のせいで大変な生活を送らざる負えなくなっている方は非常に多いです。

高い消費者金融やリボ払いの利息や遅延損害金は、債務整理をすることによって無くすことができます。

今回は、高い利息や遅延損害金を合法的に無くして元金のみの返済にする方法を解説します。

また、『現実的には自力で借金を返していくのは厳しいと頭では分かりながらも、後回しにしてしまっている。』

『元金が全く減らずに、利息だけ払い続けているような状態が続いている。』

このような状態まで状況が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

借金問題は時間が経過すればするだけ、事態は悪化し問題は深刻になっていくだけです。

実際に借金問題を放置した結果、最悪の結末を迎えてしまった方は少なくはありません。

1人で悩み続けて手遅れになる前に、今すぐに法律事務所に相談をしてください。

 

それでは解説をしていきます。

借金を元金だけの返済にできる債務整理

債務整理とは、借金を解決するために法的に認められた様々な手段のことを指します。

債務整理の方法としては以下の5種類があります。

任意整理
過払い金請求
個人再生
自己破産
特定調停

任意整理は貸金業者と債務者(その代理人)による直接交渉です。

過払い金が発生している場合には、同時にこちらの請求もおこなうようになっています。

個人再生や自己破産は裁判所を通して手続きをおこなわなくてはいけないため、借金額が何百万円にもおよぶ場合や、債務者がほぼ無収入の状態で返済行為を継続するのが難しい場合などに用いられます。

キャッシングやカードローンなどで自分の支払い能力を超えた借金を作ってしまった場合でも、債務整理をおこなえば、無理なく完済できるようになります。

借金やその人の経済状況によっても、どのような方法が向いているかは違ってきます。

どの方法を選ぶかは、個人で判断する事は不可能です。必ず弁護士などの専門家からアドバイスをもらってください。

利息や遅延損害金は免除される!任意整理ってどんな手続き?

任意整理で交渉する内容は、主に以下の3つです。

返済期間中に発生する利息金の支払い免除
遅延損害金が発生している場合、その支払い免除
過払い金が発生している場合、その返還や借金元金への充当

あくまでも任意の交渉ですので、このすべてが貸金業者に認められるとは限りません。

ですが、弁護士などの専門家に相談した場合、このすべての条件を飲んでもらえることが多いようです。

貸金業者としても、返済できない人をいつまでも放っておくことはできませんし、万が一、自己破産などをされてしまったら元金すら返してもらえなくなってしまいます。

そう考えれば、弁護士から提示される条件を認めて和解してしまうのが賢い選択だと言えますね。

どのような条件で和解ができるかは、交渉する弁護士や認定司法書士の専門知識や交渉力によっても異なってきます。

任意整理は自分で直接、貸金業者と交渉することもできるのですが、素人が交渉したところですべての条件を認めてもらえる可能性は低いでしょう。

任意整理を成功させるには、弁護士や認定司法書士など専門家へ依頼するのが一番です。

とくに、債務整理や任意整理に強い法律事務所を選ぶようにしましょう。

法律事務所選びは無料シミュレーションサイトの利用が便利です。

元金だけになると借金の返済はかなり楽になる

任意整理して利息をカットしてもらうことができれば、元金のみを分割して返済することができます。

分割条件などは交渉で決まりますが、3年程度の長期分割となることが多いため、1回の返済負担は数万円で済むでしょう。

一方、通常の返済であれば、毎月の返済額には利息金が含まれています。

そのため、一定の金額を返済しているようであっても、借金元金の返済自体は進んでいないということが起こり得るのが借金の怖いところでしょう。

特にリボ払いの場合、借りた金額に対して返済額が少ないと、そのほとんどが利息金に充てられ、いつまでも元金が減らないということも少なくありません。

現在、総量規制という法律によって、借り入れ上限額は「年収の3分の1まで」と規制されています。

そのため、借金元金が自身の年収3分の1を超えるということはほとんどあり得ません。

そのため、利息や遅延損害金をカットすることができれば、借金は元金のみ、年収の3分の1以下の金額まで減額となります。

任意整理で元金のみの支払いが認められれば、返済額すべてが元金に充てられますので、借金返済のスピードは段違いでしょう。

過払い金が発生している場合、逆にお金が返ってくることも

最近では、任意整理に限らず債務整理をおこなう場合には、過払い金が発生しているかどうかも調査するようになっています。

調査の結果、過払い金が発生していることが分かれば、借金元金から過払い金を差し引くことができます。

過払い金の金額によっては、借金を完済できるだけではなく、貸金業者からお金を受け取ることも十分にあり得ます。

過払い金が発生している可能性があるケースとしては、以下のような条件が挙げられます。

年20%以上の金利で取引をしていた
最終取引日から10年経過していない

過払い金とは、そもそも利息制限法で定められた上限を超えた金利で返済をしていた場合に、払いすぎた利息を返還してもらえるというものです。

そのため、利息制限法内の金利が設定されていたのであれば過払い金は発生しません。

貸金業法の改正案が完全施行されたのは2010年ですので、それ以前から借金をしていた場合、金利がいくらだったのか確認してみるといいでしょう。

また、過払い金には消滅時効が設けられており、最終取引日から10年経過してしまうと過払い金が発生していてもこれを請求する権利が失われてしまいます。

最終取引日とは、最後に返済をした日(完済日)になりますので、借金完済から10年以内であれば、過払い金を請求することができるというわけです。

過払い金請求と時効についてはこちらの記事で詳しく解説をしています。

借金返済に長く苦しんでいる方は、任意整理だけではなく過払い金に関しても弁護士に相談してみるといいでしょう。

借金を元金だけ返済する債務整理の手続きまとめ

任意整理をおこなう最大のメリットは、「借金元金のみを返済すれば良くなる」ことでしょう。

返済の意思はあるが、利息や遅延損害金によって膨れ上がった借金を一度整理したいという人におすすめの方法です。

任意整理で満足のいく結果を導くためには、専門知識と交渉力が必要となります。交渉の際には、債務整理に強い弁護士に依頼するようにしましょう。

逆に、返済行為を継続するのが難しい人や借金そのものを減額したいという場合には、任意整理は向いていません。

自分の収入に見合っていないような高額な借金を抱えてしまっているのであれば、自己破産など別の方法を検討すべきでしょう。

いずれにしても、自分にはどの方法が向いているのか分からないという場合も、弁護士に相談することで最適な解決法をアドバイスしてもらうことができます。

借金を解決したいのであれば、1日でも早く専門家へ相談するように徹底してください。

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