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愛知県名古屋市で債務整理~180万円の借金を自己破産をした牧野さんの体験談
今回は、愛知県名古屋市にお住まいの牧野さんの債務整理体験談を紹介します。
牧野さんは、仕事中の事故で障害を負ってしまった事がきっかけで借金をすることに。
そこから歯車が狂い債務整理を選択されました。
それではよろしくお願いいたします。
愛知県で事故がきっかけで出来た借金を債務整理した体験談
愛知県の名古屋市に住む45歳の独身男です。
私が、債務整理という方法をとったのは43歳の時です。
34歳の時に離婚し、養育費の支払いと家のローンが残りました。
順調に支払いをこなしていましたが、37歳の時に仕事中の事故で右手に障害を負ってしまいました。
半年間のリハビリと3度の手術により、日常生活には支障のない程度まで回復しました。
ですが、いざ仕事に復帰すると思うように仕事が出来なくなった自分にイラつき、精神的にも参ってしまい退職という道を選んだのです。
その後は、仕事を転々として失業保険などで何とか生活に必要なお金を捻出していました。
地元である名古屋市から離れ、豊田市や一宮市、豊橋市、岡崎市から春日井市と名古屋の主要市区町村を何度も引っ越しました。
ですが、そんな生活も長続きせず預貯金は底をつき、光熱費さえを支払えない状態が目の前に迫っていました。
貯金がなくなって手をだした銀行のカードローン
そこで目をつけたのが、カードローンです。
初めは銀行系のカードローンで30万円ほど借りて、不足分を補っていきました。
しかし、障害を負った身体では仕事が長続きせず、すぐに返済が難しい状態に陥ってしまいました。
そこで、その返済額を補うために他の消費者金融から借り入れをするという、いわゆる自転車操業状態になってしまいました。
しばらく、頑張って働いて返済していっても身体への負担は大きく、すぐに失業保険生活へと逆戻りという状態が5年近く続きました。
正直いって、借金に対する焦りはあったものの、それほど深刻には捉えておらず、就職が決まると新たな消費者金融に申し込むという流れが出来上がっていました。
ところが、カードローンの利用限度額に余裕があるのに借り入れが出来なくなり、返済専用のカードになってしまいました。
当時5社から180万円ほどの借り入れがあったのですが、どこのカード会社からも借り入れすることが出来なくなりました。
1ヶ月の5社合計の返済額は、6万円近くになり翌月には滞納になることが確実となってきました。
借金が自転車操業状態に。友人に相談して知った債務整理
困り果てた私が友人に相談したところ、弁護士に相談した方が良いということを勧められました。
この時、私は初めて自分がおかれている状況に気がついたのです。
言われるがまま、ネットで調べて無料相談に乗ってもらい弁護士に今までの経緯を話しました。
親身になって相談に乗ってくれ私の場合には、自己破産か任意整理という方法が妥当だと教えてもらいました。
あと、現状の労働能力を考えると養育費の減額調停も念頭に置いた方が良いと言われました。
いろいろ相談に乗ってもらった結果、借り入れ金自体は莫大なものではありませんが、私の身体や労働能力を考えて自己破産という方法を選択しました。
幸い、私名義の所有物はありませんでしたので、簡単にいうと170万円の借金がなくなるということでした。
裁判所の決定が下りるまで半年近くかかりましたが、無事に破産をすることはできました。
自己破産というと、人生の終わりのようにさえ思っていましたが失うものの無い私にとっては実際のデメリットは正直皆無でした。
勿論、お金を借りていた会社に対する申し訳なさはあります。
ちなみに弁護士費用は、30万円ほどかかりましたが、それは身内に借りて少しずつ返済しています。
弁護士も債務整理の相談に来る人はお金がない事くらい知っているので、分割払いや後払いにも応じてもらえる事が多いそうで安心しました。
こうして私は、債務整理をする事によって借金の無い人間らしい当たり前の生活を手に入れることが出来たのです。
借金に悩む人に伝えたい事
最後に今、借金に悩んでいる方に私から一つだけお伝えしたいことがあります。
自己破産をすると、今後5年から10年は新しい借り入れは難しくなります。
というより、その期間はほとんど不可能になります。
新しい借金が出来ない事自体は、自分への戒めにもなりますし生活を再建する上で逆にメリットが大きいでしょう。
しかし、注意しなければならないのがヤミ金の存在です。
彼らは、法律とは関係なくブラックリストに載っている人にでも甘い言葉でお金を貸し付けてきます。
利息などあってないようなものなので、一度借りてしまうと人生を台無しにしてしまいます。
自己破産をすると、破産者名簿に名前が載ります。
実際に、それを頼りに勧誘の電話がかかってくることがあります。
この点は、何かあったら弁護士の名前を出して業者を威嚇する。
場合によっては携帯番号も変えておく等、様々な対策で回避できます。
万が一の時の為に、事前に弁護士に相談をして準備をしておいてください。
自己破産によって、借金が帳消しになったのは精神的に救われました。
しかし、その後は一切の借り入れなしに生活設計を立てなければならず、支出の多い人にとっては頭の痛いところかもしれません。
借金問題は、なかなか人に相談しづらい問題です。
かといって一人で悩んでいても問題の先送りにすぎず、何の解決にもなりません。
それどころか、悪化していく場合の方が圧倒的に多いのは間違いないでしょう。
近くに相談できる人がいるなら勇気を出して話してみる必要があります。それが解決に向けた第一歩に繋がります。
弁護士というと、少し敷居が高いとか話しにくいというイメージもあるかもしれません。
ですが、私の感じた印象では困っている人に対して優しく適切なアドバイスをしてくれ、最善の解決方法に導いてくれる専門家であったと感じてます。
私の場合には、弁護士費用を身内から借りることができましたが、それが不可能な人には分割払いや後払いといった制度もあります。
借金問題は、1日も早く解決した方がダメージも少なく、心身の安定にも繋がります。
多くの弁護士事務所で、無料相談を実施しているので、ほんの些細なことでも相談して心を楽にする必要があります。
一人で思い悩んでいると、心だけでなく体の不調までも引き起こし日常生活が困難になってきます。
そうならないためにも、まずは誰かに相談してみて下さい。決して恥ずかしいことではありません。
私と同じように、借金問題に悩む方が債務整理によって新しい人生を歩むことができるよう祈っています。