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精神的に病気になってしまい自己破産をした体験談
病気にかかってしまい借金の返済が困難になってしまう方は非常に多いです。
今回は、借金が原因で精神的に病んでしまい返済能力が無くなってしまい、債務整理をした石橋さんの体験談を紹介します。
債務整理をする事で、返済が厳しい方も借金問題を解決することは可能です。
参考にしてみてください。
後払いで買ったパソコンが原因で債務整理をしました
債務整理を体験する事になった原因を教えてください。
あれは大学1年のことでした。
2浪して何とか大学に入ったものの、なかなか周囲に馴染めず友達はコンピューターだけ。
というわけでもなかったのですが、よく1人で秋葉原に行ってパソコンを見ていました。
当時はちょうどノート型のMacintoshが出ていた時で、私も強烈に欲しかったのですがただ見ているだけの日々でした。
そんなある日、どうしてもMacのノートが欲しくなって値札を見てみると「○回払い…」みたいなことが書いてあります。
ん?つまり、今全部払わなくてもいいんだ!よし、分割払いで行こう!と店員さんに聞いてみました。
「あの、ローンでお願いしたいのですが…」すると学生手帳の提出を求められ、あれだけ欲しかったMACが簡単に買えてしまいました。
しかし、これからが大変でした。
こんな適当な人間ですから、アルバイトもしておらず支払いはすぐ滞り、すぐにクレジット会社から電話&督促の嵐です。
こりゃ何とかしないといけない!と思って私はどうしたか…。。。
いわゆる学生ローンという消費者金融に手を出してしまったのです。
こうなるともうジワジワと借金が膨らんでいきます。
お金を返すために借金をし、その借金でさらに借金が増えていく。まさに悪循環です。
大学も借金でそれどころでは無くなって退学。
就職もできずバイトをしたりしなかったりのフリーター生活を何とかごまかしごまかしやっていました。
でもついに心の方がダメージを受けてしまい、精神的に鬱状態になり、バイトが出来ず借金返済のお金が回らなくなってしまいました。
そこでやっと弁護士に相談することになったのです。
当時は無料相談をしている法律事務所は少なかったので、1回5000円で相談してくれるという法律事務所に申し込みをしてみました。
私の場合は、借金が数百万円に膨れ上がっていた事と鬱状態だったので働くことが困難で支払いは難しいという事で自己破産をすすめられました。
自己破産は書類がたくさん必要で、どこからいくら借りたとか何にいくら使ったとか事細かに申告する必要があります。
私も当然それを書いたのですが、いい加減な人間だったので、とにかく弁護士の人に怒られました。
「覚えてないの!?」とか「自分のことでしょ!?」とか。でも私が悪いんです。必死になって記入していきました。
そして裁判所に行く日、弁護士の方が同行してくれました。
本当にいい弁護士さんで、この方がいなかったか今の自分はどうなっていたんだろうと思います。
きっと闇金にでも手を出してマグロ漁船に乗るか、臓器を売っていたでしょう。
というのは半分冗談ですが少なくとも今、過去を思い出してこの文章を書いていることはなかったと思います。
名前を呼ばれ2、3つの質問に答えて部屋を出て、「これから裁判?が始まるのか…」と思っていたら、いつまでたっても呼ばれないので、何だろ?という時に弁護士の方が来て「終わったよ」とのこと。
一気に肩の力が抜けました。
きっと裁判官からも、すごく怒られると思っていましたが一瞬で終わり、なんだか拍子抜けしたのを今でも覚えています。
幸いあれから借金はしないで生活できています。
私の人生を再スタートさせてくれた自己破産と弁護士さんには本当に感謝しています。
借金が原因で鬱になる人も多い!債務整理の相談は早くが鉄則!
石橋さんのケースでは借金の額が大きい事よりも、精神的に病気になってしまい仕事が出来る状態ではなかったため、自己破産を選択したパターンでした。
自己破産というと人生の終わり。といった非常にネガティブなイメージを持っている方も少なくはありません。
しかし、実際の裁判は思っているよりもあっけなく終わります。
もちろん、任意整理や個人再生で借金問題を解決できるのであればそれに越したことはありません。
ですが、必ずしも自己破産をする事が悪というわけではない事も事実。
石橋さんもおっしゃっていましたが、もし弁護士に相談をせずに借金を放置していたら、闇金に手を出したりもっと悲惨な状態になっていた可能性が高いでしょう。
借金問題は放置をしてしまう事が一番よくありません。
借金問題は放置していても状況が良くなることは絶対にありませんし、事態を深刻化させるだけです。
1人で悩み続けるのではなく、今すぐ法律事務所に相談して下さい。