60万円の借金は自力返済できる?借金の解決方法、債務整理の3つのポイントを解説!

「60万円ほど借金を負ってしまった…」
「毎月の返済が辛い…いつ完済できるの?」
「何か良い解決方法があったら知りたい!」

あなたはそんなふうに悩んでいませんか?

毎月返しても返しても、一向に残高が減らない借金…もう嫌になってしまいますよね。

60万円とはいえ、利息を考えると返済は想像以上に大変です。

そこでこの記事では、借金に悩むあなたのために次の情報をお伝えします。

この記事でわかること
  • 60万円の借金は自力返済できるのか
  • 借金を解決する方法
  • 債務整理するときのポイント

どんな状況でも借金の解決方法は必ずありますので、ぜひ最後までご覧ください!

Contents

60万円の借金は自力返済できる?

早速結論ですが、60万円の借金でも自力返済は意外と大変です。

借金で悩んでいる人は、利息を毎月どれくらい支払っているか考えていないことが多いですが、利息のインパクトは想像以上に大きなものです。

例えば、年利18.0%で借入している場合、借金60万円の1ヶ月あたりの利息は9,000円となります。

毎月の返済額によっては、返済額の半分以上が利息に消えてしまい、なかなか完済できないということも十分にあり得るので注意してください。

60万円の借金を解決する4つの方法

前述の通り、60万円の借金でも返済は想像以上に大変です。

しかし、債務整理では免除される額に対してデメリットが大きすぎますから、ほとんどのケースでは自力返済することになるでしょう。

まずは、以下の4つの解決策を試してみてください。

借金の解決策
  • 収支を見直す
  • 繰越返済を行う
  • 借り換えを行う
  • 家族や知人から借りる

順番に解説します。

(1)収支を見直す

借金の解決策1つ目は、収支を見直すことです。

シンプルですが、これが誰にでもできて現実的な方法と言えます。

借金を負ってしまう人の多くは、支出をしっかり把握できていないことが多いため、まずは以下のような固定費から見直してみましょう。

見直すべき固定費
  • 家賃
  • 通信費(スマホ・ネット回線)
  • 自動車関係
  • 無駄な保険
  • サブスクリプション

固定費をより確実に下げるには、マネーフォワードMEなどのアプリを使って管理するのがおすすめです。

また、支出を減らしても厳しい場合は、転職や副業、アルバイトなどで収入を増やす必要があるでしょう。

(2)繰越返済を行う

借金の解決策2つ目は、繰越返済を行うことです。

前述の通り、借金の利息というのはかなりの負担になるのですが、毎月多めに返済して元金を早く減らすことで、利息を抑えることができます。

借金額が60万円前後の場合、毎月の返済額が1〜2万円程度だと最終的にかなりの利息を取られてしまいます。返済を少しでも楽にするために、収入が入ったら最優先で借金の返済に充てましょう。

(3)借り換えを行う

借金の解決策3つ目は、借り換えを行うことです。

借り換えとは、複数社からの借金を1社にまとめて金利を下げつつ、さらに返済も楽にする手続きのこと。

借金額が60万円を超えている場合、2社以上から借入を行っていることが多いため、借り換えでまとめることにより返済もずっと楽になるでしょう。

特に、消費者金融やクレジットカードのリボ払いは非常に金利が高いです。

現在の借入金利と比較して、金利が大きく下がるようであればぜひ借り換えを検討してみてください。

(4)家族や知人から借りる

借金の解決策4つ目は、家族や知人から借りることです。

借金額が数百万円となると、人から借りるのは難しいかもしれません。しかし、60万円ほどであれば借りられる希望はありますし、利息をなくして総返済額を抑えることにも繋がります。

信用を失いたくないなら、借用書を書くなどして誠意を示しましょう。

60万円の借金を債務整理したいと思ったあなたが知っておくべき3つのポイント

基本的に、60万円前後の借金に債務整理は必要ありません。

しかし、60万円に増えて返済に困っている状態の借金は、残念ながら60万円で収まらず今後も増えていき、債務整理の検討が必要になる可能性は高いでしょう。

60万円だったはずがいつの間にか100万円、150万円に膨れ上がり、さらに絶望を感じながら心ここにあらずの状態が続くうち、ある時200万円、300万円を超えたあたりで現実に気付くのです。

そして、もう絶対に自力では返せないとなった段階でようやく真剣に悩み始める…。よくあるケースです。

そのような未来は極めて現実的に起こり得ることであると知り、そこまで状況が悪化する前に取れる対応策を理解しておくことが大切です。

今後債務整理を行う可能性を前提に、ぜひ今のうちから以下の3点について知っておきましょう。

債務整理のポイント
  • 債務整理には主に3つの方法がある
  • 60万円の借金に対し、債務整理のデメリットは大きい
  • 借金額が膨れ上がったときの救済手段として考えておく

それぞれ詳しく解説します。

(1)債務整理には主に3つの方法がある

債務整理には、主に以下の3つの方法があります。

主な債務整理方法
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれの違いは、借金の免除範囲とデメリットです。

任意整理は借金の利息部分、個人再生は元本の大部分、そして自己破産はもちろん全ての借金が免除されます。

60万円の借金なら、万が一債務整理するとしても任意整理を選ぶことになるでしょう。

それぞれの債務整理方法に関しては、下記の記事を参考にしてください。

参考⇒ 任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

参考⇒ 個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

参考⇒ 自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?

(2)60万円の借金に対し、債務整理のデメリットは大きい

大前提として、60万円の借金に対して債務整理のデメリットはあまりに大きいです。

債務整理を行う主なデメリットは、あなたの信用情報に完済から5〜10年間「事故情報」が登録されること。いわゆるブラックリスト入りですね。

事故情報が登録されると、借入やローンの審査が非常に厳しくなります。クレジットカードについても同様で、新規カードの発行はもちろん、既存カードの更新もできなくなる可能性が高いでしょう。

60万円の借金に対し、これらのデメリットは大きすぎますよね。

なんとか債務整理を利用せずに、自分自身や周りの人の力で解決すべきです。

(3)借金額が膨れ上がったときの救済手段として考えておく

債務整理は、これ以上借金が膨れ上がったときの最終手段と認識しておきましょう。

最初にお伝えした通り、60万円の借金は今後どんどん膨れ上がる可能性もあり、その際に債務整理という手段について知っておけば早めの対応が可能になります。

借金を負っている本人は皆、焦りから視野が狭まって対応が遅れてしまうものです。

あなたが現段階で借金に対して危機感を抱いているのであれば、自力で返済する手段を考えつつ、最終手段として債務整理の存在を頭の片隅に置いてくださいね。

債務整理は弁護士・司法書士への相談がベスト

債務整理の際は、必ず弁護士・司法書士に相談しましょう。

法律の素人が債務整理の手続きをスムーズに進めるのは難しいですし、時間をかけている間に借金がより悪化してしまう可能性が高いです。

その点、専門家に依頼すれば面倒な手続きや交渉は一任できます。

さらに、弁護士や司法書士に相談した時点で返済が一旦ストップし、債権者からの督促も止まりますので、落ち着いて生活を立て直す事ができるでしょう。

以下の表は、債務整理に強いアディーレ法律相談事務所の費用を一例としてまとめたものです。

手続き方法相場の目安
任意整理基本料金:約4万4,000円
解決報酬金:約2万2,000円+減額した額の11%
個人再生弁護士費用:55万円
申し立て費用:3万3,000円
自己破産弁護士費用:43万7,800円
申し立て費用:3万3,000円

弁護士費用が用意できなくても、諦める必要はありません。

最近の法律事務所は後払い・分割払いに対応しているところも多く、相談も無料で受け付けているため、まずは気軽に相談してみてください。

借金に対してやってはいけないこと

前述の通り、債務整理のデメリットは小さくありません。

しかし、だからといって借金を借金で返済する「自転車操業」は絶対に行わないようにしましょう。高確率で破綻する上に、借金額がさらに膨れ上がってしまうからです。

消費者金融からの借入や、クレジットカードの現金化等がこれにあたります。

自転車操業を行うくらいなら、早めに弁護士・司法書士に相談して債務整理を行った方が被害は抑えられます。そして、借金がまだ60万円くらいなら、親族や友人に泣きついて、お金を貸してもらう方が債務整理よりも圧倒的に良いです。

まとめ

60万円の借金を自力で返済するのは、想像以上に大変です。

しかし、この段階なら債務整理せずに解決できる可能性は高いため、収支を見直したり身内に助けを求めたりして対処しましょう。

それでも難しい場合は、早めに債務整理することが大切です。

債務整理の際に知っておきたいポイントを、再度おさらいします。

債務整理のポイント
  • 手続きには主に3つの方法がある
  • ほとんどは任意整理で解決できる
  • 債務整理後はブラックリストに載る

借金を放置したり自転車操業をしたりすると、状況は悪化します。

自力で返済できないと気付いた時点で、弁護士・司法書士に相談して、債務整理の手続きを進めてください。

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