借金返済計画書の作り方と債務整理による解決方法

消費者金融や銀行カードローンの借金は、5年以上の長期間の返済となることも少なくありません。

借金の金額が膨らみ出すと、毎月の返済額が増えるだけでなく、毎月の返済日も増えるため、「毎日返済に追われる生活」になってしまうこともあります。

借金で困っている人には、「自分が幾ら借りているのか」、「毎月の返済額はいくらなのか」ということをきちんと把握できずに、「ただ返済日に追われている」人も少なくないようです。

多額の借金の返済は、現状を正しく把握して、毎月の支出を計画的にやりくりしなければ、完済できません。

「借金の返済のためだけに生活するのはつまらない」と思うかも知れませんが、借金を早く返しきれれば、「楽しい生活」を早く送ることもできます。

そこで、今回は「借金返済計画」の立て方の〇つの手順について解説します。

「毎月返しているはずだけど借金があまり減らない」、「借金が増えすぎてどう返してよいかわからない」という人は参考にしてみてください。

また、『頭の中では現在の収入から考えて、完済は厳しいと理解しているが放置してしまっている。』

『給料が出ても結局、月末になるとまたお金を借りてしまう生活が1年以上続いている。』

このような状況まで状態が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

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それでは解説をしていきます。

借金返済のための重要ポイント

借金返済計画の作り方について解説する前に、「借金を確実に返済する」、「借金を1日も早く完済する」ために重要となるポイントを確認しておきましょう。

借金返済の上で、最も重要なポイントは次の2点です。

繰り上げ返済を実施する
これ以上借金を増やさない

「当たり前のことじゃないか」と思う人もいるかもしれません。

しかし、「借金がいつまでも返済できない人」のほとんどは、この2つを守れていません。

1日も早い借金完済には「繰り上げ返済」が必須

借金を早く返すためには、「毎回の返済額を多くする」ほかありません。

当たり前のことですが、実際にやるのは簡単ではありません。

消費者金融や銀行カードローンのような金融機関からの借金の返済には、「約定返済(やくじょうへんさい)」と「随時返済(繰上返済)」の2つの方法があります。

約定返済は、契約で決められたどおりに、「毎月の支払い日」に「決まった返済額」を返済することをいいます。

随時返済は、毎月の支払い日以外に追加して返済することをいいます。

消費者金融や銀行カードローンの借金は、高い利息が付けられているため「約定返済」では借金があまり減らないことが一般的です。

消費者金融から50万円を年17.8%で借金した場合を例に説明します。

この場合、最初の1ヶ月で発生する利息は7,416円です。

毎月の返済額が13,000円(消費者金融から同条件借りた場合の一般的な最低返済額)であれば、借金は5,584円しか減っていません。

この条件で約定返済を完済まで続けたときの返済額の合計は、746,160円にもなります(返済回数は58回)。

利息だけで約25万円も支払っていることになります。

「毎月2万円」返済した場合では、返済総額は629,392円で、返済回数は32回です。

毎月の返済額を「7,000円増やす」だけで、支払う利息が12万円近く安くなるだけでなく、返済期間も2年近く短くなります。

ところで、銀行カードローンは、消費者金融よりも「利息が安くて安心」と思われがちです。

しかし、実際の支払い総額は、消費者金融から借金した場合よりも多くなることが少なくありません。

たとえば、銀行カードローンから年14.6%で50万を借りて毎月1万円ずつ返済(同条件の銀行カードローンでの一般的な最低返済額)した場合の支払総額は77,5050円、返済回数は78回になります。

銀行カードローンは、見た目の利息は消費者金融より安いのですが、毎月の約定返済額が少ないために、最終的な支配額は多くなってしまうのです。

毎月の約定返済額が少ないと「利用者優しい」と思ってしまいがちですが、実際には逆であることが少なくありません。

実際にも、「借金の返済がなかなか終わらない人」には、随時返済する余裕があっても最低返済額しか支払っていない人が多いです。

「追加の借入」をしていたら借金はなくならない

上で説明したように、約定返済では、毎月ほんの少しずつしか借金が減りません。

年17.8%で50万円借りたケースでは、12回(1年)返済するまでは、借金の返済に充てられる額よりも利息に充てられる額の方が多くなります。

このような条件で借金しているときに、追加で借金をすれば、いつまで経っても借金はなくなりません。

消費者金融や銀行カードローンは「極度額方式」の借金契約であるため、限度額の範囲内であれば、何度でも自由に借金することができます。

追加の借入をすればするほど、利息の負担も重たくなり借金完済が遠のきます。

理屈としては当たり前のことなのですが、借金が完済できない人のほとんどは、「10万円返済したところで、また10万円借りる」ということを繰り返しています。

返済に行き詰まったときに、別の金融機関から借金する「まわし」や「自転車操業」とよばれる行為は言語道断です。

そんなことをしていては、借金は減るどころか雪だるま式に増えていきます。

返済計画の作り方4ステップ

消費者金融などのCMや広告には「ご利用は計画的に!」というコピーが必ず表示されます。

実際にも。多額の借金を何の見通しもなく完済することは簡単ではありません。

また、いくら計画を立てても、「根拠のない計画」や「具体的でない計画」では役に立たないことの方が多いでしょう。

以下では、「具体的で実効的な返済計画の作り方」を4つの手順にわけて説明します。

返済計画作りは「正しい現状把握」から

「借金の返済に行き詰まってしまう人」や、「返しきれないほどの借金を抱えてしまう人」の多くは、現状を正しく把握できていません。

「いくら借りているか」、「何社から借りているか」、「毎月いくら返済しなければならないか」、「返済日は毎月何日なのか」といったことを正しく把握することは、返済計画作りにおける一番基本的なことです。

借金状況の把握は、「残っている借金はだいたい70万円くらい」という認識では不十分です。

「借入先」、「借入残高」、「利息」、「返済日」、「毎月の返済額」、「完済までの残り回数」を下の表のようにまとめてみるとよいでしょう。

を下の表のようにまとめてみるとよいでしょう。

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あわせて、返済したときに発行される明細書で、「元金充当額」と「利息充当額」のそれぞれがいくらであるかも確認しておきましょう。

「元金充当額」がその支払いで「減らすことのできた借金の額」です。

「いまの返済額で毎月どれくらい借金が減っているのか」を正しく把握することはとても大切なことです。

毎月の支出状況を把握する

返済計画を作る上では、「借金返済以外の毎月の支出状況」を正しく把握することも大切です。

「家賃」、「スマホ・携帯料金」、「水道光熱費」、「最低限の食費」といった支払いの欠かせない支出がいくらあるかを確認します。

1ヶ月あたりにあなたが自由に使える金額(小遣い)は、「手取り収入」-「必要生活費」-「毎月の支払い額」で導かれた金額になります。

「各種の支払いに必要なお金」と、「小遣いとして自由に使えるお金」は、給料日の時点で別にして管理することも、「支払い日にお金がない」という事態を回避するために有効です。

借金の返済のために「生活費を削る」ことを考える人もいるかもしれません。

しかし、家賃を減らすことはできませんし、水道光熱費も大幅に削減することは簡単ではありません。

スマホ・携帯料金も「かけ放題・パケ放題」の固定料金のときには、簡単には減りません。

確実に借金を完済するためには、「限られた小遣い」で収まる生活を心がけるほかありません。

「毎月の収入」は絶対に確保できる金額をベースに考える

通常のサラリーマンであれば、毎月の手取り収入に大きな変動はありません。

他方で、「歩合給が多いサラリーマン」や、「自営業の人」、「アルバイト・フリーター」のように毎月の収入額に変動がある人は、「確実に確保できる金額」をベースに返済計画を立てましょう。

「収入が多いときの金額」をベースに返済計画を作ると、収入が少ないときに対応することができません。

返済計画は「確実に実行できる内容」であることが大切です。

計画は「収入が少ない月でも絶対に実行できる内容」で作成し、収入が多いときには「繰り上げ返済」するようにしましょう。

「利息の高い借金」から「繰り上げ返済する」

借金を確実に完済するためには、「1日でも早く借金を返しきる」ことを心がけることが何よりも大切です。

返済期間が長くなるほど、病気やケガ・失業・減収、予定外の出費といった「返済が滞るリスク」が高くなるからです。

また、消費者金融や銀行カードローンの借金には「高い利息」があるので、「返済期間が長くなるほど返済総額も増える」からです。

したがって、毎月の小遣いから、「1,000円」でも「2.000円」でも繰り上げ返済を実施することがとても大切です。

「ボーナスや臨時収入があったときにまとめて返済しよう」というのは、実際にはほとんどアテになりません。

そもそも、ボーナス時期には、「予定外の出費」が増えることも多いからです。

実際にも、「あとでまとめて支払おう」と考えてしまう人ほど、借金の返済に苦しんでいる人が多いです。

「少しずつでも毎月確実に繰り上げ返済をする」ことが借金完済への一番の近道です。

繰り上げ返済をするときには「利息の高い借金」から優先的に行います。

毎月発生する利息の額は、「借金残高(円)×適用利率(%)/365(日)×30(日)」で計算することができます。

「収入が足りない」、「返済が苦しい」ときは「債務整理」・「借り換え」を上手に活用する

「毎月の収入」、「生活費」、「借金返済額」を把握したところで、「収入が少ない」と感じたときには、「債務整理」や「借り換え」を上手に活用することも有効です。

「収入が足りなければ」副業などで収入を増やせばよいと考える人もいるかもしれません。

しかし、多くの企業は「副業」を就業規則で禁止しています。借金返済のための副業が勤務先にバレてしまえば懲戒解雇される可能性もあります。

また、いくつものアルバイトを掛け持ちすることは、身体的な負担も小さくありません。

特に、返済期間が長くなるときには、「収入を増やして対応する」ことは現実的ではない場合が少なくないでしょう。

「おまとめローン」には落とし穴もある

消費者金融や銀行カードローンの借金を「ろうきん」などの低金利の融資で借り換えることができれば、毎月の返済負担を減らすことも可能です。

「借り換え」の手段としては銀行や消費者金融が提供する「おまとめローン」を検討するときには、次の点に注意が必要です。

「おまとめローン」では、金利があまり低くならないこともある
「金利を下げるために」多額の融資を受けると、返済負担が逆に増えることもある
多額の融資を受けるときには、担保の提供や連帯保証人が必要となることもある

返済の負担を軽くするためにおまとめローンを利用したことで、逆に自己破産するはめになった人も少なくありません。

おまとめローンを利用するときには、しっかりシミュレートしてから申込みしましょう。

関連記事⇒債務整理とおまとめローンどっちがいい?任意整理や自己破産との違い

「債務整理」すれば必ず返済額が減る

債務整理をすれば必ず返済額を減らすことができます。

たとえば、「任意整理」では、将来の利息が免除されます。

利息がなくなれば「支払った分だけ確実に借金が減ります」。

「毎月確実に借金が減る」ことは、「辛い返済」を続けていくモチベーションにもなります。

また、「個人再生」を利用すれば借金の一部が免除される可能性もあります。

たとえば、100万円以上500万円までの借金は、最大で100万円まで減額してもらえる可能性があります。

したがって、個人再生を利用すれば、多額な借金を抱えても自己破産せずに解決することができます。

任意整理や個人再生を成功させるためには、弁護士(司法書士)への依頼が欠かせません。

「弁護士に支払えるお金なんかない」と思う人もいるかもしれませんが、弁護士にかかる費用は、「免除される利息や借金の金額」よりも少ない場合がほとんどです。

また、ほとんどの弁護士・司法書士事務所が「報酬の分割払い」にも対応してくれます。

関連記事⇒債務整理費用が払えない?分割や後払いが出来る法律事務所で相談を!

「借金返済計画」のまとめ

借金で悩んでいる人には「毎月支払っている利息がいくらか」ということを把握できていない人が少なくないようです。

借金の返済を無事に終えるためには、「利息を減らす」ことがとても大切です。

したがって、借金完済の第一歩は「毎月払っている利息の額を把握する」ことからはじまります。

毎月の利息を減らすことができれば、「借金が減るスピードもはやく」なります。

利息を減らすためには、「繰り上げ返済」と「債務整理」が特に効果的です。

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