Contents
借金癖で首が回らない人は債務整理で解決するのが1番!
キャッシングやカードローンは、手続きが簡単ですぐに借り入れできるのが特徴の1つとなっています。
これらを計画的に利用しているうちはいいのですが、ついつい借りすぎてしまったり、キャッシングを当てにして浪費をするようになってくると大変です。
借金癖がついてしまうと、問題は自分だけではなく周囲の人にまで及びます。
多重債務者となってしまったり、首が回らない状態に陥ってしまった場合でも、債務整理をすればその場は解決できます。
しかし、借金癖は借金問題を解決すれば終わり、というわけではありません。
重要なのは『借金を解消した上で、根本的な問題も解決へ向けて前進すること』です。
ご自身や周囲に借金癖で困っている人がいるのであれば、借金問題と一緒に根本的な解決をはかりましょう。
今回は、借金癖の治療にも効果的な債務整理の方法についてご紹介します。
また、『1年以上に渡って、他の消費者金融から借りてはまた返すという生活を続けている。』
『元金が全く減っておらず、利息だけを毎月支払っている。』
このような状態まで状況が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している危険な状態です。
1人で悩むのではなく、手遅れになる前に今すぐに法律事務所に相談をしてください。
それでは解説をしていきます。
ギャンブルやクレジットカードの浪費など借金癖が治らない人は多い
一度、借金癖がついてしまうと簡単には治りません。
借金癖、借金依存症などと言われる心の病は、借金を繰り返してしまい、多重債務や借金滞納、自殺といったトラブルを引き起こしてしまう非常に危険なものです。
借金癖のある人の多くは、自分の返済能力を大きく超えた借金を抱えていても、それを返済できると思い込んで借金をやめることができません。
中でも多いのが、ギャンブルを理由とする借金です。
ギャンブルにハマっている人は、自分がギャンブルで大金を浪費していることに気が付かず、「自分はギャンブルでお金を稼いでいる」と思い込んでいます。
そのため、借金返済のための資金にすらギャンブルでの勝ちを当てにしてしまいます。
実際には、そんなに簡単にギャンブルで大金を稼ぐことなどできませんので、返済を進められず借金が更に膨れ上がってしまうという悪循環。
同様に、クレジットカード決済がクセになっている場合も危険です。
クレジットカードを使えば、手持ちのお金がなくても簡単に高額の商品を購入することができます。
そのため、お金を使っているという意識がほとんどない状態で浪費を繰り返してしまうのです。
借金を繰り返してしまう人の多くに当てはまるのが、「自分を客観視できない」ということ。
そのため、周囲の人に止められてもそれを真剣に受け止めず、借金するのがやめられないというケースも少なくありません。
精神科に入院したりと方法はあるけれど・・・
借金依存症を治療のみで、完治させるのは非常に難しいと言われています。
主な借金癖の治療方法としては、精神科を専門とする病院でのカウンセリングが一般的です。
ですが、ただカウンセリングを受けるだけでは症状が出ない【寛解】という状態までもっていくのは難しいことも事実。
借金癖はほかの依存症と合わせて発症しやすいとも言われています。代表的なのが以下の3つです。
これらに関しても、同時にカウンセリングによる治療をしていくことになります。
借金依存症は、本人の努力だけではなく周囲のサポートや依存しているものを取り除いた環境を与えることも重要となります。
物理的に借金ができないような状況を作り上げてあげるようにしましょう。
あえて繰り返しますが、1人で悩んでいても解決することはありませんし、状況は悪化していくだけです。
後から取り返しのつかない状況にならないよう、1日でも早い段階で専門家に相談することをおすすめします。
借金癖を治す1番の方法は債務整理
借金癖を治すためには「債務整理をすること」が1番です。その根拠としては、以下の2つの点があげられます。
大多数の貸金業者では、債務整理をしたことがある人=返済能力がないと判断します。
これは、債務整理をした後はブラックリストと呼ばれる個人信用情報機関に名前が登録されてしまう為です。
債務整理の内容によりますが、5年~10年間は新規融資の申し込みをしたところで借り入れは不可能となります。
債務整理とブラックリストについては、こちらの記事で詳しく解説をしています。
また、債務整理の手続きによって利息や遅延損害金、借金を減額したりできます。
自己破産では、借金自体も帳消しにすることができるため、どの手続きを取ったとしても返済負担が軽減します。
借金返済に充てていたお金をそのまま生活費などにまわせるようになり、結果的に、金銭的な余裕が生まれる事は間違いありません。
こうなれば、ギャンブル、浪費をしなければ、借金をしなくてはいけない理由もなくなるでしょう。
債務整理をすれば新しく借金をする事やカードを作るも出来ない
上でも説明した通り、債務整理をすると新たに借金をすることもクレジットカードを作ることもできなくなります。
債務整理を行うと、個人信用情報機関という公的な機関へその情報が登録されます。
ここに登録された情報は、加盟するすべての金融機関へ共有される仕組みになっています。
この情報は、債務整理の内容によって、5年から10年もの期間、抹消されることがありません。
新たな貸金業者やクレジットカード会社で申し込みをした場合、審査の際には必ず個人信用情報機関へ照会されますので、債務整理の事実を隠すこともできないのです。
ほとんどの金融機関では、債務整理をした事実がある場合には審査に通ることはないようです。
詳しくは、債務整理とクレジットカード、債務整理とローンの記事を参考にしてください。
いくら本人が借金をしたくても、貸してくれる業者がなければ借金はできませんね。
繰り返しますが、借金問題は早めに対応をするのが鉄則です。
1日も早く専門家に相談することをおすすめします。
親や子供、彼氏彼女の借金癖にも手を差し伸べてあげて
借金癖は本人の力だけでは乗り越えることが難しく、周囲の人の助けが最も大切となります。
身近な人に少しでも異変を感じたら、手を差し伸べてあげるようにしましょう。
借金依存症の場合、借り入れができるという事実に安心感を得るようです。
そのため、借り入れができない状況では精神的に不安定になってしまうことも十分に考えられます。
治療を開始したからといって、すぐにその効果が出るものでもありません。
急に症状がぶり返すこともありますので、時間をかけて借金から抜け出せるようにサポートしてください。
家族や恋人、友人など、親しい人が本人の苦しみを理解してあげましょう。
借金癖を治して人生をやり直す!
クセになってしまっている借金さえ治れば、人生をやり直すことは十分可能です。
債務整理をして借金問題を解決すれば、ゆっくりと借金癖と向かい合うことができます。
完治が難しいとはいっても、ずっと借金癖におびえて過ごさなくてはいけないわけではありません。
場合によっては、債務整理によって「借金できない状況」を作り上げて、強制的に借金から切り離してあげることも本人のタメとなります。
借金問題を専門家に相談すれば、依存症の人への効果的な対応もアドバイスしてもらうことも出来るでしょう。
借金をしないように、法的拘束力のある誓約書の作成を依頼するのも1つの手です。
これ以上状況が悪化してしまう前に、借金癖を治療して新しい人生のスタートを切りましょう。
借金癖と債務整理まとめ
借金を繰り返してしまう人の中にはただクセになっているのではなく、精神的な病気にかかっている人もいます。
このような場合には、いくら周囲の人が注意したところで借金をやめることができません。
借金がクセになってしまう前に、すでにクセになってしまっている人はこれ以上悪化する前に、債務整理を検討してください。
自分自身ではなく、親や子供の借金で困っているという場合には、弁護士の元に強制的に連れていくのも一つの手段としては間違っていません。
借金問題は放置していても、何も改善されませんし、状況は悪くなるばかり。
『ちょっとマズいかな?』と思った時にはすでにその借金は完済する事はほぼ不可能です。
そして最後に待っているのは闇金や犯罪に手を染めるという破滅です。
少しでも早く人生の再スタートをきれるように、今すぐ専門家からの適切なアドバイスを受けてください。