債務整理や過払い金請求の着手金や報酬の費用はどれくらい？

債務整理をしたいけれど、実際に弁護士や司法書士に支払う報酬や着手金はどのくらいかかるのか。

法律事務所のホームページを見ても専門用語が多くて分かりにくいですよね。

また、結局いくらかかるのか、その費用が分かりにくい！と感じる方は多いのではないでしょうか。

債務整理や過払い金請求は、借入件数や金額も人それぞれなので一概には言い切れません。

しかし、おおよその費用感であればお伝えすることは可能です。

今回は、簡単に目安となる債務整理の費用となるべくお金をかけずに手続きを完了させる方法を紹介します。

また、重要な事なので結論から先にお伝えします。

借金問題は、時間がたてばたつだけ事態は深刻化し手続きも複雑になっていきます。

後回しにすればするだけ、利息や遅延損害金は増え続け、手続きに必要な費用も増えていきます。

また、債務整理後の生活にも影響を与える可能性が高まることも否定できません。

『すでに、自力で返済をしていくのは厳しいと分かりながらも問題を先送りにしてしまっている。』

『給料が出ても支払いや返済をするとお金が足りず、カードでその場をしのいだり結局またお金を借りてしまう。』

このような状態まで状況が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している危険な状態です。

1人で悩み続けるのではなく、手遅れになる前に今すぐ専門家に相談をして下さい。

それでは解説をしていきます。

債務整理の着手金や報酬は法律事務所によって違う

着手金や成功報酬は事務所によってまちまちといっていいでしょう。

日弁連が債務整理に関する報酬規程を定めていますので、そちらの記載がひとつの目安となると思いますので簡単に紹介をしておきます。

ａ～ｃの報酬金以外の報酬金の受領は禁止されます。
上限規制（規程第１２条～第１６条、施行規則第２条～第４条）
具体的な上限は、以下のとおりです（いずれも消費税別）。
解決報酬金　　１社あたり２万円以下が原則。商工ローンは５万円以下。
減額報酬金　　減額分の１０％以下。
過払金報酬金　訴訟によらない場合回収額の２０％以下。 訴訟による場合回収額の２５％以下。
引用参考：本規定の報酬規制についてー日本弁護士連合会

最近では規定以上の報酬を受け取っていた法律事務所が問題となり、報道されたこともあってしっかと規定内の報酬で抑えられている法律事務所が多いでしょう。

法律事務所の評判や費用については本サイトでもまとめて紹介していますのでご参考ください。

債務整理をする上での減額報酬について

次に減額報酬というのが定められています。

たとえば、５０万円の借金のある人が過払金を使って借金が２０万円まで減りました。

この場合、借金が３０万円減りましたので、この減額分に対して報酬を請求することが認められています。減額報酬の上限は１０％ですから、３０万円減額した場合、報酬は３万円ということになります。

これが基本料金とは別に発生する事になります。

過払金報酬について

さらに、過払金報酬についても規程があり、上限は２０％とされています。

たとえば、すでに完済済み方が過払金１００万円の返金に成功した場合、報酬の上限は２０万円ということになります。

実際にはもっと高額な報酬に設定されている場合も多かった

以上、簡単に日弁連の報酬規程にそって説明を加えましたが、実際はこの上限をかなり上回る報酬を設定する事務所が多かったです。

特に多額の広告費を支出しているところは着手金だけでも１社5万円くらいが相場ですから、かなり割高となっているケースがほとんどでした。

多額の過払金がでれば、高い報酬でも負担感は少ないのですが、過払金がでない場合、このような事務所に手続きをお願いするのはリスクが大きいです。

費用が高ければ、取り戻せる金額や、サービスがいいのかといったら、そんなこともありません。

債務整理は、法律の業務の中では、しっかりとした知識をもった専門家でしたら、まず全くお金を回収できない、借金を減らせない。という事は起こりえません。

それでも中には利益重視で考えている悪徳法律事務所がある事も事実です。

本サイトでは、以前に行政処分の対象になった法律事務所や高額な報酬を請求する法律事務所を徹底して除外してまとめています。

また、自分では選べない。という方は法律事務所の無料シミュレーションサイトを使うのが、最も賢く借金問題を解決できる方法なのは間違いありません。

借金問題は1人で悩んでいても、何も進展はしませんし事態は深刻化するだけです。

悩み続けるのではなく、今すぐ専門家に相談することをおすすめします。