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東京都新宿区で債務整理~30代を前に380万円の借金を債務整理した体験談
今回は30歳を前に、借金問題との決別を決意し、380万円もの借金を債務整理した富岡さん(仮名)の債務整理体験談を紹介します。
富岡さんのケースでは、交通違反の反則金が用意出来なかったことによりキャッシングに手を出します。
このことがきっかけで、消費者金融からお金を借りる癖がついてしまい結果として借金が雪だるま式に増えてしまいました。
自分のお金と勘違いしてしまいキャッシングに頼る生活を送ってしまい借金地獄に陥ってしまう方は非常に多いです。
しかし、債務整理をすることで合法的に借金問題は解決することが可能です。
富岡さんのケースでも債務整理をすることで、借金問題を解決し再スタートをきることに成功されています。
今、借金問題に悩んでいる方は参考にしてください。
それでは富岡さんよろしくお願いします。
30代を前に380万円の借金を債務整理した東京都新宿区男性の体験談
20代の頃の話です。
当時は東京でサラリーマン生活をしていました。
特に変わったところもない20代半ばの男子でした。
初めて借金をしたきっかけは、交通違反でした。
スピード違反で赤切符を切られてしまったのです。
調べてみると、罰金が10万円近くになるかもしれない、とのことでした。
当時の私は、貯金もほとんどない、安月給のサラリーマンです。
そんなまとまったお金はありません。
親や友人にも、「スピード違反の罰金が払えないからお金貸して」とはとても言えませんでした。
あれこれ考えた末、当時出回り始めていた無人契約機で、初めてサラ金(消費者金融)と契約しました。
与えられたキャッシング可能額は、30万円でした。
まるで自分のお金のように使ってしまったキャッシング
罰金は7万円で済んだので、23万円の枠が残っていました。
生まれて初めて、キャッシング、というものを体験したのですが、ATMで、自分の預金を下ろす感覚で使えることが、転落への始まりでした。
無人契約機が増えていたことも、転落を加速させました。
サラ金と契約する、という事に対する後ろめたさがないからです。
また、リボルビング払いというシステムも、自分が一体いくら借りているのか、という意識を薄れさせるものでした。
月々5千円、1万円くらいの返済額だと、「限度額いっぱいまで借りても何とかなる」という気持ちになるのです。
結果、4件のサラ金と契約してしまっていました。
債務総額は150万円くらいだったと思います。
しかし、返済額は1万5千円か2万円くらいだったので、そんなに多額のお金を借りてしまっている、という意識はほとんどありませんでした。
まさに雪だるま式に借金はどんどん増えていった
借りたお金のほとんどは、女性のいる飲み屋さんに消えていました。
何も考えずそんな生活を続けているうちに、借金はどんどん増え、気が付くと500万円近くなっていました。
ちなみの当時の私の年収は、350万円(税込)です。
月給は手取りで18万程度でしたが、月の返済額が約12万円ありました。
30歳を前に前に借金整理する決意を固める
そんな無茶苦茶な生活をしているうちに、29歳になりました。
男30歳、という大台を目の前にして、流石にこんな状態では、結婚も出来ないぞ、と考えるようになり、この借金を何とかしなければ、という気持ちになりました。
当時(2000年頃)は、今ほどインターネットが身近なものではなかったので、本を読んで情報収集しました。
まず、自分が置かれている状況を正しく把握するため、借り入れをしている業者数と、借金総額を紙に書き出してまとめました。
業者数は計8件、債務総額は約460万円でした。
東京の借金問題解決のプロの弁護士に債務整理を依頼
そして、専門家(弁護士)に相談にいくことにしました。
その頃は、東京都内に数か所クレジット・サラ金専門の法律相談センターがありました。
相談料は30分5250円(税込)です。
私が相談を行った場所は東京の新宿。
(今は無料で相談できるところがたくさんあるので、そういう部分ではとても債務整理しやすい状況である、と思います。)
借入金額が年収を超えているため、自己破産を勧められました。
しかし私には、破産というものに対するネガティブイメージが強く、何とか任意整理で解決できないか、とお願いしました。
弁護士さんは何とかやってみましょう、と言ってくれました。
そのまま、その弁護士さんに事件を受任して頂きました。
相談の翌月から、全ての業者への支払いを一旦止め、それまで返済に充てていた金額を、弁護士さんへの着手金に回しました。
いよいよ債務整理がスタートしました
返済再開まで、4ヵ月かかりました。
つまり、弁護士さんと、業者との和解交渉が4カ月かかった、ということです。
後から知った事実ですが、その段階でまだ話がついていない業者が2社ありました。
しかし、相談して5か月後から、月々9万円を弁護士さんに支払う生活が始まりました。
※債務整理をすると、支払は業者にするのではなく、受任してくれている弁護士さんを通して行うことになります。
つまり、支払先は一か所になります。これも、精神的な負担を軽くしてくれました。
9万円の内訳(どの業者にいくら支払っているか、弁護士費用充当額はいくらか、など)も当時は知りませんでしたが、弁護士さんがうまく調整してくれていました。
弁護士さんへの報酬も、分割払いにしてくれました。
過払い金の多さに腰を抜かす
後から知ったのですが、最終的に和解した債務総額は380万円程でした。
驚いたのは、過払い金の額です。
過払い金が80万円くらいあり、その分は債務総額から差し引かれていました。
当時は今より金利が高かったとはいえ(20%越えが当たり前でした)80万も過払いしていたことにびっくりしました。
債務整理が無事終了!借金問題との決別
一時はどうなるかと思っていましたが、きちんと債務整理をしたことによって、かなりほっとしましたし、精神状態も良くなりました。
(借金を抱えてヒィヒィ言っている時は、かなり精神的にも荒んでいました。何をしてもスッキリ爽快な気分になることがありませんでした。)
完済までには約6年かかりましたが、一度も支払いを落とすことなく終わらせる事ができました。
借金転落人生を経てわかった、大切なこと
この体験を通して学んだことが二つあります。
・見える化する
・心が何より大事
ということです。
「見える化」する
一つ目は、おカネに関することは、全て「見える化」するべきである、ということです。
思うに、借金を苦しんでいたころは、いくらのお金を何に使っているか、ということがほとんど見えていませんでした。
だから、欲望のままに使ってしまっていたのです。
しかし、債務整理を決意し、本に書いてあったことを参考に、自分の借りている金額と、業者数を紙に書き出してみたとき、その借金総額に腰を抜かしそうになりました。
自分がいかにドシャメシャな状態であったか、というのが身に染みたのです。
ここまでひどい状態にならないようにするためには、
・お金の出入り
・何にいくら使っているか、
などは全て記録しておく必要があります。
私は、債務整理中から、小遣い帖をつけ始め、それは今でも続けています。
そのおかげで、余計なことにお金を使う事も無くなり「財政健全化」を達成しています。
「心の平穏が何より大事」
二つ目は、心の状態の大切さ、です。
(借金以外でも大切なことである、と思いますが。)
借金まみれだったときは、心がすっきりする、ということがほとんどありませんでした。
心のあちこちにヒルが吸い付いているような、万年イヤな感じを抱えて生きていたのです。
当然、仕事も半端になってしまうし、遊んでいても心の底から楽しめません。
まさに「俺の人生、詰んだ…」という状態でした。
しかし、自分の状況を把握し、債務整理を実行したときから、徐々にその「イヤな感じ」が薄れていきました。
自分の人生を取り戻したような感覚になっていったことを、今でも思い出します。
債務整理の一番の目的は、借金の返済ではありません。
「心の平穏を取り戻し、自分の人生を生きること」です。
少し大げさかもしれませんが、それが債務整理をして得た一番の教訓です。
あなたらしく生きるために債務整理で借金問題を解決する
あなたが今、借金問題を抱えて苦しい思いをされているとしたら、一日でも早く心の平穏を取り戻し「あなたの人生」を生きてほしい、と思います。
方法は何でもいいと思います。
任意整理でも、個人再生でも、それこそ自己破産でも。
大切なのは方法ではなく、「心の平穏を取り戻し、自分の人生を生きる」ということです。
おかげさまで今の私は、郊外に一戸建てを購入し(つまり、住宅ローンの審査を無事通過し)妻一人、子二人とともに「小市民的幸せ」は手に入れています。
そしてそれは、あなたにもできることなのです。