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ジャックスの借金は債務整理をする事ができる?
クレジットカード会社として有名なジャックス。
ショッピングはもちろんキャッシング枠もあり日常的に使いやすいため、様々な支払いをジャックスのカードで済ませているという人も多いようです。
ジャックスはもともと北海道の信販会社。
一時期はかなりの高金利でキャッシングサービスをおこなっていたため、過払い金でもよく話題に取り上げられますね。
ジャックスの利用金額や借金に困っている人からすると、やはり過払い金や債務整理の対応は気になるところ。
とくに、「過払い金は10年で時効を迎える」と言われていますので、急がないといけないのでは?と焦ってしまいますよね。
今回はジャックスの支払いにお困りの人へ、債務整理の対応や実際にどの程度負担が減るのかをご紹介したいと思います。
また、『現実的に今の収入で借金を完済するのは厳しいのは理解しつつも、後回しにしてしまっている。』
『利息だけ支払っているだけで、1年以上借金の元本が減っていない。もしくは増えている。』
このような状況に陥っている方は、すでに黄色信号が点滅している危険な状態です。
手遅れになる前に、弁護士や司法書士に相談を行ってください。
それでは解説をしていきます。
ジャックスとは?
クレジットカード以外にも様々な金融サービスを提供しているジャックス。
まずはどのような会社なのか、簡単にまとめてみましょう。
ジャックスは1954年に北海道函館市で創業した信販会社。
クレジット、オートローンの取扱高はオリエントコーポレーション(オリコ)に次いで国内シェア第2位となっています。
1974年に東京進出し、その後2008年には三菱東京UFJ銀行の関連会社に。
現在は三菱UFJニコスの個別割賦事業を受け継ぎ、三菱東京UFJ銀行が提供するローンの信用保証業務もおこなっています。
ニコスやアコムとちがって、あくまでも持株比率50%未満の関連会社なので、三菱東京UFJ銀行とはある程度距離を置いた企業活動をおこなっているようですね。
そのため、銀行系クレジットカードといった言われ方はされていません。
ジャックスでの過払い金は?
ジャックスでは、過去に29%という高金利で貸し付けをおこなっていたことがありますので、高額の過払い金が発生している可能性も!
過払い金請求はどのようになっているのでしょうか?
1997年2月に金利の引き下げをおこなっているため、それ以前からの利用者であれば過払い金が発生している可能性が高いようです。
ただし、過払い金が発生するのはあくまでもキャッシング利用者のみ。
クレジットカードのショッピング枠は利息制限法の適用外ですので、どんなに高い金利を支払っていたとしても過払い金は発生しないということを覚えておきましょう。
ちなみに、金利引き下げからすでに20年が経過しています。
過払い金の消滅時効は、完済から10年。
10年以上前に完済している借金に関しては過払い金請求ができませんので、こちらも気を付けてください。
まだ時効を迎えていない場合には、急いで弁護士や司法書士へ相談しましょう!
ジャックスの債務整理実績
では、ジャックスの債務整理について、どのような結果になるのかをチェックしてみましょう。
ジャックスの債務整理実績を公開している法律事務所では以下のようになっています。
大阪府大阪市中央区難波2-3-7
電話番号:0120-122-370
受付時間:9時~19時
・過払い金請求
裁判をおこなわなくても、話し合いによる交渉のみでほぼ満額の返還が可能です。
しかし、そもそもジャックスは金利の引き下げがほかの貸金業者やクレジットカード会社と比べると非常に早く、過払い金が発生している人じたいが少なくなっています。
とは言え、対応自体は良く、過払い金が発生している場合には手続きはスムーズに進むでしょう。
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
東京都渋谷区神南1-15-3 神南プラビル504
電話番号:0120-631-625
受付時間:平日9時~21時、土曜日10時~16時
・任意整理
60回(5年)の長期分割払いが可能。
支払い総額によって変わりますが、100万円以下は60回が目安となります。
将来利息のカットや滞納者の債務整理にも柔軟に対応してもらえます。
・実績
債務整理前:キャッシングで27万6,015円、ショッピングで39万4,665円
債務整理後:話し合いによる交渉で合算額67万680円のみを分割返済
初回10,680円、以後55回12,000円の支払い
話し合いの交渉にはかなり柔軟に対応してくれるようですね。
任意整理でも過払い金でも、訴訟に発展するケースはほとんど見当たりません。
返済までの期間が長くなってしまってもいいから、今よりも軽い負担で完済を目指したいという場合には任意整理がおすすめです。
借金元金そのものを減らしたい場合やそもそも返済じたいが難しい場合には、そのほかの借金とまとめて個人再生・自己破産と言った手続きを検討しましょう。
ジャックスの債務整理、注意したい点は?
ジャックス利用者が債務整理をする場合、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
とくに気を付けたいのが、“賃貸保証サービス”を利用している人です。
この場合には、ジャックスを相手に債務整理をしていなかったとしても、債務整理が影響してしまう可能性も。
賃貸保証サービス利用者はクレジットカードの利用停止に注意!
ジャックスの事業の一環として、賃貸物件の家賃保証サービスがあります。
賃貸物件の中には、保証会社へ加入することが入居の条件となっているところも。
現状、問題なく家賃を支払っているとしても、債務整理でジャックスのクレジットカードが利用できなくなってしまうと、家賃の支払いができなくなってしまいますね。
このような場合は、大家さんに別の支払い方法が可能か相談しましょう。
ジャックスのような信販系の保証会社は、信用情報機関に登録されている債務整理の情報をチェックすることができるので、家賃保証の審査にも債務整理が影響してしまいます。
信販系以外の保証会社であれば、審査時に債務整理が影響することはないので、信販系以外の保証会社を利用できるか確認してくださいね。
ちなみに、家賃を滞納していなければ、保証会社のクレジットカードが使えないという理由で物件を追い出されるようなことはあり得ませんのでご安心を。
ジャックスと債務整理まとめ
クレジットカード以外にもローンや家賃の保証会社としての事業も行っているジャックス。
そのため、ジャックス相手に債務整理をする場合には、借金以外の部分に影響がでることも。
とくに家賃保証を利用している人は、別の支払い方法を大家さんと協議する必要があるので注意しましょう。
ジャックスじたいの債務整理の対応は非常によく、訴訟へ発展するケースも稀です。
ただ、金利の引き下げからすでに20年が経過していますので、過払い金は時効を迎えてしまっている可能性が高いようです。
過払い金請求も含めて、債務整理を検討している人は今すぐ弁護士や司法書士へ相談するようにしましょう。