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Yahooカードは債務整理をする事ができる?ヤフーカードの債務整理3つの注意点

わたしたちの生活にクレジットカードは不可欠なものになってきました。

その大きな要因はネットの普及にあります。

様々なものをネットで購入する際には、クレジットカードがなければ不便ということが少なくありません。

Yahooカードは、その名前のとおり、ポータルサイト大手のYahooブランドのクレジットカードです。

Yahooサービスの利用をきっかけに契約された方も少なくないでしょう。

今回は、Yahooカードを債務整理する際の注意点についてお話していきます。

特にYahooカードは、ソフトバンググループへの支払いに利用している方も少なくないと思います。

債務整理が今後の携帯・スマホ利用に影響する場合もあります。

Yahooカードの債務整理は、1日でも早い段階で専門家に相談して慎重に対応することが重要です。

また、『1年以上、借金が減っておらず完済するのは厳しいと頭の中では分かっている。』

『Yahooカード以外にも、カード会社や消費者金融からお金を借りていて返済がキツイ。』

このような状況まで状態が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している危険な状態です。

手遅れになる前に、1日でも早く今すぐ法律事務所に相談を行ってください。

それでは解説をしていきます。

Yahooカードについて

現在のYahooカードの発行元は、「ワイジェイカード株式会社」です。

なお、ワイジェイカード株式会社以外にも、Yahoo!JAPANJCBカードや、Yahoo!JAPANカードSuicaといった提携カードがあります。

ワイジェイカード株式会社の貸金業登録番号は、「福岡財務支局長(2)第00174号」で、平成14年設立の比較的新しい会社です。

Yahooカードは債務整理できるのか?

Yahooカードも、他のクレジットカードや消費者金融と同様に債務整理することができます。

ソフトバンクグループの金融機関ですから、安心してよいでしょう。

任意整理等にもきちんと対応してもらえます。

また、過払い金の請求もできることがあります。

Yahooカードを債務整理する際の注意点

Yahooカードを債務整理する際には、次の点に注意が必要でしょう。

債務整理するとYahooカードが使えなくなる
債務整理すると、信用情報に事故情報が掲載される
債務整理すると、ソフトバンクのスマホ端末を分割で購入できなくなる

Yahooカードをもっている人には、ソフトバンク(スマホやYahoo!BB)の利用料金をYahoo!カードで支払っている人も多いと思います。

また、Apple Store やPlay Store の支払いにYahooカードという方の場合には、債務整理前に上記サービスの支払い方法を変更する必要があります。

なお、Yahooカードを債務整理したことだけが理由で、ソフトバンクやYahooBBを解約されることはありません。

しかし、携帯・スマホ・インターネット接続料金に未納分があれば、下で説明するように、強制解約となる可能性は少なからずがあります。

「滞納した携帯・スマホ料金」は取扱いが難しい

クレジットカードの債務整理を検討している人には、携帯・スマホ料金も滞納していることがあります。

債務整理するときに、携帯・スマホ料金等の未払いがあれば、強制解約される可能性があります。

「任意整理」であれば、「携帯・スマホ料金を除外」して債務整理すれば、何の問題も生じません。

たとえば、Yahoo!カードでソフトバンクの料金を支払っているときでも、「ソフトバンクの延滞分は全額支払うので、他の残債務を任意整理したい」と交渉することも不可能ではありません(Yahooカード次第です)。

いずれにしても、任意整理で解決できる段階であればまだ比較的影響は少なくすみます。

借金問題は時間が進めば進むほど状態は悪化し、取れる対応策が徐々に減っていきます。

債務整理後の生活に大きな影響を及ぼしてしまう可能性も否定できません。

1人で悩み続けるよりも、1日でも早く専門家に相談することをおすすめします。

今すぐ専門家に相談する⇒

「個人再生や自己破産」では、「一部の借金だけを除外する」ことは認められません。

また、ソフトバンクの強制解約を回避しようと、自己破産、個人再生申し立て直前に、「延滞分を支払う」と、「偏頗弁済(へんぱべんさい)」として問題視される可能性があります。

偏頗弁済とは、他の債権者との関係で「不公平」な返済のことです。

偏頗弁済があると、自己破産では財産のない場合でも管財事件となり、予納金が高くなります。

個人再生では、偏頗弁済の額が清算価値に上乗せされるため、返済額が増える可能性があります。

ただ、自己破産の場合であれば、「破産手続き開始決定後の収入」では速やかに延滞分を支払うことで、強制解約を回避できる可能性もあります。

他方で、個人再生の場合には、さらに複雑な取扱いとなります。

個人再生において再生計画が認可されると、再生計画の履行中である3年間は、再生計画以外の返済が禁止されます。

さらに、再生計画の中では、携帯・スマホ料金の滞納分をすべて返済することはできません。

携帯・スマホの滞納分は、他の借金と一緒に減額されるからです。

不足分は、再生計画終了に支払うことになります。

しかし、携帯・スマホ会社は、「3年も待てない」ので、理屈の上では、確実に強制解約となります。

携帯・スマホ料金の延滞は、個人再生の方が自己破産より不利になる可能性が高い珍しいケースなので、注意が必要でしょう。

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

強制解約を回避するには、家族等に滞納分を代わりに弁済してもらうのが、リスクがなく最も確実です。

携帯・スマホは、生活する上でかかせないツールです。

また、携帯・スマホ料金に未納があると、他社の申込みもできないので、細心の注意をしたいものです。

携帯・スマホ料金に滞納があるときには、弁護士に相談して、指示に従って対応するようにしてください。

ソフトバンクの端末は一括払いでしか買えなくなる

債務整理すると、信用情報機関のデータベースに「ブラック情報」が登録されます。

このブラック情報が消えるまでの5~10年間は、新規の借金やカード申込みの審査に通らなくなります。

携帯・スマホの端末を分割払いで購入する人も多いと思います。

しかし、ブラック情報が登録されている間は、端末の分割購入はできません。

端末の分割購入の際には、信用情報の調査が必ず行われるため、審査に通らないからです。

さらにYahooカードを債務整理したときには、ブラック情報が消去された後であっても、ソフトバンクの端末を分割購入できない可能性が高くなります(おそらく分割購入できません)。

Yahooカード(ワイジェイカード)とソフトバンクは同じグループの会社です。

したがって、Yahooカードの社内ブラック情報は、ソフトバンクと共有されている可能性がかなり高いと思われます。

また、ソフトバンクの分割購入時の審査をワイジェイカードが行っている可能性もあります。

Yahooカードに過払い金を請求するときの注意点

Yahooカードの支払いも過払い請求できる場合があります。

しかし、クレジットカードの支払いの過払い金を求めるときには、次の点に注意が必要です。

ショッピング利用分(立替金)には過払い金は発生しない
キャッシングの残債務があれば相殺される(返金額が減る)
カードが利用停止になる可能性がある

過払い金請求については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒過払い金請求はどれくらいの金額戻ってくる?目安とシミュレーション計算

任意整理で解決するためには、早期相談が重要です

Yahooカードに限らず、債務整理は、「任意整理」で行うことが、最もデメリットが小さくなります。

任意整理では、「債務整理すると都合の悪い借金」を除外することができるからです。

プロミスやバンクイックといった、カードローンを債務整理できれば、携帯・スマホ料金はきちんと払えるということも多いと思います。

しかし任意整理では、個人再生や自己破産と違い「借金を減免してもらう」ことは期待できません。

あくまでも「利息が免除されるだけ」です。借金の額が多すぎるときには、任意整理では返済できないということもあり得ます。

任意整理については下記ページで解説をしています。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット~債務整理で1番多い手続きの注意点

借金の問題は、早期に対応することが最も重要です

Yahooカードの支払いが厳しいときには、「支払いのために借金する」ことは絶対にしてはいけません。

一番良くないのは、借金問題を放置したり後回しにしてしまうこと。

まだ早い段階であれば、借金問題を解決することはそれほど難しいことではありません。

しかし、金額が増え取れる対策が減っていけばいくほど問題解決をする難易度は上がります。

実際に、早い段階で対応をしていれば比較的簡単に解決できたのに後回しにした結果、最悪の結末を迎えてしまった方は少なくありません。

1人で悩むのではなく、今すぐ専門家に相談することをおすすめします。

債務整理ならアヴァンス法務事務所

アヴァンス法務事務所では、全国から債務整理案件を受託しており、累計23万件以上の実績がございます。借金や過払い金にお困りの方はぜひ一度ご相談ください

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