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奨学金が原因で作った300万円の借金を自己破産で解決した体験談

今回は奨学金が返済できずに自己破産をすることになった、本橋さん(仮名)の債務整理体験談を紹介します。

近年、本橋さんのように奨学金が返済できずに債務整理をする方は増加傾向にあります。

大学を卒業した直後から数百万円の借金を背負うのですから、昔と比べ収入も少なくなっている現代においては制度自体に問題があるともいえます。

しかし、奨学金も債務整理をすることで人生をやり直すことが可能です。

参考にして下さい。

奨学金が原因で自己破産をした体験談

私が自己破産をしたのはつい一年前の話です。

演劇が大好きでそのために芸術大学の短大部に入学するため、親の力を借りないで入学しようと思い奨学金を借りて入学することにしました。

在学中は返済することはないので特に問題はなかったのですが、問題は卒業後です。

私は元々からだが強いほうではなく、心臓や肝臓を傷めては入院することが度々ありました。
在学中も倒れることがあったのですが、完治してはいたので安心していました。

ですが、実際に会社に就職して働くようになったときに、急にまた不調を起こしてしまい入院することになってしまいました。

体調を壊し入院したことで奨学金が返済できなくなった

そのときに親の不幸も重なり身寄りがいなくなり、じぶんで入院費用を出したのはいいのですが、そのときの家賃や生活費も不足してしまったのです。

さらに時給制契約社員という立場だったので収入がないという状況に陥ってしまったのです。

そこで奨学金が返せず、たいちょうの問題で仕事も多く入れることも出来ず、結局家賃や奨学金を滞納していくようになったのです。

やはり家賃が最優先になってしまい、返済しないといけないというのは重々承知していたつもりでした。

しかし、どうしてもお金が出てこず返済できずにいたのですが、あるとき催促の上ではあるのですが一括返済を要求されるようになりました。

そうなると当然支払うことも出来ないですし、その事情も説明したのですが少しでも返済する余裕がないということを伝えたました。

低収入の証明書類などの用意も出来ず猶予を受けることもできず、結局請求されてしまうことになったのです。

東京都八王子市で弁護士に相談。自己破産をして生活を立て直すことに

そこでどうすることも出来ず、どこで相談していいのかわからずひとまずネットで調べたところ、でてきたのが、当時住んでいた東京都八王子市役所の生活再建相談でした。

すぐに市役所に相談したのですが、緊急小口資金の貸出しなどでは解消することが出来るレベルではないためどうしてもすぐには対処できないといわれました。

その代わりに、弁護士を紹介してもらえることになったのです。

その弁護士は市役所の相談などを主に受けている債務整理を専門としている先生だったのですが、相談にはてきぱきと、且つ親切に応じてもらえました。

事情を理解してもらえた上で支払い能力が間に合っていないのは明白と判断してもらい、そこから自己破産の対応が始まりました。

ただ、私の場合は体調が快方に向かうにつれて会社の勤務もたくさん入れてもらうようにしていたので時間がなかなかできず、手続きが全て完了するまでに1年ほどの時間がかかりました。

当然報酬もすぐには支払うことが出来ないので分割で弁護士費用を捻出することができました。

自己破産手続きを開始し自分自身の生活を戒める

自己破産を行なう際にまず必要になるのが家計簿でした。

自分の現在の収支がどうであるのかを把握する必要があるためですが、今回家計簿を一人暮らしをはじめてから初めてつけることになりました。

やはり書き出してみると自分では無駄がないと思っていた生活でもたくさんの無駄が出てきました。

たとえば、改めてみると一ヶ月あたりの食費が高いのではないか。光熱費の合計は高いのではないかなどです。

その都度払っているものについては一回一回を安くしているつもりであっても、会に行く頻度が多ければ一緒です。

電気代などについても普段払っている通りの金額をベースに考えてしまいますが、他の人の金額を聞いてみると自分の生活の中ではかかりすぎかと思えたりしたものです。

そんなこんなで、私は自己破産で元金240万円、金利を含めると約300万円のうち50万円ほどを支払い残りをすべて免責してもらうことになりました。

ですが免責されたのはそれだけではありませんでした。

というのも、この内容に付随して私は体調を崩してしまった際に携帯電話の未納も出来てしまい強制解約されてしまっておりました。

友人が名義を貸してくれ(本来はいけませんが)、現在はその回線を利用しています。

その際に解約金や端末代金の一括清算分を含めて約20万円も一緒に免責されました。

考えようによっては返済するべきものが全て消えたことでとても身軽になりましたし人によっては得をしたと思われてしまいそうですが、実際はそうでもありません。

自己破産をして人生を再スタートすることに成功

当然身軽になったのは紛れもない事実なのですが、それよりも借りたものが返せなかったということへの罪悪感がどうしてもぬぐえません。

特に奨学金については次の貸出資金となるため返済が必要ということを説明を受けた上で借りていましたので、そのほとんどを倒してしまったと思うと申し訳ない限りです。

弁護士の先生も人生のリセットだから、今後は無理な借り入れと体に合わない生活は控えなさいと言ってくださいました。

生活の見直しにもなりましたし、自己の反省点もたくさん見つけることが出来ました。

現在は少しでもその経験で啓発ができればと思い、自宅で行なっているウェブライターの仕事でもこうした経験談を執筆させていただくなどでこうしたことも起こりうるという啓発を行なっています。

私自身も、今後同じことが起こらないよう反省します。

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