「貧乏生活が本当に辛い…」
「貧乏生活を抜け出したい!まずは何をすれば良い?」
あなたはこんな疑問を持っていませんか?
貧乏生活に陥ってしまう原因は、人それぞれです。
貧乏生活を抜け出すには生活改善が必須ですが、そもそも貧乏=不幸とは限らないため、考え方を変えるのもひとつの手だと言えるでしょう。
この記事では、貧乏生活で苦しんでいる人に向けて、以下の情報について解説します。
- 貧乏生活に陥る人の特徴
- 貧乏生活を抜け出す方法
- 借金を負っている場合の対処法
辛い生活から抜け出せますので、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
貧乏生活で辛い人に共通する3つの特徴
貧乏になる原因は、低収入だけではありません。収入が人並みにあっても、常にお金に困ってしまう人もいるでしょう。
いずれにせよ、貧乏生活に陥ってしまう人には次のような特徴があります。
- 生活コストが高い
- 見栄にお金を使ってしまう
- 借金癖がある
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
1. 生活コストが高い
借金生活が辛い原因の1つ目は、生活コストの高さです。
一度上げた生活水準はなかなか下げられません。生活水準がそれなりに高かった人が、収入が下がっても生活水準を下げられず貧乏に陥ってしまう例も多いですね。
収入が低いのであれば、それに合わせて生活費を抑えるべきです。
例えば、収入が少ないのに車や保険などの固定費を支払っている人は要注意。保険で月1万円、自動車で月2,5万円払っていたとすると、年間で42万円もの支出になります。
このように、生活にコストがかかる人は収入があってもなくても貧乏生活に陥ってしまいがちです。
2. 見栄にお金を使ってしまう
借金生活が辛い原因の2つ目は、見栄にお金を使ってしまうことです。
友人が良いブランド品を身につけている、同僚が自分よりも良い車に乗っている…。このように、多くの人に関われば関わるほど、見栄にお金を使ってしまう傾向が強くなります。
しかし、ブランド品や高級車など見栄に使ったお金というのは、実は他人のために使わされているお金です。
物欲が激しい人は、一旦冷静になって「本当に自分自身が欲しいものなのか」「他人に欲しいと思わされていないか」を考える必要があるでしょう。
3. 借金癖がある
借金生活が辛い原因の3つ目は、借金癖です。
本来、お金がないのなら買い物はできません。しかし、近年ではクレジットカードやカードローンなどお金を気軽に借入できる手段が増え、その結果自分の返済能力以上に借入してしまう例も増えています。
借金をすると、常に利息を取られます。借金をしている人は、それが自分を貧乏にして貸し手を豊かにしている行為であることを自覚しましょう。
余談ですが、お金持ちはよく借金をしていると言われています。
しかし、お金持ちは事業投資や不動産投資など「増やす」ための借金が多いの対し、貧乏人は「使う」ための借金が多いという点が大きく異なります。
辛い貧乏生活を抜け出すための5つの方法
貧乏生活を抜け出す方法は、次の5つです。
- 収支を見直す
- 固定費を削減する
- 無駄遣いをなくす
- 資産運用を行う
- 国の制度を活用する
生活状況によって、取るべき方法は異なります。それぞれ順に見ていきましょう。
1. 収支を見直す
毎月の支出を管理していないなら、必ず収支の見直しを行いましょう。
支出は見えないところで積み重なっているものです。特に、クレジットカードなどのキャッシュレスを利用している人は、知らず知らずのうちに支出がかさみがちです。
とはいえ、家計簿を付けるのはよほどマメな人でない限り難しいですので、以下のような収支管理アプリを活用しましょう。
- マネーフォワード ME
- Zaim
- Moneytree
上記のアプリを利用すれば、銀行口座やクレジットカードを登録するだけで収支を簡単に管理できます。
アプリを導入したら、減らせそうな支出はないか毎月チェックしましょう。特に重要なのは、支出が先月を下回るよう意識することです。これを繰り返していくと、自然と生活費は下がっていきますよ。
2. 固定費を削減する
収支管理を始めたら、真っ先に行うべきは固定費の見直しです。
固定費は毎月かかるものですから、ほったらかしにするとどんどん家計を圧迫してしまいます。逆に固定費を一度見直すだけで、年間を通じてグッと支出を抑えられますよ。
主な固定費の削減方法としては、次のようなものが挙げられます。
- 携帯を格安SIMに変える
- 乗っていない車を売却する
- 保険を必要最低限にする
- 使っていないサブスクリプションを解約する
携帯を格安SIMに変えることは気軽に取り組めて、非常に節約効果の高いおすすめの方法。
他にも、車や保険はやや面倒に感じるかもしれませんが、その分節約効果も大きいです。特に、月に車と保険だけで4〜5万円以上支払っているような人は、改善の余地ありですね。
その他にも、余計なサブスクリプションは極力削減していきましょう。
3. 無駄遣いをなくす
固定費を見直したら、さらに節約するため無駄遣いをなくしましょう。
無駄遣いとは、主に次のようなものが当てはまります。
- コンビニを使わない
- 外食の頻度を減らす
- お菓子や間食をなくす
- 水筒を持ち歩く
コンビニは便利ですが、あらゆる物が高いので極力使わないようにしましょう。
また、人によっては食費で出費が大きくなっている場合もあります。外食は自炊よりも高くつきますし、お菓子は健康を害して将来的に医療費がかさむ原因にもなるため、できるだけ避けた方が良いです。
外出時はコンビニや自動販売機を使わず、水を持ち歩きましょう。
4. 資産運用を行う
少し経済的に余裕が出てきたら、資産運用を考えましょう。
未だ銀行にお金を預けている人も多いですが、銀行預金の金利はせいぜい0.001%程度です。これではお金が増えないため、投資でお金を増やすことを考えなければいけません。
特におすすめなのは「インデックスファンド」と呼ばれるものです。
インデックスファンドとは、一定の指数に基づいて運用が行われるファンドのこと。例えば、S&P500というインデックスファンドなら、米国経済全体にまとめて投資できます。
なお、銀行の窓口で購入すると高額な購入手数料が取られてしまいますので、必ずネット証券を開設しましょう。積立NISAやiDecoなどの優遇税制を利用すれば、さらにお得に資産運用できますよ。
5. 国の制度を活用する
生活が困窮しているなら、生活福祉資金貸付制度を活用しましょう。
生活福祉資金貸付とは、低所得者が無利子で融資を受けられる制度のことで、融資から返済までに1年間の猶予が設けられています。
その間に生活を立て直し、その間に就職先やアルバイト先を探すといったことも可能ですよ。
なお、生活福祉資金貸付を利用するには、低所得者であることが条件です。
とはいえ、低所得者の基準は自治体によって異なります。東京を例にすると、単身世帯で年収360万円以下の人が対象となっています。
生活が苦しいなら、お住まいの自治体の「協議会」に申請してみましょう。
借金生活を送っている人は債務整理を検討しよう
借金を抱えて貧乏生活を送っているなら、債務整理を検討しましょう。
債務整理とは、借金を返済できなくなった人を救済する制度で、合法的に借金を減らせる唯一の方法です。
この項では、以下の3点について解説します。
- 債務整理の概要
- 債務整理のデメリット
- 債務整理を行う方法
1. 債務整理の概要
債務整理は借金を減額する方法の総称で、実際には以下3つの手続きに分けられます。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれどのような人に向いているのか詳しく解説します。
任意整理
任意整理は次のような人におすすめです。
- 借金額が比較的少ない
- ある程度安定した収入がある
- カードローンやリボ払いが原因で借金を負った
任意整理では、借金の利息部分のみ免除されます。大口の借金には向きませんが、カードローンやリボ払いなど高金利の借入には有効だと言えるでしょう。
債務整理の対象を選べるため、残したい借金だけ支払いを続けられるのも他にないメリットです。
任意整理については「任意整理のメリットとデメリット~債務整理で1番多い手続きの注意点」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
個人再生
個人再生がおすすめなのは次のような人です。
- 借金額が比較的多い
- ある程度安定した収入がある
- 住宅を残しながら借金を解決したい
個人再生では、借金の大部分が減額されます。例えば、500万円の借金でも100万円程度まで圧縮できるため、任意整理より大口の借金に適します。
一方で、原則3年間での返済となるため、毎月の支払額の調整はできません。
基本的に債務整理の対象は選べませんが、住宅ローンだけは「住宅ローン特則」によって支払いを続けることが可能です。
個人再生については「個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
自己破産
自己破産は次のような人におすすめです。
- 借金額が多い
- 収入がほとんどない
- 失う財産をあまり持っていない
自己破産では借金のすべてが免除されます。しかし、支払い不能でないと認められませんし、手続き後は生活に必要な財産を除いて差し押さえられるため、デメリットも非常に大きいです。
基本的に、任意整理や個人再生でも解決できない場合の最終手段と考えておきましょう。
自己破産については「旦那の借金で債務整理をするとどうなる?マイホームは処分される?」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.債務整理のデメリット
債務整理は借金が減額・免除されますが、当然デメリットもあります。
最たる不都合は、信用情報に「事故情報」が登録されること。俗に言うブラックリストのことですね。
以下は、ブラックリストに登録される期間(完済からカウント)をまとめた表です。
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
CIC | 5年 | 5年 | 7年 |
JICC | 5年 | 5年 | 5年 |
KSC | 5年 | 5年 | 10年 |
ブラックリストに載ると、具体的には次のような弊害があります。
- 新たな借入ができなくなる
- クレジットカードが使えなくなる
- 保証人になれなくなる
どれも決して小さくないデメリットです。
しかし、借入やクレジットカードは制限されても生活できますし、むしろ借金の再発を防げるためメリットと捉えることもできます。
したがって、ブラックリストに載ることを恐れて滞納を続けるより、早めに債務整理に着手した方が賢明だと言えるでしょう。
3.債務整理を行う方法
債務整理を行う際は、必ず弁護士・司法書士に相談しましょう。
確かに、債務整理手続きは個人でも可能です。しかし、書類の作成や債権者の交渉を法律の素人が行うのは容易なことではありません。
きちんと専門家に依頼すれば、スムーズに手続きを進められますよ。
なお、弁護士費用がなくても多くの法律事務所は後払い・立替払いに対応していますので、諦める必要はありません。
貧乏生活で辛い人は生活を改善しよう!
貧乏生活で苦しい人は、生活を改善することが最重要です。
生活が苦しい原因は、生活コストが高かったり見栄を張ったりしてしまう部分にあることが多いです。まずは収支を見直し、生活を改善することを考えましょう。
生活を少しずつ変えていけば、必ず良い方向に向かうはずです。
最後に、貧乏生活から抜け出す方法をおさらいします。
- 収支を見直す
- 固定費を削減する
- 無駄遣いをなくす
- 資産運用を行う
- 国の制度を活用する
借金を抱えたことで生活難に陥っている人には、債務整理を強くおすすめします。
債務整理は難しい手続きのように思えますが、弁護士や司法書士に相談すればあなたに状況に合わせた方法を提案してくれます。
無料で相談を受け付けている事務所も多いため、借金による生活苦に悩んでいるならぜひ相談してみてください!