債務整理と個人再生の違いについて

債務整理と個人再生の違いとは何なのでしょうか。

債務整理にはいくつかの手続きが存在しますが、それぞれの手続きを正しく理解できている方は少ないでしょう。
今回は債務整理と個人再生は何が違うのか。解説していきます。

任意整理=債務整理と認識している人も

債務整理とは、一言でいえば、借金を整理する手続きです。

広く一般に広まっている言葉ですが、慣用的に使われてきた側面が強く、いろいろな意味で使われています。

弁護士会の規程では、債務整理は、任意整理・特定調停・民事再生・自己破産の総称として使用されていますが、この理解が一番厳密なものだといえるでしょう。

債務整理という言葉は「任意整理」の意味で使われることがあり、混乱を招いていますが、上記の4つの手続きの総称のことを「債務整理」といい、任意整理や民事再生は、あくまでその中の手続きの一つと理解しておきましょう。

それでは任意整理と民事再生の違いについて簡単に説明していきます。

任意整理は、弁護士や司法書士の専門家を間にいれて、債権者と話し合ってもらい、支払い条件の変更について交渉し、和解をする手続きです。

手続きが簡単で、家族や職場にバレにくい点にあります。

はじめに弁護士等の専門家と相談すれば、あとは専門家にまかせておけば、

面倒なことはすべてやってくれますから、借金のことにわずらわされることなく生活ができます。

詳しくは任意整理の特徴とメリット・デメリットで解説しています。

任意整理をする事で借金がゼロになることも

任意整理の際、債務者の借入れ状況を調査しますが、その結果、過払金がでることがあります。過払金があれば借金が減額され、その結果、借入れがゼロになることも珍しくありません。

特に、平成19年以前の借入れが長い人は、早めに弁護士や司法書士等の専門家に相談してみることをお勧めします。

その際に注意が必要なのは、過払金で借金がゼロになっても、任意整理には変わりがありませんから、信用情報機関にはいったんその情報は登録されます。

信用情報については債務整理をするとブラックリストに名前や住所が載るの?で解説をしています。

ただし、借金をゼロにできる場合は、手続きが終わると、その情報は抹消されますので、ごく限定的なものといえるでしょう。

過払金で借金を返しきれなかった場合、通常の任意整理と変わらず5年間、情報が登録されます。

個人再生と債務整理の違いって?

民事再生とは、簡単に言えば、経済的に窮地に陥ってしまった、会社や個人の再建のために、借金の減額を行う手続きのことです。

民事再生のうち、個人の借金を整理する場合を「個人再生」と呼ぶことがあります。

債務整理でよく使われるのは「個人再生」のほうですが、この手続きも民事再生法という法律に定められています。

民事再生法に関してはwikipediaで解説されていますのでご参考ください。

テレビのニュース等で上場企業や有名な会社が民事再生法を適用したと、話題になる事があります。

民事再生は会社の手続き、個人再生は個人の手続きと思われがちですが、民事再生法は会社にも個人にも適用することができ、言い方が違うという認識で大丈夫です。

個人の場合は、会社より簡単な手続きですませることができるのですが、もともと会社の再建も視野に入れた手続きとして定められていますから、任意整理と比べ手続きが複雑なのがデメリットもあります。

費用もかさみ、債務者の手間もかかりますので、任意整理のように弁護士や司法書士に全ておまかせというわけにはいかないのが難点です。

個人再生については個人再生とは?メリットやデメリットは?で詳しく解説しています。

一方で、借金を大幅に減額した上、住宅を残すことができるので、住宅ローンを支払い続けている方や
すでにマイホームを持っている人には大きなメリットがある手続きです。

住宅を持っていて、それを手放したくない人向けの手続きといえるでしょう。

債務整理と個人再生の違いまとめ

任意整理は専門家と債権者との話し合いで済むため、手続きが簡単に済みますが、民事再生は裁判所が関与するため手続きには相当の手間と時間がかかります。

さらに、民事再生の場合、自己破産と同じように官報に、氏名・住所などが掲載されることもデメリットの一つです。

官報を読む人は、ごく一部に限定されますから、掲載されたからといって、大きなデメリットはないのですが、一応知っておいたほうがいいでしょう。

いずれにしろ個人再生を選択するかどうかは専門家に相談をして判断を仰ぐのが1番です。

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