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マイナンバーによって債務整理がばれる等デメリットはある?

2016年1月から本格的に開始されたマイナンバー制度。

『個人情報が政府や自治体に把握され、人に知られたくないことまで知られてしまうんじゃ・・・。』

このように心配に思った事がある方は、多いのではないでしょうか。

特に、債務整理などの借金問題は、『職場の同僚や家族には絶対に知られたくない。』と考えている方が多いですし、非常に重要な問題ですよね。

ただし、安心して下さい。

結論からいうと、マイナンバーによって債務整理をした事が周囲にバレる可能性は、まずありません。

今回はマイナンバー制度によって債務整理を行おうとしている人、すでに債務整理を行った人にどのような影響が出るのかをまとめました。

マイナンバーによってデメリットが出てしまわないように、これから債務整理を検討している方は参考にして下さい。

また、『2社以上の消費者金融からお金を借りては返す生活が1年以上続いている。』

『借金の返済や支払いをすると、結局お金が足りず月末になるとまた借りてしまう。』

このような状態まで状況が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

1人で悩むのではなく手遅れになる前に、今すぐ法律事務所に相談をして下さい。

 

それでは解説をしていきます。

マイナンバー制度で債務整理が会社や家族にバレる?

マイナンバー制度によって、現在の借金や債務整理の事実が、家族や同僚にばれてしまう事はありません。

確かにマイナンバーは年末調整(所得税の計算)をしてもらうために、勤務先に対して通知する必要があります。

しかし、他人のマイナンバーを知っていたとしても、それを使ってなんらかの情報を引き出そうとするときには、本人の運転免許証などの顔写真付きの本人確認書類が別途必要になるためです。

(※不正に情報を盗み出そうとした場合には厳しい刑事罰に処されます)

次に、銀行や消費者金融がマイナンバーを使って、個人の信用情報(その人の借り入れの本数や返済状況)を調べられる様になるのでは?という心配している方もおられるかもしれません。

しかし、金融機関ではすでに【信用情報機関】という情報ネットーワークによってお金を借りている人の借り入れ状況についてはすべて調べられるようになっています。

なので、マイナンバー制度が導入されてもされていなくても、借金に関する個人情報は完全に把握されている。と考えるべきです。

金融機関では、信用情報機関の情報に基づいて貸付の判断を行っているため、この点についてはマイナンバー制度の影響はないといえます。

少し心配なのは「マイナポータル」

唯一、マイナンバー制度で周囲に債務整理の事実が知られてしまう可能性があるとしたら、インターネットを介してマイナンバーを利用した履歴をチェックすることができる「マイナポータル」です。

自宅のパソコンなどは家族で共有していることが多いですよね。

『マイナンバーを使い、奥さんが旦那さんの債務情報をうっかり知ってしまう・・・』といったケースは今後出てくる可能性はあります。

今後、税金の金額がマイナポータルをつかって簡単に知ることができるようになったとしましょう。

その結果、『税金から収入の金額を逆算してみたら生活費の他に出て行っている支出がたくさんある・・・』ということが分かってしまうケースは考えられます。

ただし、この件についても現在でも、源泉徴収票や確定申告書類から収入の金額は把握することができるので、個々人の情報管理の問題といえるかもしれませんね。

マイナンバーと債務整理の関係まとめ

マイナンバー制度が始まったことで、債務整理や借金が家族や会社にバレてしまうということは99%ありません。

しかし、可能性は0ではありません。

家族に借金や債務整理の事実を内緒にしている場合には、マイナンバーの管理にも注意する必要があるでしょう。

実際に、マイナンバー制度の運用が始まってまだ間もないですが、債務整理との関連ではマイナンバーについて大きな心配する必要は今のところは少なそうです。

いずれにしても、現実的に考えて自力での借金返済が困難な状況になってきているのであればすでに黄信号が点滅している状態です。

借金問題は時間の経過すればするだけ、状態は悪くなりますし、悩んでいる間にも利息や遅延損害金は増えています。

1人で悩むのではなく、1日でも早く法律事務所に相談をするのがおすすめします。

 

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