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東京都江戸川で債務整理~結婚前に800万円の借金を自己破産で解決した38歳男性の体験談
今回は東京都江戸川区にお住いの志田さん(仮名)の債務整理体験談を紹介します。
江田さんのケースでは結婚を考えていた矢先、親族の保証人になっていたことから返済が困難になり自己破産を選択したケースです。
連帯保証人になったことで借金を背負うことになり、自己破産をすることになった人は多いです。
また、保証人が必要な借金は額が大きいケースが多く、自力で返済出来る方は多くはありません。
しかし、背負ってしまった多額の借金も債務整理をすることで再建を図ることは可能です。
参考にして下さい。
結婚前に800万円の借金を債務整理した東京都江戸川38歳男性の体験談
私は東京都江戸川区に住んでいる38歳の会社員で、妻と2人暮らしです。
結婚してもう12年になります。
実は結婚した頃はとても新婚気分に浸れないほど、お金に困っていました。
実は結婚資金として、学生時代からバイトでこつこつお金を貯め、両親からも少し援助してもらう予定でした。
ところが事業をしていた父の借金の保証人になってしまい私の貯金だけではとても払えない金額であったため、自己破産をせざるをえなくなったのです。
今の妻、その時の彼女とは、とても幸せな結婚生活を築けないと思い、思い切って別れようかと考えました。
しかし彼女は、まず自己破産の手続きをし、その後ささやかな披露パーティーをすればいいと言って、自分の両親を説得してくれました。
その後知人の弁護士から、債務整理に強い事務所を紹介してもらいました。
裁判所で破産宣告をし、免責が下りてからは借金から解放されたもののその後が大変です。
まずクレジットカードは最低5年間は作れず、もちろんローンも組めません。
しかも官報を見たのか、怪しげな業者からのDMも来ますが、これは弁護士から言われた通り、すべて処分しました。
自己破産をしても仕事に影響は出ないし会社にもバレなかった
幸い私は、自己破産がネックになる仕事ではありませんでした。
周囲にも気づかれずに、そのまま仕事をし、入籍して半年経ってから友人や身内を呼んでビュッフェスタイルのパーティーを開きました。
皆私たちを祝福してくれましたが、友人と雑談している時、車の購入からローンの話になりました。
その時、お前は住宅ローンをどうしているかと訊かれ、ちょっと戸惑いましたが、まだ当分賃貸に住むからと取り繕っておきました。
さて新婚生活に入ったものの、私の名義では最低5年間、最高10年間は金融機関との取引ができません。
そこで、妻にすべてまかせることにしました。
債務整理をしても妻の名義でクレジットカードを作ることは出来る
彼女も正社員として勤めていたため、自動車のローンやクレジットカード決済は、すべて妻名義の物に変えましたが、内心ひどく申し訳なく思っていました。
そして5年が経ち、消費者金融とクレジット系会社は利用できるようになったので、試しに自分名義のクレジットカードを申し込んでみることにしました。
最初に申し込んだ分は落ちましたが、2度目に申し込んだ分は無事に通り、ショッピング枠が30万円のカードを手に入れることができました。
ネットの記事で読んだのですが、クレジットカードはキャッシング枠をはずすと、通りやすいということで、キャッシング枠なしで申し込んでみたのです。
そして事業再開のめどが立った父も、迷惑をかけたということで、結婚5周年のお祝いを兼ねて食事に誘ってくれました。
また、バイクのローンを消費者金融で組み、妻の名義で引き落としていたプロバイダーの料金を、自分の名義に変更しました。
債務整理の経験から部下の借金問題へアドバイス
その後私は社内で昇格し、今までよりも責任ある仕事をまかされるようになりました。
その頃新しく部下になった入社3年目の社員が、私に相談を持ち込んで来ました。
何の話かと思っていると、お金を借り過ぎて払えず、どのようにしたらいいかわからないと言うのです。
何にそれだけ使ったのかと訊くと、ゲームだということでした。
私も課金ゲームについて、それほど詳しい方ではありませんが、自分で返済できる当てがないのに、あちこちから借りまくるのは如何なものかと思いました。
仕方ないので、かつて世話になった弁護士事務所を紹介して、そこで相談するようにと言っておきました。
すると彼は、任意整理するにしては収入が足りず、自己破産するしかないと言われたようです。
かなりしょげた様子だったので、ならば思い切って破産をして、人生をやり直してはどうかと言っておきました。
いささか冷たい言い方だったかもしれませんが、彼が自分の意志でお金を借りた以上、彼が自分で処理するしかありません。
当初は落ち込んでいた部下でしたが、結局自己破産をすることであっけなく借金問題は解決できたと話してくれました。
私と同じように生活を再建することが出来て、私も嬉しく思っています。
自己破産をしても住宅ローンを組むことは出来た
それからさらに2年が経ち、免責から10年が経過して、やっと銀行との取引ができるようになりました。
しかし自己破産の対象になった銀行は、利用するのはちょっと難しそうなので、地元の地銀にクレジットカードを申し込んでみたところ、こちらもキャッシング枠なしだったせいか、通ることができました。
普通10年取引がないと、ホワイトと呼ばれて、何か問題があって借金やローンを利用できない人とみなされ、その意味でかなり不安でした。
しかし、自己破産後最初に作ったカードの取引をきちんとしていたせいか、無事に通ることができました。
そして、カードを1年使った後、今度は住宅ローンを申し込むことが出来ました。
やっと家を持つことができるわけです。住宅といってもマンションですが、これで結婚当初から苦労させた妻にも、何とか恩返しができそうです。
両親もとても喜んでくれ、何だかやっと新婚気分を味わっているようでした。
債務整理をしたからといって人生が終わることはありません。
私や部下のように必ず人生はやり直すことができます。