リボ払いの借金地獄と債務整理

いまではクレジットカードは、わたしたちの生活にはなくてはならない存在です。

日本クレジット協会が公表している統計資料では、日本で発行されているクレジットカードは、2億7,000万枚を超えています。

18歳以上の日本人は1億人をちょっと超えるくらいですので、平均すれば1人が2.7枚のクレジットカードを持っている計算になります。

クレジットカードは、便利な決済手段ですが、使いすぎれば「後からやってくる請求額が大きすぎて」びっくりすることもあります。

「リボ払い」は、そのようなトラブルを回避する方法としてとても便利です。

リボ払いで決済すれば、その月の利用額に関係なく、毎月の支払額を「一定額」にすることができるからです。

しかし、便利なものには必ず落とし穴があります。

実際にも、リボ払いを利用しすぎて借金地獄から抜け出せないという人はたくさんいるようです。

リボ払いの支払いのために、消費者金融から借入をしてしまい、状況がさらに深刻になってしまったというケースも珍しくありません。

そこで、この記事では、リボ払いが原因の借金地獄から脱出するための方法について解説します。

「もう何年もずっと返済しているのにリボ払いが終わらない」

「リボ払いの手数料が高くなって支払いが苦しい」

「リボ払いの請求額が高くなって返済できなくなった」

という人は参考にしてみてください。

また、『リボ払いでなら支払っていけるが、毎月の返済額が増えるだけで生活に影響が出る。』

『月末になると生活費が足りず、消費者金融やキャッシングを利用してしまう。』

このような状態の方は、既に黄色信号が点滅している危険な状態です。

手遅れになる前に今すぐ専門家に相談して下さい。

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それでは解説をしていきます。

「リボ払い」でのショッピングは借金と同じ

クレジットカードでの買い物は、「一括払いでの決済」を除いては、「借金をして買い物をした」のと基本的にはかわりません。

借金には利息が発生するように、クレジットカードでの3回以上の分割払いやリボ払いにも、「手数料」が発生します。

利息と手数料は、呼び方は違いますが、実質はまったく同じものです。

クレジットカードの手数料額(率)も、銀行カードローンの利率とほぼ同じレベルです。

リボ払いは、「分割払いよりも不利」な決済手段

リボ払いは、一見するととても便利な決済手段です。

しかし、次の2つの点で、リボ払いは分割払いよりも利用者にとって不利な支払い方法といえます。

リボ払いでは、1回払いでも手数料が発生することがある
リボ払いでは、完済までに支払う手数料総額が分割払いよりも多くなる

クレジットカードの契約においては、リボ払いでは1回で決済できる場合にも手数料が発生することがあります。

最近では1回で完済できる支払いには手数料を発生させないクレジットカード会社も増えていますが、2回払いまでは手数料無料である分割払いに比べれば、不利な条件です。

また、リボ払いは、分割払いよりも1回あたりの返済額が少なくなります。

「1回あたりの返済額が少ない」ことは、利用者にとって有利なように見えますが、実際には逆です。

1回あたりの返済額が少なければ、返済期間が長くなる(支払い回数が多くなる)ので、最終的に支払う手数料の額も多くなってしまうからです。

また、毎月の支払額が少なければ、「その月の利用額の方が支払い額よりも多くなる」可能性も高くなります。

「利用額>支払い額」という状況が続けば、利用総額は減りませんから、リボ払いを完済することはできないわけです。

完済できない限り手数料も永遠に支払い続けなければいけません。

利用者に優しい仕組みであるようにみえる「リボ払い」ですが、実際には、「クレジットカード会社が長期間手数料を取り続けやすい支払い方法」なのです。

わかりやすくいえば、「リボ払い」に切り替えてくれる人には「多くのポイントを還元」しても十分な利益が出るくらい、カード会社に有利な返済方法なのです。

「リボ払い」が支払えないときにやってはいけない3つの対応

「リボ払いの支払いができない」という状況はとても危険です。

毎月の支払い額を抑えているのにもかかわらず、支払いができないということは、家計状況がかなり悪化している可能性が高いからです。

また、「リボ払いの請求額があがったことで払えなくなった」という場合には、すでに利用残額がかなり高額になっている可能性が高いです。

ほとんどのリボ払いは、利用残額が一定額に達すると返済額も高くなる「残額スライド制」を採用しているからです。

リボ払いの返済に行き詰まってしまったというときには、早急に対策を講じる必要があります。

借金問題を後回しにすればするだけ事態は深刻化し、取れる対応策も減っていきます。

問題を先送りにしても、自分で自分を追い込んでしまうだけなのは間違いありません。

1人で悩み続けるのではなく、今すぐ相談することをおすすめします。

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リボ払いに行き詰まったときにやってはいけない対処法

リボ払いに限らず、クレジットカードの支払日にお金が足りなければ、誰でも焦ってしまいます。

支払いを滞納すれば、カードが使えなくなるだけでなく、カード会社から取立てされてしまうからです。

「会社に電話されたら困る」、「カードの滞納を家族に知られたくない」と慌てて間違えた対応をしてしまうことも少なくないようです。

たとえば、カードの支払いができないときでも、次のような方法で対処することは絶対にやめるべきです。

消費者金融などの他の金融機関から借金してリボ払いの請求額を支払う
ヤミ金などでお金を工面する
クレジットカードで換金目的の買い物をして売却代金でカードを支払う

カードの支払いのために消費者金融などからさらに借金をする行為(自転車操業)はとても危険です。自転車操業をすると、翌月以降の返済の負担は必ず重くなるからです。

年15%程度の手数料の支払いを、年18%の借金で借り換えることは、条件的にも不利な借り換えにもなってしまいます。

自転車操業の多くは、最終的には借金をさらに増やして破綻してしまっていることは、知っておきましょう。

ヤミ金からの借り入れは、消費者金融以上からの借金以上に危険な行為です。

「今日・明日の返済日にお金がない」というようなケースでは、消費者金融などでは審査に間に合わないとヤミ金に駆け込む人も珍しくありません。

「数万円くらいならヤミ金から借りてもすぐに返せる」と考える人もいるかもしれませんが、ヤミ金から借りる金額に多いも少ないもありません。仮に1万円しか借りなかったケースであっても、「ヤミ金は貸したお金を返済させてくれない」からです。

「返済させなければヤミ金も困るのではないか」と思う人もいるかもしれません。しかし、「1万円を貸して、5万円、10万円の利息を払わせる」ことが目的のヤミ金にとっては、1万円を完済されたら困るのです。

ヤミ金に関わることはリスクでしかありません。最近では、「個人間融資」を装ったヤミ金業者も増えています。見かけや最初のソフトな対応などで騙されないように注意しましょう。

クレジットカードを複数持っている人であれば、JCBカードの支払い額を工面するために、セゾンカードで購入した商品を換金することを考える人もいるかもしれません。

しかし、このようなクレジットカードの現金化は、カード契約で禁止されている行為です。

規約違反の取引をカード会社に知られれば、カードが強制解約され、残額を一括請求されてしまいます。

またあるカードが強制解約となれば、他のカードも強制解約となる可能性も高くなります。

カードの強制解約は、ブラック情報として信用情報に登録されてしまうからです。

リボ払いが苦しいという状況では、カード会社から毎月信用情報をチェックされているケースも少なくないので、他社の強制解約は、すぐに知られてしまう可能性もかなり高いといえるでしょう。

関連記事⇒闇金の借金は債務整理できる?弁護士や警察に相談をする前の注意点

「リボ払い」が原因の借金地獄から抜け出すための5つの方法

いくら返してもリボ払いが終わらないという「借金地獄」、「リボ地獄」から抜け出すには、次のような対応をとることが考えられます。

繰り上げ返済の実施
ボーナス払いへの切り替え
低金利の借金での借り換え
家族などからの支援
債務整理

リボ払いの借金地獄脱出法の基本は繰り上げ返済

リボ払いが終わらないことの一番の原因は、「毎月の返済額が少ない」ことです。

したがって、「毎月の返済額を増やす」ことが、「リボ払いを脱出する」、「リボ地獄を回避(予防)する」ための最も基本的な対処法といえます。
「繰り上げ返済」とは、毎月の支払い日の返済(約定返済)に付け加えて、さらに返済を実施することをいいます。カード会社によっては、任意返済・随時返済と呼ぶこともあります。

繰り上げ返済の実施によって、利用残額を早く減らすことができれば、その分だけ支払う手数料(利息)も押さえることができます。

利用残額によっては、毎月1,000円の繰り上げ返済を実施するだけでも、完済までの手数料総額が数万円減ることも珍しくありません。

とはいえ、繰り上げ返済にかかる振込手数料などを加味すれば、1,000円の繰り上げ返済は現実的ではないことが多いでしょう。

「毎月5,000円の繰り上げ返済を実施する」ことがひとつの目標といえます。

リボ払いをボーナス(1回)払いに切り替える

リボ払いで決済したもの(商品)の中に、家電などの高額商品があるときには、ボーナス払いへの切り替えができる場合があります。

ボーナス1回払いには、手数料が発生しないので、支払総額を大幅に減らせる場合もあります。

また、ボーナス払いの時期まで、「支払いを先延ばしすることができる」のも、「手持ちのお金に余裕がない」人にとっては魅力的です。

ただし、「小さい買い物の蓄積でリボ払いが苦しい」ケースではこの方法は利用できません。

低金利の借金での借り換え

リボ払いよりも負担の小さい借金で借り換えることができれば、支払い額をいまよりも少なく出来るケースもあるでしょう。

実際にも、ろうきんや共済から低金利で融資は、クレジットカードやカードローンの返済に行き詰まった人の解決方法として選択されることは少なくありません。

これらの融資で適用される利率は、年6%前後なので、クレジットカード手数料やカードローンの金利に比べて遙かに低いものです。

しかし、ろうきん、共済といった非営利の組織以外からの借り入れは、あまりオススメできません。

民間の金融機関でも金利の安いローンはありますが、これらは「多額の借金」を前提にしている場合がほとんどです。

どんなに金利が下がったとしても、50万円の借金の返済のために、200万円借金するといった対応は、リスクの方が大きくなる可能性が高いといえるでしょう。

家族などの支援を受ける

家族などの支援を受けて溜まってしまったカードを支払うことは、最も安全な解決方法です。

通常であれば、家族からお金を借りるときには、利息も支払期限もないからです。また、借金問題の解決には家族などの周囲の人のサポートが金銭面以外の点でも有効なことが少なくありません。

しかし、「家族から支援を受けることは避けたい」と考える人は多いかもしれません。何の説明もなしに、家族からお金を借りることは簡単ではないからです。

「カードの使い道を家族には知られたくない」場合もあれば、「カードが返せなくなったことを知られたくない」ということもあるでしょう。

また、家族からお金を借りたくでも「家族にも余裕がない」ということもあるかもしれません。

債務整理

リボ払いからの脱出は、原則としては繰り上げ返済で対応するのが基本です。他の方法では、高いリスクが生じる可能性もあるからです。

たとえば、ボーナス払いでは、予想した金額よりもボーナスが少なくなる可能性があります。

借り換えも、思ったよりも金利が下がらない、金利を下げるために多額の借金を背負ってしまうというリスクがあるからです。

逆に、「繰り上げ返済で解決できない」、「そもそも繰り上げ返済する余裕がない」というときには、返済の行き詰まったリボ払いは、「自力では解決不可能な金額」である可能性が高いといえます。

毎月5,000円の繰り上げ返済を実施できない状況は、すでに家計が破綻しかけているケースであることがほとんどだからです。

また、「返済額を増やしてもリボ払いがいつまでも終わらない」というときには、利用残額が収入に対して大きすぎることを意味しています。

これらの場合には、「債務整理」することで、リボ払いの問題を根本的に解決することができます。

借金やリボ残額を減らすことができる解決方法は「債務整理だけ」です。

「債務整理するとデメリットが・・・」と気になる人もいるかもしれません。

しかし、自力で完済できないリボ払いを抱え込んだ場合にもさまざまなデメリットが発生します。

ほとんどのケースでは、リボ払いを抱え込んだときのデメリットよりも、債務整理で解決したときのデメリットの方が小さくなります。

また、手持ちのお金がなくても、債務整理を行うことは可能です。

弁護士・司法書士の費用は分割で支払うことができるからです。

債務整理を依頼すれば、毎月のリボ払いは当面返済中止となるので、この間に弁護士・司法書士費用の支払いに対応することができます。
関連記事⇒債務整理の費用を後払いや分割できる法律事務所と自己破産や任意整理の相場

まとめ

「リボ払い」は、利便性とリスクを併せ持った決済手段です。

利用の仕方を間違えると、「いつまでも返済が終わらない借金地獄、リボ地獄」に陥ってしまうことも珍しくありません。

「リボ払いが苦しい」、「今月のリボ払いが支払えない」ことは、破綻がすぐそこまで来ていることを示す重要なサインです。

借金やクレジットカードの問題は、早期に対処すれば、コストもデメリットも小さく抑えて解決することができます。

また、債務整理の相談は、ほとんどの弁護士・司法書士が「無料相談」を実施しているので、手持ちのお金がなくても受けられます。

「リボ払いが終わらない」、「返済が続くのが辛い」と感じたときには、1日でも早く弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。

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