彼氏の借金は自己破産で解決すべき?結婚生活への影響&債務整理の3つのポイント

「彼氏の借金は自己破産で解決すべき?」
「自己破産すると結婚生活への影響はある?」

あなたはこんな疑問を持っていませんか?

今付き合っている彼氏と結婚を考えていても、借金があるとカミングアウトされて悩んでしまう人は多いと思います。

この記事では、将来を考えるほど大切な彼氏の借金に悩むあなたのために解決方法を紹介します。

この記事でわかること
  • 自己破産が結婚生活に与える影響
  • 彼氏の借金を債務整理すべき理由
  • やってはいけない対応方法

借金があっても結婚すべきかどうかわかりますので、ぜひ最後までご覧ください!

Contents

彼氏に借金がある場合は別れたほうがいい?

彼氏に借金がある場合でも、別れたほうがいいかどうかはケースバイケースです。

次のようなケースでは、別れたほうが良い可能性が高いといえるでしょう。

彼氏と別れたほうが良い場合
  • 借金の原因がギャンブルや遊興費
  • 借金をしたことを反省していない
  • 定職に就いていない、就くつもりがない

借金を負った原因がギャンブル等の場合、依存して辞められない可能性が高いです。

また、借金をしたことに深く反省していない場合、そのまま付き合っているとトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高いため、別れた方が良いでしょう。

定職に就いていない、就くつもりがない場合も同じく、そもそも借金を返せる当てがないため論外です。

彼氏が自己破産したときの結婚生活への影響

彼氏が自己破産した場合でも、結婚は可能です。

しかし、結婚生活において次のようなデメリットが生じることは知っておきましょう。

自己破産したときの結婚生活への影響
  • 彼氏名義のローンが組めない
  • 財産が差し押さえられる
  • 職業によっては資格制限を受ける
  • 子供の奨学金の保証人になれない

それぞれ詳しく解説します。

(1)彼氏名義のローンが組めない

自己破産の影響1つ目は、ローンが組めないこと。

自己破産すると、個人再生の信用情報に「事故情報」が登録されます。借入の際は信用情報が参照されるため、基本的に審査に通らなくなるのです。

この問題は、あなたが自分名義でローンを組むことで解決できます。

ただしその場合、自分自身に収入がないとローンの審査に通らない可能性が高いでしょう。

(2)財産が差し押さえられる

自己破産の影響2つ目は、差し押さえを受けること。

自己破産の手続きを行うと、彼氏の持つ財産は差し押さえられてしまいます。

仕事や生活に必要な財産や、99万円以下の現金は手元に残せるため、生活ができなくなることはありません。しかし、家や車などを持っていた場合、これを失ってしまいます。

また、あなたが彼氏に預けている物や貸している物は、彼氏の財産とみなされてしまう可能性があるため、注意しましょう。

(3)職業によっては資格制限を受ける

自己破産の影響3つ目は、資格制限を受けること。

あなたの彼氏が次のような職業に就いている場合、自己破産の手続き中は一時的に収入を失ってしまうケースがあります。

資格制限を受ける職業の例
  • 弁護士や司法書士、宅建主任者などの士業
  • 公安委員会委員など、上級の公務員
  • 商工会議所の会員
  • 会社の取締役や執行役員、監査役
  • 古物商の免許がいる質屋
  • 証券会社員、警備員や保険会社の生命保険募集人
  • その他の職業

自己破産の資格制限は、一時的なものです。

しかし、破産したことによって就業規則に引っかかったり、職場での信用を失ったりして職を失うリスクもあることを覚えておきましょう。

(4)子供の奨学金の保証人になれない

自己破産の影響4つ目は、奨学金の保証人になれないこと。

将来子供ができて奨学金を借り入れる際、親が自己破産していると保証人になれません。

ただし、自己破産しても事故情報は10年間しか登録されないため、子供が成長して進学する頃には問題なく保証人になれるでしょう。

彼氏の借金を債務整理(自己破産)するときの3つのポイント

彼氏の借金をなんとかしたいなら、債務整理を考えましょう。

借金を放置してもより状況は悪化してしまいますし、仮に信用情報に傷がついても結婚生活を送ることは可能です。

この項では、債務整理に際してあなたが知っておくべき3つのポイントを解説します。

債務整理のポイント
  • 本当に債務整理すべきか相談する
  • 本人に合った債務整理方法を考える
  • 手続きの際は弁護士・司法書士に相談する

それぞれ順に見ていきましょう。

(1)本当に債務整理すべきか相談する

まず初めに、本当に債務整理すべきかじっくり相談しましょう。

前述の通り、債務整理すると5〜10年間は借り入れができなくなるなど、デメリットが大きいからです。

自分達で完済できないか返済計画を立てたり、彼氏の家族や親戚にお金を貸してもらえないか相談したりして、債務整理以外の道はないか考えましょう。

それでも解決できないなら、早急に債務整理を行うべきです。

(2)本人に合った債務整理方法を考える

債務整理には、主に以下の3つ方法があります。

主な債務整理方法
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれ借金が免除される範囲や、デメリットが異なります。

任意整理や個人再生でも、信用情報に傷がつくことは変わりありません。しかし、差し押さえや職業制限は避けられるので、自己破産以外の選択肢があるということを知っておきましょう。

なお、それぞれの方法について詳しくは下記の記事を参考にしてください。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?

(3)手続きの際は弁護士・司法書士に相談する

債務整理手続きの際は、必ず弁護士・司法書士に相談しましょう。

法律の素人が正しい債務整理方法を選択することは難しいですし、手続きや交渉の際にトラブルが発生する可能性があります。

専門家に依頼すれば、これらの手続きは一任できます。

また、弁護士費用がなくても後払いや分割払いに対応している法律事務所も大いため、諦める必要はありません。

彼氏の借金に対し、やってはいけない対応方法

借金の返済が厳しくても、次の対応を取らないよう注意しましょう。

やってはいけない対応方法
  • 自転車操業
  • 借金を肩代わり

自転車操業とは、借金を借金で返済する方法です。

これをすると多重債務に陥り、最終的に破綻してしまう可能性が非常に高いため、絶対にやってはいけません。

また、彼氏にお金を貸したり代わりに返済したりしても、根本的な解決になりません。

彼氏には借金してしまった原因を考え、反省してもらった上で債務整理を行うのが最も得策だといえるでしょう。

まとめ

彼氏に借金がある場合、債務整理での解決を考えましょう。

債務整理するとローンが組めなくなったり、奨学金の保証人になれなくなったりと制約が生じますが、結婚生活が送れなくなるわけではありません。

最後に、債務整理のポイントについてまとめました。

債務整理のポイント
  • 本当に債務整理すべきか相談する
  • 本人に合った債務整理方法を考える
  • 手続きの際は弁護士・司法書士に相談する

債務整理のデメリットは大きいですが、かといって借金を放置するのはおすすめできません。

借金は、放っておくとどんどん膨れ上がってしまいます。もし自力で返済できないのであれば、早めに弁護士・司法書士に相談して債務整理の手続きを進めてください。

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