自己破産をしてもデビットカードは作れる?クレジットカードとの違いも解説!

自己破産をしてもデビットカードは作ることができる

自己破産をすると、クレジットカードの審査に通らなくなります。そのため、デビットカードも同様に作れなくなると考えるかもしれません。

しかし、自己破産をした場合でも、デビットカードは作ることができます。その理由は、デビットカードとクレジットカードでは決済の仕組みが違うからです。

デビットカードとクレジットカードでは決済する際の仕組みが違う

デビットカードとクレジットカードでは決済する際の仕組みが異なります。

デビットカード クレジットカード
決済のタイミング 料金支払いと同時に銀行口座から引き落としされる 1か月に1回口座から引き落としされる
分割払い 不可能 可能
リボ払い 不可能 可能
審査 基本的になし あり

クレジットカードの場合、商品やサービスの代金が口座から引かれるタイミングは、1か月に1回の引き落とし日です。

カードで支払いをした日から引き落とし日までの間、カード会社が商品やサービスの料金を一時的に立て替えます。

このような仕組みを利用できるのは、カード会社が「あなたなら支払いをしてくれる」と信用しているからです。

一方で、商品やサービスの代金をデビットカードで支払った場合、即座に銀行口座から引かれます。つまり、直接ではないですが、現金で支払っているのと同じ意味になります。

このように、デビットカードは、決済と同時に銀行口座から代金が引き落とされます。信用情報を確認する必要がないので、審査のないカードがほとんどです。

デビットカードならお金を使いすぎることがないので安心

クレジットカードがあると、お金を使いすぎてしまう人もいます。使ってはいけないと思っていても、その気持ちを抑えられない人もいるのではないでしょうか?

しかし、デビットカードなら、お金を使いすぎることはありません。なぜなら、連携している銀行口座に残高がなければ、デビットカードで決済ができないからです。

実際に、株式会社JCBが発表したクレジットカードに関する総合調査2020年版の結果を見ても、使いすぎる心配がないという理由でデビットカードを利用している人の割合は約4割もいました。

デビットカードを利用する理由 割合
すぐ引き落とされるため家計管理(支出管理)をしやすいから 40.3%
残高のある分しか利用できず、使いすぎないから 39.3%
ポイントが貯まるとキャッシュバックがあるから 34.9%

(出典:クレジットカードに関する総合調査2020年版|株式会社JCB

デビットカードを持てば、たくさん使いすぎて支払いに困ることもありません。支出もコントロールしやすくなるでしょう。

デビットカードを使っても友人や知り合いに自己破産したことはバレない

成人すると、クレジットカードで買い物をする人が多くなります。むしろ1枚もクレジットカードを持っていない人の方が少ないでしょう。

そのため、デビットカードを使いたくても、友人や知り合いに自己破産したことがバレないか不安な人も多いのではないでしょうか?

ただ、買い物にデビットカードを使っても、友人や知り合いに自己破産したことはバレません。

なぜなら、多くのデビットカードのデザインは、クレジットカードとほとんど変わらないからです。

また、利用時も「カードで」「1回払いで」と店員に伝えれば、デビットカードを使っていることさえ気づかないでしょう。

そのため、デビットカードは安心して利用できます。

自己破産した人がデビットカードを利用する際の注意点

デビットカードは、自己破産した人でも利用できます。ただクレジットカードとまったく同じというわけではありません。

デビットカードを利用する際には、いくつか注意点があります。

デビットカードを利用する際の6つの注意点
  1. 分割払いやリボ払いはできない
  2. 一部のデビットカードは審査がある
  3. 自己破産の手続きにより凍結された銀行口座は、1〜3か月使えない
  4. 銀行口座の残高が不足している場合は支払いができない
  5. 月額利用料金の決済に使えないカードもある
  6. デビットカードを使ってもクレジットヒストリー(以下クレヒスと略)の実績にはならない

    順番に見ていきましょう!

    1.分割払いやリボ払いはできない

    デビットカードは1回払いしかできません。クレジットカードのように分割払いやリボ払いには対応していないので、注意してください。

    お店で利用回数について聞かれたら「1回払いで」と伝えましょう。

    2.一部のデビットカードは審査がある

    デビットカードは基本的に審査がないので、自己破産した人でも作れます。

    ただし、以下のように残高が不足したときに立て替え払いを行う機能がついているデビットカードもあります。

    • イオンデビットカード
    • SURUGA VISAデビットカード

    これらのカードでは、立て替え払いをするケースも存在するため、審査があります。当然、信用情報機関の情報も閲覧するため、自己破産したことがあれば、審査に通りません。

    なお、残高不足時に立て替え払いを行うかどうかは、デビットカードの商品概要書や公式ホームページのQ&Aに記載されています。必ず、申し込む前に確認しておきましょう。

    3.すでにデビットカードを使用している場合、自己破産の手続きで使えなくなるケースがある

    自己破産の手続きをする前から、借金がある銀行のデビットカードを利用していた場合は注意が必要です。

    なぜなら、自己破産をすると、銀行口座が1〜3か月ほど使えなくなるからです。

    当然、引き落としができなければ、デビットカードは使えません。

    ただし、自己破産をしても、借金のない銀行が発行するデビットカードは、これまで通り利用できるのでご安心ください。

    なお、銀行口座が凍結された場合どうなるか気になる人は、以下の記事も参考にしてみてください。

    参考⇒債務整理と銀行口座凍結~任意整理や自己破産後は口座が使えなくなる?

    4.銀行口座の残高が不足している場合は支払いができない

    デビットカードを利用した場合、銀行口座の残高から料金が支払われます。したがって、銀行口座に残高がなかったり、口座の残高が支払う金額より少なかったりすれば、支払いができません。

    そのため、デビットカードを使う前に、銀行口座に支払いができるだけのお金が残っているのか確認しておく必要があります。

    5.月額利用料金の決済に使えないカードもある

    デビットカードは、クレジットカードと同じように店舗やインターネットのサイトで買い物する際に利用できます。たとえば、各種公共料金や大手携帯会社の支払いなら問題なく支払いができるでしょう。

    ところが、以下のような月額利用料金のサービスについては、デビットカードで支払いができないケースもあります。

    • 中小企業や個人が発行しているメルマガの料金
    • 動画配信サービスの月額料金
    • 格安SIMの通信料金

    加えて、高速道路の通行料や機内販売の支払いにも使えません。各サービスのホームページ内のQ&Aを見れば、デビットカードの対応状況がわかるので、利用前に確認しておいてください。

    6.デビットカードを使ってもクレジットヒストリーの実績にはならない

    クレジットカードを使った場合、毎月返済をするごとにクレジットヒストリー(以下クレヒスと略)と呼ばれる実績がつきます。信用情報機関の情報に良いクレヒスがついていれば、審査時も有利に働きます。

    そのため、デビットカードをたくさん使えば、実績になるのでは? と考えるかもしれません。

    しかし、クレヒスがつくのはクレジット取引やローン契約などをした場合のみ。デビットカードで多額の支払いをしても、クレヒスはつかないので注意が必要です。

    もし、クレジットカードを契約したいのであれば、最低でも信用情報から自己破産した情報が消えるまで待つしかないでしょう。

    自己破産をしたらクレジットカードを持つまで10年以上はかかる

    自己破産をした場合、クレジットカードを持つまで10年以上はかかると思っておいた方が良いでしょう。

    なぜなら、自己破産をすると最長10年間信用情報機関に登録されるからです。

    信用情報機関 異動情報が抹消されるまでの期間
    CIC 5年間
    JICC 5年間
    KSC 10年間

    CICやJICCに加盟しているカード会社なら、自己破産の記録は5年で抹消されます。

    しかし、信用情報機関同士でそれぞれ自己破産を含めた情報を共有しているので注意してください。そのため、実際には自己破産から10年が経たなければ、新たにクレジットカードは作れないといわれています。

    まとめ:デビットカードなら安心して利用できる

    デビットカードを使えば、銀行口座の残高を超えない範囲で買い物を楽しむことができ、借金に悩まされることもありません。

    クレジットカードと同じように、お店やインターネットのサイトで利用できるので便利です。

    ただし、デビットカードには以下のような注意点もあります。

    • 分割払いやリボ払いはできない
    • 銀行の口座残高が不足していると支払いができない
    • クレヒスはつかない

    そのため、まったくクレジットカードと同じ条件で使えるわけではありません。

    なお、借金額が多すぎて返済が難しい場合は、1人で悩まず、早めに弁護士へ相談するのをおすすめします。

    なぜなら、自分の力で返済をしようとしても、利息により借金額がどんどん増える可能性があるからです。

    また、自己破産の手続きはできれば早めに行いましょう。信用情報機関から異動情報が抹消されるのが早くなり、クレジットカードを持てるまでの時間も短くなる可能性があるからです。

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