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借金減らしたい方は今すぐ債務整理をするのが重要な2つの理由
辛い借金問題を解決してくれる、債務整理。
便利な方法ではありますが、いざ借金返済に困ってしまった場合、すぐに債務整理を決意できる人はなかなかいません。
債務整理と言うと、ブラックリストに載ってしまう、仕事や家族を失ってしまう、といったマイナスのイメージがまず浮かびます。
そのため、できれば債務整理をせずに借金を解決したいと思ってしまうのは当然でしょう。
債務整理には、金銭的に大きなメリットがある反面、少なからずデメリットも存在します。
ですが、そのデメリットを考えても長い目で見ると債務整理をした方がその後の生活が有利になる事は間違いがありません。
借金問題は、放っておいても状況が好転する事は絶対になく、問題はいつまでたっても解決できません。
今回は、借金減らしたいと考える人に債務整理をすすめる理由と具体的な方法について解説をしていきます。
また、『借金がやばいと思いつつも1年以上、問題を後回しにしてしまっている。』
『返済の目途がたたず、お金を返す為に他の消費者金融からお金を借りている。』
このような状態まで状況が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している非常に危険な状態です。
手遅れになる前に、1人で悩み続けるのではなく今すぐに法律事務所に相談をしてください。
それでは解説をしていきます。
借金を減らしたい人が知っておく債務整理のデメリット
債務整理のことを詳しく知らないがために、なんとなくマイナスのイメージを持っている人は多いです。
実際に、借金をどうにかしないといけない。と頭では分かっていても債務整理に前向きになれない理由の1つでもあるでしょう。
債務整理をする上でのデメリットをしっかりと理解していれば、自分にとって借金問題を解決することと債務整理のデメリット、どちらが重要か判断することができますね。
債務整理には4つの種類があり、それぞれに共通するデメリットとしては“個人信用情報に傷がつく”ことが挙げられます。
では、信用情報に傷がつくということが、債務整理をした後の生活にどのように影響してしまうのでしょうか。
結論から言えば、以下のような状況に陥ります。
つまり、債務整理後は借り入れができなくなってしまう、ということですね。
信用情報とは、貸金業者などの金融機関が加盟している個人信用情報機関と言う公的な機関によって管理されている個人情報です。
俗に言う【ブラックリスト】というと分かる方も多いでしょう。
借金の取引状況や支払い履歴、債務整理などの事故情報がこちらに登録されています。
キャッシングやローンなどの信用取引をおこなう場合、金融機関はこちらにある情報を参照し、申込者の返済能力を計ります。
債務整理をしたことが分かれば、返済能力に問題があると判断され審査に落ちてしまうでしょう。
債務整理の情報は、借金を完済してから5年~10年間保有されることになっています。
そのため、最長10年間は新しくクレジットカードを持ったり、ローンを組むことができないというわけです。
債務整理とブラックリストについては、こちらの記事で詳しく解説をしています。
そのほかにも、債務整理の方法によって以下のようなデメリットがあることを覚えておきましょう。
【任意整理】
・借金元金を減らすことはできない
・手続き後も返済自体は継続することになる
【過払い金請求】
・過払い金が発生していないとできない
【個人再生】
・安定した収入がないと手続きができない
・手続き後も返済自体は継続することになる
【自己破産】
・貯金や高額な資産があると、処分して借金に充てることになる
・一部の資格は制限を受けるため、一時的に仕事に支障をきたす
いずれにしても、借金問題は早期の段階であれば比較的簡単に問題を解決することができます。
また、借金問題は時間がたてばたつだけ状況は悪化するだけで、良くなることはまずありません。
実際に、早い段階であれば比較的簡単に問題解決できたのに後回しにした結果、取り返しのつかない状態に陥ってしまった方も少なくはありません。
現実的に考えて自力で完済するのが厳しいのであれば、1人で悩み続けるのではなく、今すぐ専門家に相談することをおすすめします。
債務整理をしないで借金返済をする方法
債務整理に頼る前に、自分で借金を完済できればいうことはありませんよね。
どうしても、債務整理をせずに借金返済をスムーズにするための3つのコツをご紹介します。
毎月の返済金額の中には利息金が含まれています。
貸金業者によって利息金の計算などは異なりますので、まずは毎月どの程度、利息金を支払っているのかを知りましょう。
リボ払いを利用している場合には、最低返済額のみの返済だと借金元金がほとんど減らないということもあります。
毎月いくら元金を返済する、と目標を立てて多めに返済していくといいでしょう。
毎月の返済とは別に繰り上げ返済を活用するようにしましょう。
繰り上げ返済の場合、支払った金額はすべて元金に充てられます。
元金が減ればその分支払う利息金もグッと少なくすることができますね。
繰り上げ返済を上手に活用して、完済までの時間を短縮しましょう。
今ある借金の金利より低金利のキャッシングがあれば、借り換えを検討するのもいいでしょう。
それまできちんと返済ができていれば、クレジットヒストリーが磨かれて審査の厳しい銀行カードローンなども審査が通りやすくなります。
クレジットヒストリーは返済能力を判断する重要な材料となります。
借り換えを検討するのであれば、しっかりと返済履歴を積んでおくようにしましょう。
返済できないなら債務整理を検討!
借入残高が高額で、利息金を払うだけで精いっぱいというような場合には、いつまでたっても元金を返済することができません。
このような状況に陥ってしまったら、債務整理を検討しましょう。
特に、返済するために別の貸金業者からお金を借りるのは絶対にやめてください。
返済期日に間に合わず、借金を滞納してしまうと信用情報に滞納の履歴が残ってしまいます。
また、厳しい取り立てをされるのではないかと不安にもなりますよね。
このような事態を避けようと、借金返済のためのお金を別の貸金業者から借りてしまう人がいます。
これは、何の解決にもならないどころか、多重債務や借金地獄のループに陥ってしまう大変危険な行為です。
複数の借金を返済していくのは、お金だけではなく精神的にもかなり負担が大きいものです。
そうなる前に、債務整理を検討することをおすすめします。
借金減らないと悩むのであれば債務整理を急いだほうがいい理由
債務整理をするのであれば、少しでも早く行動することが重要。
なぜ債務整理を急ぐ必要があるのかと言うと、それには以下の2つの理由が関係します。
まず、債務整理の手続きを開始すると、返済行為が手続き完了までストップします。
毎月の返済に苦労していたり、すでに滞納しているような場合、返済を休めるというのはお金だけでなく心の余裕にもつながります。
もちろん手続き中は利息や遅延損害金も発生しません。
借金を放置していると、利息金などが膨れ上がっていきますが、一度、債務整理を始めてしまえば日々大きくなっていく借金の心配をする必要もないと言うわけです。
もう1つは、借金によって狂ってしまった生活を再建することができるからです。
支出の偏りを見直したり、返済を再開するための準備にも集中できますね。
借金をしていると、借金返済が生活の中心となってしまい、普通の生活を送ることができなくなっていきます。
このような状況を正し、少しでも早く健全な生活に戻すためには、手遅れになる前に債務整理を開始する必要があります。
借金減らないと悩む方に債務整理をおすすめしたい理由まとめ
債務整理には『信用情報に傷がつく』というデメリットがあります。
しかし、それと引き換えに借金を大幅に減額したり手続きによってはゼロに出来る。という大きなメリットもあります。
いずれにしても、借金が減らないからといって放置をしてしまうのが一番よくありません。
後回しにしても、利息や遅延損害金は増え続けるだけですし何も解決にはつながりません。
1人で悩むのではなく、まずは今すぐに法律事務所に相談を行う事から始めてください。