
「アコムの借金が返せなくてどうしようか悩んでいる 」
「債務整理をしたら借金問題は解決できるのか不安 」
あなたはそんなふうに悩んでいませんか?
アコムから借金をした後、なかなかスムーズに返済ができずに借金額が膨れ上がっている方もいるかもしれません。
なんとか返済したくても、とても返せそうにないため、どうすればよいのかわからない方もいるでしょう。
この記事では、以下のことについて解説します。
- アコムやプロミスから借金をした北原さんの体験談
- 債務整理のメリットやデメリット
- アコムの借金を債務整理する際の注意点
借金の返済が難しくなっている場合は、自分で抱え込むのはよくありません。借金額が多くなってから弁護士へ相談した場合、取れる手段が少なくなるからです。
早めに法律事務所へ相談すれば、具体的なアドバイスを受けることが可能です。どの法律事務所に相談をして良いかわからない方は、匿名で利用できる無料シミュレーションサイトが便利です。

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Contents
アコムとプロミスの借金を債務整理した北原さんの体験談
アコムは大手消費者金融です。銀行カードローンや住宅ローンなどと比較すると、お金を借りやすいイメージを持っている方もいるでしょう。
ただ、消費者金融から借金をした方のなかには、返済がうまくいかないケースもあります。
アコムとプロミスから借金をして債務整理をした北原さんもそんな相談者様の1人です。北原さんがどのようなきっかけで借金を抱えることになったのか、そして解決に至ったのか解説します。
債務整理をするきっかけはアコムやプロミスなどからの借金
北原さんが債務整理をしたのは2年ほど前です。債務整理をした時点で支払いをしなければならない金額は195万円。内訳は以下の通りでした。
債権者 | 債権額 |
---|---|
アコム | 100万円 |
プロミス | 50万円 |
クレディセゾン(ショッピング利用) | 15万円 |
携帯電話4台分の残債 | 30万円 |
次第に毎月の返済が厳しくなり、借金について調べていたところ、債務整理と呼ばれる解決方法があることがわかります。
北原さんは、インターネットで債務整理を専門に扱っている弁護士・司法書士のサイトを利用して、現在の借り入れ状況を入力しました。
すると弁護士事務所から「無料で相談ができる」と電話がきたので、さっそく相談日を決めることに。
相談当日は、以下のものが必要であると弁護士に指示されました。また、請求書が見つからない場合は、わかる金額だけでいいから紙に書いてくれと伝えられました。
- 本人確認書類(免許証やパスポート、住民票などのいずれか)
- 債務がわかるもの(毎月届く請求書など)
- 印鑑
借金の額を調べてみると、想定していたよりは少なかったものの、とても返済できる金額ではありません。そのため、まずは弁護士に相談することにしました。
弁護士が教えてくれた3種類の債務整理とは?
北原さんはさっそく弁護士事務所に行きました。弁護士との話し合いは1時間ほどで終わりましたが、さまざまなことを聞けて勉強になったそうです。
そして、この時はじめて債務整理にはいくつか種類があることを知ります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれどのような方法なのか解説します。
1. 任意整理
任意整理とは、借金の元本を減らさず利子をなくして相手先に分割払いをする方法です。
任意整理をするメリットは、4つあります。
- 返済期間を最大60か月まで延ばせる
- 将来支払う予定の利息はゼロになる
- 自分の財産を処分する必要がない
- 任意整理をする債権者を選べる
任意整理をすると借金の返済期間を3〜5年に延ばすことができます。毎月の支払い額が減るため、生活への負担を抑える効果があります。
また、将来支払う利息(任意整理の和解成立日以降に支払うはずだった利息)については、カットされます。
返済し続けても借金が減らないことはないので、ご安心ください。
そして、任意整理のデメリットとして「借金自体は減らないので安定した収入が必要なこと」「長くても60か月(5年)での分割になること」を教えていただきました。
加えて、クレジットカードで分割払いしている商品は利息が低いので、任意整理が有効な手段ではないことも伝えられました。
2. 個人再生
次に弁護士から教えていただいたのが個人再生です。個人再生とは、裁判所から再生計画を認めてもらい、借金を大幅に減らせる方法。
弁護士から個人再生には以下のようなメリットがあると教わりました。
- 借金額次第で借金が大幅に減ること
- 自宅を処分する必要がない
借金額が多い場合、おおむね借金を5分の1程度に減らすことができます。
借金額 | 最低弁済額 |
---|---|
100万円以下 | 減額なし |
100万円超〜500万円以下 | 100万円 |
500万円超〜1,500万円以下 | 借金額の5分の1 |
1,500万円超〜3,000万円以下 | 300万円 |
3,000万円超〜5,000万円以下 | 借金額の10分の1 |
5,000万円を超えるケース | 個人再生できない |
ただし、最低限弁済しなければならない金額よりも価値がある財産(住宅ローンは除く)を所有している場合、その財産と同じ額までは弁済する必要があります。
たとえば、最低弁済額が100万円で150万円の車を所有している場合では、150万円は返済しなければなりません。
また、北原さんの借金額の合計は195万円です。個人再生をした場合に減額できる借金は95万円なので、半分ほどしか減額できません。
任意整理 | 個人再生 | |
---|---|---|
債務整理完了までの時間 | 3〜6か月前後 | 1〜1年半前後 |
債務整理にかかる費用 | 5〜20万円ほど | 50〜60万円ほど |
※弁護士に手続きを依頼した場合
任意整理よりも費用や時間がかかる傾向があるので、北原さんの借金額の場合、よい方法とまではいえないようです。
なお、個人再生については小規模個人再生のメリットとデメリット、費用についてにて解説しています。個人再生を検討している方は、参考にしてみてください!
3. 自己破産
最後に弁護士に教えていただいたのが自己破産です。
自己破産とは裁判所に支払不能と認めてもらい、借金をゼロにしてもらう方法です。
しかし、自己破産をした場合、マイホームや自動車などの財産はほぼ処分しなければならないと伝えられました。これら3つの債務整理のメリットやデメリットについて教えていただいた上で、北原さんは任意整理を選びました。
なぜなら、借金を返す意思があったからです。
なお、任意整理するにあたり弁護士に支払った費用は9万円ほど。
そしてアコムとプロミスの借金のみ任意整理を依頼して、クレディセゾンと携帯電話の残債については、これまで通り支払いを続けることにしました。
弁護士との相談後から債務整理での解決まで
任意整理に決めた後、弁護士が直接アコムやプロミスと交渉をしてくれました。その結果、以下の内容で和解に成功しました。
- 将来発生する利息は免除
- 過払い金については返還
過払い金がいくらかあったため、最終的に支払った金額はアコムが40万円、プロミスが25万円でした。
さらに毎月3万円の支払いをしていたので、2年かからず完済。
弁護士に相談して債務整理をした結果、借金を100万円近く返済できました。利息や遅延損害金も免除されたため、生活に支障が出ることなく返済ができ、助かったそうです。
アコムは利用しやすい反面、ついつい借金が増えやすいので注意する
アコムは20歳以上で安定した収入があれば申し込みができます。安定した収入があればアルバイトや派遣社員でも利用でき、即日融資してもらえるなど利用者にとってはお金をかりやすいといえるでしょう。
その反面、ついつい借金をしてしまう方もいます。毎月の返済額が少なければ、なかなか借金が完済しないケースもあるので注意が必要です。
アコムの債務整理に対する傾向を解説!
3つの債務整理のうち自己破産については、裁判所から認められた場合、アコムは決定に従うしかありません。
他方、任意整理や個人再生をする場合は、アコムが何らかの対応を取ってくるケースもあります。そこで、それぞれの債務整理に対する対応の傾向について解説します。
アコムの任意整理に対する対応は以前よりは厳しくなっている
アコムは、大手の消費者金融なので、任意整理の交渉には柔軟に対応してくれる傾向があります。
しかし、以前よりも任意整理の和解条件が厳しくなりつつあるので注意しましょう。
従来であれば、分割回数が60回を超える条件での和解も可能でしたが、ここ数年60回以内での支払いを求めてくる可能性があります。
また、一部の利息の免除についてはできないケースもあります。
最後の支払日から和解成立日までの利息(経過利息) | 免除できないケースがある |
---|---|
和解日以降に支払う将来の利息(将来利息) | 全額免除可能 |
さらに、取引期間が1年未満と短い場合、年5%程度の利息を要求されるケースが多いので注意してください。
アコムはまれに個人再生に反対するケースがある
手続き時に、以下のように反対された場合、個人再生が成立しません。
- 債権者の過半数から反対された
- 債権額の過半数以上を所有している債権者から反対された
個人再生の手続きがあった場合、アコムが反対するケースは多くありません。しかし、反対されたケースも一定数あるため、油断はできないでしょう。
もちろん、アコムが反対しても、他の債権者が反対しなければ個人再生は成立します。とはいえ、反対されるケースもあるので注意してください。
アコムの借金を債務整理で解決する3つのメリット
アコムの借金に苦しんでいても、なんとか自分の力で返済しようと考えていませんか? 毎月返済ができれば問題ないですが、生活に苦しんでいる状況で支払いを続けるのは厳しいといえます。
債務整理で解決すれば、以下のようなメリットがあります。
- 借金の返済を楽にしたり減額ができたりする
- 弁護士や司法書士に依頼すれば督促が止まる
- 債務整理の種類次第で家族や勤務先にバレずに済む
順番に見ていきましょう。
1.借金の返済を楽にしたり減額ができたりする
アコムの借金を債務整理すれば、毎月の返済を楽にしたり借金を減額できたりします。借金の返済に苦しむこともなくなるので「借金が返済できない」という精神的なストレスからも解放されます。
2.弁護士や司法書士に依頼すれば督促が止まる
借金を滞納していて督促に悩んでいる場合は、弁護士や司法書士に債務整理の依頼をすれば、すぐに止まります。
なぜなら、債務整理の依頼を受けた弁護士や司法書士は、債権者に対して受任通知を送るからです。
受任通知を送られた債権者は、督促や取り立てができなくなります。督促に悩んでいる場合は、弁護士や司法書士に依頼しましょう。
3.債務整理の種類次第で家族や勤務先にバレずに済む
債務整理をすると家族や勤務先に借金をしていることがバレないか不安な方もいるのではないでしょうか?
債務整理を自分でやった場合は、家族にバレるリスクがあります。
一方で、弁護士や司法書士に依頼した場合は任意整理なら家族にバレないケースもあります。
その理由は以下の2つ。
- 取り立てや督促が止まる
- 裁判所や債権者からの書類は依頼した弁護士や司法書士の事務所に届く
そのため、安心して弁護士や司法書士に依頼できるでしょう。
しかし、個人再生や自己破産をした場合は、弁護士や司法書士に依頼した場合でもバレるリスクは高くなります。
なぜなら、裁判所から配偶者の収入を証明する書類の提出を求められるからです。
また、自己破産をした際にマイホームや車などの財産を差し押さえられれば、借金を隠すのは不可能です。
借金の返済が苦しくなったら、無理をする必要はありません。まずは債務整理できそうか弁護士や司法書士に相談してみてください。
アコムの借金を債務整理で解決する際の注意点
アコムの借金の返済に苦しんでいる場合、債務整理をすれば減額できる可能性はあります。
しかし、債務整理で解決する場合は以下の点に注意してください。
- アコムを二度と利用できなくなる
- 保証会社の金融機関でも、以後借り入れができなくなる可能性がある
- ブラックになるので一定期間カードの発行やローン審査に通らなくなる
順番に解説します。
1.アコムを二度と利用できなくなる
債務整理をした場合、二度とアコムを利用できなくなります。なぜなら、社内でブラック情報が共有されるからです。
信用情報機関で共有される情報とは違い、永久に債務整理をした記録が消えないので注意してください。
2.保証会社の金融機関でも、以後借り入れができなくなる可能性がある
債務整理をした後、信用情報機関から情報が抹消されれば、アコム以外の金融機関から借金をすることは可能です。
しかし、以下の金融機関ではクレジットカードやローンの契約をしようとしてもできない可能性があります。
- 三菱UFJ銀行
- じぶん銀行
- 楽天銀行
- セブン銀行
- 一部の地方銀行
なぜなら、アコムが保証会社として審査を行っているからです。これらの金融機関では、社内ブラックの情報が共有されているので、カードやローンの契約ができない可能性が高いでしょう。
3.ブラックになるので一定期間カードの発行やローン審査に通らなくなる
債務整理をすると、信用情報機関に一定の期間、情報が載ってしまいます。一般的にこの状態をブラックと呼びます。
JICC | CIC | KSC | |
---|---|---|---|
任意整理 | 5年 | 5年 | 5年 |
個人再生 | 5年 | 5年 | 10年 |
自己破産 | 5年 | 5年 | 10年 |
ブラックになった場合、クレジットカードの発行やローン審査には通りません。そのため5〜10年ほどはカードやローンの契約ができなくなるので注意しましょう。
アコムでの借金に悩んでいるのであれば、弁護士を頼るべき
アコムでの借金に悩んでいる場合は、早めに弁護士に頼ってください。相談するタイミングが遅れるほど、取れる手段が少なくなるからです。
また、任意整理で解決する場合、アコムは経過利息の支払いを要求する傾向があります。そのため、返済しなければならない借金が増える可能性があります。
まずは早く弁護士へ相談してください!