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友人へお金を貸し続けた挙句自分が破産寸前!東京都北区の法律事務所で借金200万円を債務整理した体験談
今回は東京都北区に在住の羽田さんです。
羽田さんはご自身で浪費癖はなく、仕事も忙しかった為お金はあまり遣わない方でした。
それなのに債務整理をすることになるの!?と不思議に思われると思います。
優しい羽田さんは、お金に困った友人からお金を貸してほしいと言われると、返済期日の約束もせずに貸してしまっていたのです。
きちんと返してくれる友人ばかりだったということもあったので、お金を貸すということを繰り返していました。
元々手取りが少なかった為、そのせいで生活費が足りなくなってキャッシングすることが度々ありました。
そんな中、羽田さんは勤務先の激務から体調を崩してしまい、パートタイムでの働きに切り替えます。
体調は良くなったのですが、給料は更に少なくなってしまい極貧生活を強いられるようになってしまいました。
ですが、友人に返してと強く言えず、家族にも相談できず、、、
思いつめながら親友に相談をしたところ、債務整理という方法があることをアドバイス受けたのです。
いまでは債務整理を勧めてくれた弁護士さんや友人に大変感謝しているとのこと。
死まで覚悟するくらいどん底にいた羽田さんは、どのように人生を変えたのでしょうか。
それではよろしくお願い致します。
北区の法律事務所で借金200万円を債務整理をした体験談
東京在住、29歳女性です。
25歳頃から、クレジットカードでの負債が続き、日々何とかやりくりして返済する生活を過ごしていました。
しかしとうとう自分ではどうにもならなくなり、弁護士事務所に依頼して債務整理の手続きを取りました。
今は、弁護士費用の積み立て期間で、クレジットカード会社への支払いは一旦止まっています。
積み立てが済んだら、カード会社への返済を始めます。
22歳から28歳まで、エンタメ系の企業で正社員として働いていました。
管理職まで行き、24歳以降は社内でも高収入の部類に入っていました。
休みもなく働いているのに給料は少ない現実
ただエンタメ業界の悪しき習慣、低賃金で長時間拘束・休暇やボーナス・福利厚生の制度もきちんとない状態。
現場管理職で勤続していても、諸々引かれて手取りは20万少しでした。
所謂「社畜」状態で、華の20代を必死に生きていました。
無駄遣いの癖はなく、節約も好きだったので、浪費はせず過ごしていました。
そもそも休暇がきちんと無いので、ゆっくりショッピングや旅行に行くことはありませんでした。
ただ自分でも不思議なほど、お金が溜まらず、貯金ができませんでした。
お金を安易に人に貸してしまうことが借金の始まり
高額の奨学金をとって大学を出ていたので、毎月3万近く奨学金の返済をしていました。
また兄弟が根無し草の様な生活をしており、両親の負担を減らすため、たまにまとまったお金を援助していました。
お金に関するわたしの、唯一と言える悪癖。
それは、信頼している友人など、親しく大切に思う人にすぐお金を貸してしまう癖でした。
エンタメ業に従事しているため、アーティストとの関わりも多く、活動の為に生活費が足りない友人が多く居ました。
必要な分は稼いでいるし、自分自身は浪費癖が無いからまあいいか。
目の前の大切な友人が困っているしと、きちんとした書面のやり取りもなく、お金を貸し続けていました。
1回の額は1~3万ほど。
毎月貸すような相手はおらず、メモ書きで控え「落ち着いたら返してね」という雑なシステム。
相手も連絡が取れなくなるようなことなどなく、いつも申し訳ながって「早くに必ず」という人ばかりだったので、危機感なく複数人に貸し続けていました。
人に貸しているうちに自分がキャッシングするハメに陥る
たまに計算を見誤り、自分の生活費が足りなくなることがありました。
そんなときは、クレジットカードのキャッシングで工面して支払いました。
それがよくなかったのです。
カードの返済をキャッシングで工面し、足りない分もまたキャッシング。
この頃からじわじわと、負債が雪だるま式に膨らんでいきます。
それでも「まだ返せているから大丈夫」という意識になっていました。
恐ろしいことです。
キャッシングをしているのですから、返せているわけではないのに。
体調を崩し働き方を変えるも給料が激減
28歳のとき、激務がたたって、体調と精神状態が崩れました。
突然でした。
きちんとした休みも無く、毎日長時間拘束だったのだから当然です。
低賃金で福利厚生も無し、病気を患ったまま続けたい職場ではありません。
それでも会社から逃れられず、管理職・正社員から降り、パートタイムでの勤務に切り替えました。
これが地獄の始まりでした。
手取りが15万ほどに減りました。
気持ち的にも楽なパートタイムで週に2日間はきちんと休めるようになり、1日の勤務時間も概ね9時間ほどに抑えられ、ありがたいことに体調はよくなりました。
ただ手取りは減っても、出費は減りません。
自分の生活費で精一杯で、奨学金の返済を含めるともうぎりぎり。
クレジットカードの負債を払う余力など、もうありませんでした。
しかし、雪だるま式に膨らんでしまったキャッシングの負債。
返済がきつくリボにしてしまったため、利率も膨らんでいます。
気が付けば自転車操業じゃないと生きていけない状況に
そこから先は、もう一瞬でした。
返せない負債はすべてキャッシングのリボで一旦払う。
日用品の買い物等、生活費もカードで払う。
あとは翌月の払いのときにまたなんとか調整するという、ただ自転車操業。
幸か不幸か、もともと現金を持ち歩くのが好きでは無く、クレジットカードは複数枚持っていました。
毎月割と多額を使い、一応期日中に返済していたので、ショッピングもキャッシングも、全てのカードでかなり高い限度額となっていました。
払う能力がないのに、使い放題という状態だったのです。
なぜそうなったのか、いまでも自分でわかりませんが、半年後には全てのカードが限度額いっぱい。
来月はもう、手も足も出ないという事態に陥りました。
考えても解決せずに悩み苦しむ日々
自分では大きな買い物も無駄遣いもしていないのになぜこんなことに…
他人に貸した分以上に支払いをしているのは何故だ…
でもやっぱり生活が苦しそうな友人に、自分への返済を急いでとは言えない…田舎の両親にも言えない。
どうすれば、どうしたら。
これは水商売で稼ぐしかないのか、自分にできるのか…
ただ絶望し、今更自分の愚かさ、浅はかさを呪ってもどうにもなりません。
もう私はやけくそで、もっとも信頼できる友人に泣きつきました。
助けてもらおうとかお金を工面してもらおうというのではなく、もう生きて行けるかわからないから最後に話だけ聞いて欲しい、くらい思いつめて泣きながら話しました。
その友人が冷静に慰めてくれた後で、債務整理を教えてくれたのです。
弁護士に藁にも縋る思いで相談をすることに
弁護士に依頼すれば、弁護士費用はかかるけれど無理ない返済ができるようになるし、膨らみ過ぎた利率や過払いを調整してくれるからと。
最初私は、借金したのも首が回らなくなったことも自分のせいだから、返済を遅らせるとか額を減らすとか、そんなことが許されるのか?自己責任ではないか?と思いました。
友人はカード会社のシステムにグレーな部分もあるし、自己破産(払いをあきらめること)ではなく、きちんと整えて支払っていく債務整理なら、負い目を感じる必要はないと諭してくれました。
わたしは勇気を出して、インターネットで調べた弁護士事務所に連絡しました。
弁護士からはすぐ連絡が来て、まずは電話で詳しくヒアリングを受けました。
借金が膨らんだ理由、今の収入と返済以外の必要支出など。
そして生活と仕事の状態、あとは自己破産したいか債務整理したいかの意思です。
幸いわたしの電話担当の弁護士さんは若い女性で、私情も汲んでくれつつ、丁寧に話を聞いてくれました。
緊張と恥ずかしさで声が震え、言葉が揺れるわたしの話を、ゆっくり聞いてくれました。
債務整理をお願いして無理のない返済を決意
その頃私は、毎月の支払いに追われるだけで、一体自分の負債がいくらなのか、いつ返済が終わるのかの目途もわからずにいました。
電話カウンセリングでカード会社と情報を申告し、数日後、事務所に実際に赴きました。
私が申告した内容で事前に調べてくれており、負債は200万以上になっていること。
そして借り入れたカード会社なら利率・過払いの交渉が可能であろうということ。
その場合、月4万程の返済で約3年かけることになるだろうという目安を説明されました。
弁護士費用やシステムについてかなり詳しく説明があり、いくつも書類を記入して、私は弁護士に債務整理を依頼しました。
今は弁護士事務所に、弁護士費用の積み立てをしています。
半年間積み立て、その期間中にカード会社との交渉・調整を行うとのこと。
なので、カード会社への返済、取り立ては一切止まっています。
これにはかなり安心できました。
債務整理をしたことで本当に救われた
勿論、もう該当クレジットカードは使えません。
私の場合、負債を抱えていないカードが2枚残っていたので、それは使える状態です。
ただ弁護士によると、調査が入って債務整理中なのが分かった時点で、負債のないカードも止められることがあるとのことでした。
私は幸い、1枚は何事もなく使えます。
もう1枚は調査が入ったのか、限度額が大幅に減り、ショッピング5万キャッシングが無効になるという通知がきました。
ただここでまた負債を増やすわけにはいかないので、クレジットカードはほぼ使っていません。
ネット通販などでカード払いのみというときだけ使用しています。
債務整理の手続き後、弁護士への支払いや交渉後はカード会社への返済が始まるので、気が抜ける訳ではありません。
ただ、生活状況から無理のない返済額を提示してくれ、利率や過払いを調整してくれるので、こんなにありがたいことはありません。
今では、これまで以上に節約を心掛けること、クレジットカードを使わないこと以外はまったく平和な毎日です。
本当に生活も気持ちも人間らしく戻れました。
債務整理を勧めてくれた友人と、最初の問い合わせで丁寧にしてくれた弁護士さんには、感謝してもしきれません。
きちんと払いを終えて、今後はお金の管理を真面目にしていこうと思っています。