【危険】借金滞納するとブラックリストに載る?条件や期間、借金解決の方法について解説

「借金を放置するとブラックリストに載る?」
「どのくらい放置するとダメなの?詳しい条件について知りたい!」

あなたはこんな疑問を持っていませんか?借金を滞納するとブラックリストに載りますが、細かい条件は状況によって変わってきます。

この記事では、借金滞納でブラックリストに載るのが心配なあなたに向けて、以下の情報について解説します。

  • ブラックリストとは
  • ブラックリストに載る条件
  • 滞納してしまった借金の解決方法

この記事の内容を知らないと、知らず知らずのうちにブラックリスト入りしてしまう可能性もありますので、ぜひ最後までご覧ください!

Contents

そもそもブラックリストとは

いきなりですが、実はブラックリストというリストは存在しません。

借金を延滞したり、債務整理手続きを行ったりすると、信用情報機関に「事故情報」というものが登録されます。この状態を一般的に「ブラックリスト」と呼んでいるのです。

なお、信用情報機関には以下の3種類があります。

信用情報機関
  • JICC(株式会社日本信用情報機構)
  • CIC(株式会社シー・アイ・シー)
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)

信用情報機関は情報共有しているため、一箇所で事故情報が登録されると、すべての信用情報機関でブラックリスト入りしてしまいます。

借金をするとブラックリストに載る?登録される3つの条件

借金延滞するとブラックリストに載るというのは分かっていても、具体的な条件については知らない人が多いでしょう。

ブラックリストに載る条件としては、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 借金を2〜3ヶ月以上滞納した
  2. 代位弁済が行われた
  3. 債務整理手続きを行った

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 借金を2〜3ヶ月以上滞納した

借金を2〜3ヶ月滞納すると、ブラックリストに載る可能性があるので注意です。

細かい条件は信用情報機関によって異なり、次のように分かれています。

信用情報機関条件
JICC3ヶ月以上
CIC61日以上、または3ヶ月以上
KSC61日以上、または3ヶ月以上

ただ、先ほども解説した通り、信用情報機関は情報を共有しています。つまり実際には、61日以上滞納した時点でブラックリストに載ってしまう可能性は高いでしょう。

2. 代位弁済が行われた

代位弁済が行われると、確実にブラックリストに登録されてしまいます。そもそも「代位弁済」とは、借金を借りている本人が返済できなくなったとき、保証会社が代わりに返済することです。

代位弁済は次のような流れで行われます。

代位弁済の流れ
  1. 債権者からの督促がくる
  2. 保証会社が債権者に代位弁済する
  3. 保証会社が債務者に立て替えた分を請求する

借金を放置していると、いずれ保証会社による代位弁済が行われ、ブラックリストに載ってしまうでしょう。

3. 債務整理手続きを行った

債務整理手続きを行った際も、ブラックリストに登録されてしまいます。

そもそも「債務整理」とは、借金を合法的に減額・免除して債務者を救済する制度のこと。手続きは、主に以下の3種類に分けられます。

主な債務整理手続き
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

どの手続きを選んでも、ブラックリストに載ることは変わりありません。

つまり、借金を負ってしまった場合、滞納しても債務整理してもブラックリストに登録されてしまうということです。

借金を滞納してブラックリストに載る5つのリスク

ブラックリスト入りを恐れるものの、具体的にどういった弊害があるのか理解していない人も多いでしょう。

ブラックリストに載るリスクは、主に次の5つです。

  1. 借入や住宅ローンが利用できなくなる
  2. クレジットカードが使えなくなる
  3. 各種分割払いが使えなくなる
  4. 借金の保証人になれなくなる
  5. 賃貸契約できないケースもある

それぞれの弊害について、順に見ていきましょう。

1. 借入や住宅ローンが利用できなくなる

1つ目のリスクは、借入ができなくなること。ブラックリストに載ると、各種金融機関から返済能力を疑われてしまい、審査に極めて通りにくくなります。

もちろん、絶対に審査に通らなくなるわけではありません。

しかし、ブラックリストに載ると、カードローンや住宅ローンなどは基本的に利用できないと考えておきましょう。

2. クレジットカードが使えなくなる

2つ目のリスクは、カードが使えなくなること。クレジットカードは決済手段として用いる人も多いですが、支払いを立て替えているため、借入と同じ扱いです。

ブラックリストに載っている人は基本的にカードが使えませんし、現在使っているカードも更新時には使えなくなってしまうでしょう。

3. 各種分割払いが使えなくなる

3つ目のリスクは、各種分割払いができなくなること。

ブラックリストに載ると、カード会社や信販会社から返済能力を疑われてしまうため、基本的に分割払いはできません。

特に、携帯やパソコンなど高額な物を購入する際は、分割払いが使えないと不便に感じてしまうでしょう。

ブラックリスト入りしたら、高額な物を購入するのにしっかり資金を揃えなければなりません。

4. 借金の保証人になれなくなる

4つ目のリスクは、借金の保証人になれなくなること。

借金の保証人になれなくても、日常的に困る場面は少ないですが、奨学金を借入する際は注意しましょう。というのも、奨学金の借入には「原則両親を保証人にする必要がある」からです。

親が保証人になれなくても「機関保証」を利用すれば借入可能ですが、毎月保証料を取られるため、返済負担が増えてしまいます。

5. 賃貸契約できないケースもある

5つ目のリスクは、賃貸契約できない可能性があること。

賃貸契約の際は、保証会社での審査が必要だったり、家賃の支払いがカードでしかできなかったりするケースもあります。このような場合、ブラックリストに載っている人は賃貸契約できません。

ブラックリスト入り後に賃貸契約する場合、不動産会社に事実を伝えておく必要があるでしょう。

借金滞納でブラックリストに載る期間

ブラックリストに登録される期間は、およそ5〜10年間です。

実際の期間はブラックリストに載った原因によって異なり、詳細は以下のようになります。

ブラックリストの原因期間
延滞5年
代位弁済5年
債務整理5〜10年

いずれも「延滞解消」または「完済」からカウントされる点に注意しましょう。

たとえば、債務整理の場合は手続きから5〜10年ではなく、手続き後完済から5〜10年となります。

放置すると危険!借金地獄から抜け出す3つの方法

借金を放置するとブラックリストに載りますが、適切な解決方法がわからず、夜も眠れない人も多いのではないでしょうか?

そこでこの項では、借金地獄から抜け出す3つの方法についてお伝えします。

  1. 家計改善する
  2. 身内にお金を借りる
  3. 債務整理する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 家計改善する

まずは家計改善を行いましょう。

当たり前ですが、借金返済が難しいのは「毎月の返済額が少ない」のが原因です。家計改善で返済額を増やせれば、借金解決に繋がるかもしれません。

具体的には、以下のような方法で家計改善を行ってください。

家計改善の具体的な方法
  • 家計簿を付ける
  • 固定費から減らしていく
  • 家賃や自動車のコストを見直す
  • お金のかかる人間関係から距離を置く

毎月1万円でも返済額を増やせれば、完済までグッと近づくでしょう。

2. 身内にお金を借りる

次に、身内にお金を借りられないか聞いてみましょう。

家族や友人からお金を借りられれば、利息がまったくかからないため、落ち着いて返済できるようになります。ただし、お金の貸し借りによって信頼関係にヒビが入ってしまう可能性もあるため、必ず借用書を書くようにしましょう。

さらに、いつまでに返済できるのか、返済プランについて話し合っておくとスムーズです。

3. 債務整理する

どうしても借金解決が難しいなら、債務整理を検討しましょう。

確かに、債務整理を行うとブラックリストに載るというリスクがあります。しかし、借金額が多かったり収入が少なかったりしても、そこから抜け出せるのは大きな利点です。

まずは弁護士や司法書士に相談して、債務整理すべきかどうか検討しましょう。

ブラックリストでもお金を借りる2つの方法

ブラックリストに載ると、新しく借入することは難しくなります。

しかし、万が一ブラックリスト入りしても、以下の方法で借入できるかもしれません。

  1. 家族を名義人にする
  2. 頭金を多めに用意する

それぞれ詳しく解説します。

1. 家族を名義人にする

まずは家族を名義人にできないか考えましょう。

ブラックリストに載っても家族に直接的な影響はないため、自分以外を名義人にすれば普通に借入できます。ただし、名義人本人に収入がなければ当然借入はできませんし、そもそも承諾してもらえなければ意味がありません。

したがって、本当に借入が必要な場面でない限り、この方法は使えないでしょう。

2. 頭金を多めに用意する

頭金を多めに用意するのも手です。

ブラックリストで借入が難しいのは、債権者に返済能力を疑われてしまうから。それなら、頭金を多めに用意して債権者のリスクを減らすことで、借入できる可能性があります。

頭金を用意するのは大変ですが、家や車を購入したいなど、どうしても借入が必要なケースでは検討しましょう。

ブラックリストに関するよくある3つの質問

この項では、ブラックリストに関するよくある質問をまとめました。

  1. ブラックリストの確認方法は?
  2. ブラックリストに載ると結婚できない?
  3. 社内ブラックって何?

それぞれの疑問にわかりやすく回答します。

Q1. ブラックリストの確認方法は?

A. 信用情報機関に問い合わせましょう。

「CIC」や「JICC」といった信用情報機関に開示請求を行うことで、事故情報が登録されていないか確認できます。

Q2. ブラックリストに載ると結婚できない?

A. ブラックリストに載っても結婚は可能です。

ブラックリストに載っていることを理由に、婚約を制限するような法律はありません。しかし、ブラックリストに載っている人と結婚してくれるかどうかは、相手次第になるでしょう。

Q3. 社内ブラックって何?

A. 社内ブラックとは、金融機関の顧客リストを指します。

カードを延滞したり、債務整理で借金を踏み倒したりすると、社内ブラックに載ってしまいます。

こちらは事故情報と違い、時間経過で消去されることはないため、その金融機関からの借入は一生難しくなってしまうでしょう。

借金滞納するとブラックリストに載るリスクがある!早期に弁護士に相談しよう

借金滞納すると、ブラックリストに載る可能性があるので注意です。

2〜3ヶ月以上の延滞や代位弁済があると、信用情報機関に「事故情報」が登録され、いわゆる「ブラックリスト」の状態になります。

ブラックリストに載ると、借入やカードの利用ができなくなるなど非常に不便です。借金滞納しているなら、以下の方法で早めに解消しましょう。

延滞を解消する方法
  • 家計改善する
  • 身内にお金を借りる
  • 債務整理する

どうしても自力返済が難しい場合、早期に弁護士や司法書士に相談して、適切な解決方法についてアドバイスをもらうようにしてください!

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