ロードバイクの購入代金が支払えないときの4つの解決方法と注意点

ここ数年ロードバイクで街中を疾走する人が増えてきました。

趣味や競技としてだけではなく、ロードバイクで通勤・通学している人も増えているようです。

ロードバイクは、高級なものは100万円を超えるものもあります。

そのため、現金で一括購入するというよりも、クレジットカード・各種ローンを利用して分割で購入する人が多いと思います。

また、装備品やオプションパーツなどに凝ってしまうと、車両を購入した後も出費が続きます。

そのため、ロードバイクにハマってしまったために借金苦の生活に追い込まれたという体験談もネット上では見かけることができます。

今回は、ロードバイクで作った借金が返せないときの3つの解決方法と、その際の注意点について解説します。

正しく対応すれば、せっかく購入した念願のロードバイクも、何とか手放さずに債務整理することが可能です。

また、『現在の収入から考えて、返せる見込みがないのは分かっているけど放置してしまっている。』

『自転車操業のような状態で借りては返す状態が1年以上続いている。』

このような状態の方は、既にその借金を返済できる見込みはほぼありません。

手遅れになる前に、弁護士や司法書士に相談を行ってください。

法律事務所は匿名で利用できる、無料シミュレーションサイトの利用が便利です。

それでは解説をしていきます。

ロードバイクの購入方法

ロードバイクは決して安い買い物ではありません。

高級ロードバイクとなれば、100万円を超えるものもあります。

したがって、現金の一括払いでロードバイクを購入できる人は実際にはあまり多くないと思います。

ロードバイクの購入資金を工面する方法としては、次のような方法が考えられます。

・ショップで紹介されるローンを利用する
・銀行ローンを利用する
・クレジットカードを利用する
・消費者金融などで借り入れる

これらのうち、ショップで紹介されるローンが金利面で最も有利な場合が少なくないようです。

たとえば、Y’sRoadというロードバイクショップの優遇ローンは金利が1%のものがあり有名です。

ただし、ショップの優遇ローンは、対象となるロードバイクが限定されていたり、オプション品の購入が必要な場合などもあります。

次に有利なのが銀行ローンの利用です。銀行の目的別ローンを利用できれば、クレジットカードや消費者金融からの借金の半分ほどの利率で借り入れることが可能です。

ロードバイク用のローンとしては、スルガ銀行のロードバイクローンがよく知られています。

他の銀行でもオートローン(目的別ローン)をロードバイク購入費用に使える場合があります。

ショップのローンも銀行ローンも利用できないときには、クレジットカードや消費者金融などで購入代金を工面するほかありません。

しかし、ショップの優遇ローン・銀行ローンに比べて金利面では不利となります。

また、限度額との関係から、高級ロードバイクを購入するときには、費用の全額を捻出できないこともあるでしょう。

オプションパーツの購入で借金が膨らむことも

ロードバイクの魅力にとりつかれると、ロードバイクのオプション品がどうしても欲しくなります。

ヘルメットや空気入れ(ロードバイクの多くは市販の空気入れと規格が違います)といった必需品だけでなく、ホイールやタイヤ、こり出したらキリがありません。

オプション品をクレジットカードのリボ払いで購入しているうちに、気がついたら多額の借金を抱えていたという人も少なくありません。

クレジットカードのリボ払いを利用している人は特に注意が必要

クレジットカードの支払い方法に「リボ払い」を選択している人は特に注意が必要です。

リボ払いは、クレジットカードの利用方法の中で、最も不利な方法といえます。

なぜなら、手数料の支払総額が最も高額となるからです。

また、利用残高を正しく把握しないままリボ払いでの買い物を続けていると、毎月の支払額よりも利用額の方が多い状況が続いてしまいます。
そのため気がついたときには、限度額まで使ってしまったということになりかねません。

リボ払いでの手数料(借金の利息に相当)は、銀行カードローン並の利率なので、決して安くありません。

ロードバイクで作った借金を解決する方法

ロードバイク購入がきっかけで多額の借金を抱えてしまったときには、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の3つの方法で解決することができます。

ロードバイクの費用以外にも多額の借金がないのであれば、自己破産以外の方法で解決できる場合が多いでしょう。

「任意整理」や「個人再生」であれば、所有している財産の処分は原則として不要です。

しかし、借金が年収に超えるほどの金額になってしまった場合のように、借金が多額過ぎるときには、「任意整理」、「個人再生」では解決できないこともあります。

任意整理すれば利息・手数料が免除される

任意整理は、将来の利息を免除し、返済回数を見直すことで、残った借金を完済しやすくする債務整理です。

特に、クレジットカードや高金利のローンでロードバイクを購入したときに有効な方法です。

利息がなくなれば、返済期間が延びるほど毎月の返済額は少なくなります。

一般的な任意整理では、借金の残高を36~60回の分割で返済するよう返済期間を見直します。

借金残高をこの回数で割った金額を毎月支払うことができれば、任意整理で解決可能です。

任意整理については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

個人再生すれば借金の一部が免除される

高級ロードバイクを購入し、さらにオプションパーツも大量に購入していれば、借金が100万円を超えてしまうことも考えられます。

100万円を超える借金が返せなくなったときには、個人再生が有効な場合があります。

個人再生が認められると、借金の一部を減額してもらえる可能性があるからです。

たとえば、100万円以上500万円未満の借金は、最大で100万円まで減額してもらえる可能性があります。

個人再生では、3年の分割で減額された借金を返済する手続きなので、毎月の支払額は27,000円になります。

ただし、個人再生では、所有している財産が多いときには、借金は減額されない場合があります。

個人再生では、「そのときに自己破産した場合よりも多い金額」を返済する必要があります。

これを「清算価値保障原則」といいます。

自己破産した場合には、20万円を超える財産(ロードバイク、自動車、預貯金、退職金見込み額(の1/8))は、処分の対象となります。

これらの財産価値の総額分は個人再生では必ず返済しなければなりません。

特に、中高年の方がロードバイクで作った借金を個人再生で解決するときには、持ち家などの資産価値によっては、借金が全く減らない場合もあるので注意が必要です。

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

自己破産すれば残った借金を返済しなくてよい

毎月の返済額を減らしても借金を返せないときには、自己破産するほかありません。

一般的にはロードバイクだけの借金で自己破産することはあまりないと思います。

しかし、ロードバイクの購入がきっかけとなり、他にも借金がかさんでしまったときには、自己破産しか選択肢がないこともあり得ます。

自己破産を回避するにはできるだけ早い段階で、他の債務整理に踏み切ることが大切です。

しかし、自己破産は必ずしも悪いことだけではありません。

自己破産して免責を受けることができれば、すべての借金の返済義務が完全に免除されます。

全く返さなくて良い債務整理は自己破産だけです。

なお、収入レベルと釣り合わない高級なロードバイクを購入して自己破産したときには「免責不許可事由」に該当する可能性があります。

しかし、免責不許可事由があるときでも、裁判所の裁量で免責を受けられる場合があります。

実際の自己破産では、ほとんどのケースで免責が認められているので、基本的には心配いりません。

□ロードバイクで作った借金を債務整理するときの注意点
ロードバイクで作った借金を債務整理する際には、特に、次の点に注意が必要です。

・債務整理すると数年間は、新規の借金・クレジットカード発行の申込みができない
・債務整理すると銀行口座が凍結される場合がある
・債務整理によってロードバイクを失うことがある

自己破産については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?

債務整理すると信用情報に傷が付く

債務整理は、信用上の事故として取り扱われます。そのため、信用情報に債務整理した記録が保存されます。

この事故情報が保存されている5年~10年の間は、新規に借金の申込みやクレジットカードの発行を受けることができません。

また、債務整理の対象となった金融機関からは、信用情報から事故情報が消去された後も新規の契約はできなくなることがほとんどです。

最近では、銀行と信販会社・クレジットカード会社が業務提携をしている場合も少なくないので、債務整理の対象としなかった金融機関との取引ができなくなる場合もあります。

銀行ローンを債務整理するときには「口座残高」に注意が必要

銀行ローンを債務整理するときには、口座の残高に注意が必要です。

銀行を債務整理すると、銀行は預金残高と借金の残高を相殺するために、銀行口座を凍結します。

銀行口座が凍結されると、凍結解除まで、出金が一切できなくなります。場合によっては、入金もできなくなることがあります。

特に、ローンを組んだ銀行に、公共料金の引き落とし口座や給料振込口座があるときには、事前に口座変更の手続きを行っておく必要があります。

口座の凍結は、名寄せされて、他支店口座も含めて行われます。口座変更は債務整理の対象とならない別の銀行にすべきでしょう。

クレジットカードを債務整理するとロードバイクを失うこともある

クレジットカードのショッピング枠を利用してロードバイクを分割購入したときには、クレジットカードを債務整理すると、ロードバイクを失う可能性があります。

クレジットカードの契約には、「立替金が未払いのときにはカード会社が商品を引き上げられる」条項が盛り込まれていることが一般的です。

ロードバイクは中古市場が確立しているため、クレジットカード会社が「ロードバイクを売却してカードの残金を回収する」ことを選択すれば、ロードバイクの引き渡しを求めてくる可能性があります(引き渡しを求めてこないこともあります)。

債務整理と銀行口座の関係については下記のページで解説をしています。

参考⇒債務整理と銀行口座凍結?任意整理や自己破産後は口座が使えなくなる?

自己破産したときは20万円以上の価値のあるロードバイクは原則失う

自己破産したときには、価値の高いロードバイクは、処分の対象となるのが原則です。

自己破産では、20万円以上の価値のある財産は原則として換価(売却)の対象となるからです。

例外的に「生活に必要不可欠な財産」は、差押えを免れることができますが、高価なロードバイクは、「生活に必要不可欠な財産」とはいえないと思われます。

仮に、通勤・通学に利用している場合でも差押えを免れる理由とはならないでしょう。

ただし、自己破産した際の保有財産の総額(現金含む)が99万円を超えない範囲であれば、「自由財産(差し押さえられない財産)の拡張」が認められる場合があります。

個別にどのような財産が自由財産の拡張の対象となるかは、裁判所ごとに運用が異なります。

それぞれの地域の運用状況は、地域の弁護士に確認してください。

「ロードバイクで作った借金の債務整理」まとめ

ロードバイクの購入代金などの支払いに行き詰まってしまった場合でも、せっかく購入したロードバイクは何とか手元に残したいものです。

早期に債務整理に踏み切れれば、債務整理をしてもロードバイクを手元に残せる可能性は高くなります。

返済ができなくなった借金は、金額が少ないうちに債務整理で解決するのがベストです。

対応が遅くなると、自己破産しか選択肢が残らなくなることもあります。

返済が苦しいと感じたときには、できるだけ早く弁護士・司法書士に相談しましょう。

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