「ライザップで引き締まって生まれ変わりたい」
こう考えている方はすごく多いのではないでしょうか?
ライザップは「結果にコミット」をウリにしているだけあって、かなり高額です。
料金は一般的なジムや痩身エステよりも高額で、サプリやフードにかかる費用もばかになりません。
「毎月の返済が辛くて途方に暮れている」
「トレーニングが終わったのに払い終わらない」
「リバウンドをして支払う気力がなくなった」
というように、行き詰まってしまう人も多いと思います。
どうしても返済が苦しい場合は、債務整理で解決することも可能です。
この記事では、ライザップのローンの返済に苦しんでいる人に向けて、今の状況をラクにする方法を紹介します。
「返済が難しいのは分かっているけど放置している…」
このような状態まで状況が悪化している方は、手遅れになる前に今すぐに法律事務所に相談をしてください。
Contents
ライザップのローンの金利や値段表
ライザップのローン金利は非常に割高です。
シェイプアッププログラムを最大の60回ローン(頭金5,000円)で組んだ場合、下記のようになります(すべて税込表示です)。
料金 | 入会金:55,000円 コース料金:327,800円 合計:382,800円 |
初回支払額 | 13,806円 |
初回以降支払額 | 9,900円 |
合計支払額 | 602,906円 |
実質年利 | 19.8% |
実質年利は19.8%で、最大までローンを組むと総支払額は元金の1.63倍(手数料だけで220,106円)にもなります。
元々の高額な料金にさらに金利が乗るとなると、返せなくなる人が多いのも納得できますね。
ライザップを分割払いにするときの注意点
ライザップのローンを組む上で、注意しておきたいポイントは下記の3つです。
- カードローンより金利が高い
- 審査が甘い可能性がある
- サプリメントなどの料金負担がある
上記を考えずローンを組むと、途中で支払えず破綻してしまう可能性があります。
これからローンを組もうと考える人は、しっかり考えてから分割払いを検討しましょう。
カードローンより金利が高い
注意点の1つ目は、金利がカードローンなどより高いことです。
出資法で定められている金利の上限は20%で、ライザップのローン金利は19.8%とほとんど上限金利と変わりません。
銀行カードローンは約14.0%、レイクALSAやアコムなど消費者金融のカードローンでも最大で18.0%なので、ライザップのローンはかなり高額です。
どうしても分割払いをする場合、銀行カードローンや消費者金融のカードローンも視野に入れつつ考えた方が良いでしょう。
審査が甘い可能性がある
注意点の2つ目は、ライザップの審査が甘い可能性がある点です。
ライザップのローンは「自社月賦」といって、信用会社を使わずに自社の審査基準で月賦販売を行っています。
ライザップは信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に加盟していないため顧客の信用情報を照会できず、既に多額の借り入れをしていても審査に通ってしまう可能性があるのです。
支払い能力がないにも関わらず、審査に通ってしまうのは逆に危険だといえます。
サプリメントなどの料金負担がある
注意点の3つ目は、サプリメントなどの料金の負担です。
ライザップのプロテインや糖質制限食などはコース料金に含まれていないため、実際にトレーニングを始めてみると想像以上に金銭的負担が大きく感じる可能性があります。
特に、プロテインは1ヶ月で3万円とかなり高額です。
分割払いをする際は、サプリメントやプロテインなどの食品代も計算に入れる必要があるでしょう。
ライザップの分割払いに行き詰まる原因
ライザップの分割払いで行き詰まってしまう原因としては、次のようなことが考えられます。
- 頭金なしで分割払いにしている
- 支払い能力が十分でなかった
- 返済のモチベーションが下がる
それぞれ順番に解説します。
頭金なしで分割払いにしている
分割払いに行き詰まる原因の1つ目は、頭金なしにしている場合です。
ライザップへの申し込みは「すぐに痩せたい、かっこよく、きれいになりたい」という人が行うため、頭金を準備する余裕がないまま申し込む人も多いでしょう。
しかし、高額の分割払いを頭金なしで組むのは危険な取引です。
支払い能力が十分ではなかった
分割払いに行き詰まる原因の2つ目は、支払い能力の不足です。
ライザップは信用会社を通さない「自社月賦」を用いているため、審査が甘く支払い能力が低い人でも審査に通ってしまう可能性があります。
さらに、コース料金以外にもプロテインや糖質制限食の負担も重いです。
トレーニング料金は30日以内であれば全額返金できますが、プロテインなどの割賦販売はキャンセルの対象になりません。
返済のモチベーションが下がる
分割払いに行き詰まる原因の3つ目は、返済のモチベーションが下がってしまうことです。
ライザップで最大期間ローンを組むと60ヶ月(5年間)なのに対し、実際のトレーニング期間はたったの2ヶ月なので、すぐに返済のモチベーションが落ちてしまう人も少なくありません。
トレーニングが終わった後の返済期間のことも考えておくことが大切です。
ライザップの分割料金を滞納するとどうなる?
ライザップの料金の支払いを滞納すれば取り立てを受けます。
滞納が長期間になれば、支払い残額の全額の一括返済を求められたり、民事訴訟などの法的手段で回収を図られたり可能性があることも、通常の借金と同様です。
督促を受けている方は、債務整理の手続きを開始すると督促や取り立ては完全にストップします。
督促や取り立てがなくなった結果、精神的にも楽になれたという方は非常に多いです。
借金問題は早期での対応が鉄則ですが、早く対応をすることで精神的にも安心できるメリットがあるので、まずは専門家に相談することをおすすめします。
ライザップの分割料金を債務整理する方法
ライザップの分割払いに行き詰まってしまったときは、債務整理で解決できます。
債務整理をする際のポイントは下記の通りです。
- 分割が厳しいときは任意整理
- 借金が多い場合は個人再生や自己破産
- 債務整理してもブラックリストに載らない
それぞれについて詳しく解説します。
分割払いが厳しいときは「任意整理」をする
分割払いが厳しいときは「任意整理」で解決するのか基本です。
任意整理をすれば今後の手数料(利息分)をカットしてもらえるので、大きく負担を軽減できます。
たとえば、シェイプアッププログラム(12回)の料金であれば、手数料がカットされることで、毎月9,900円の負担を毎月5,000円の支払いに減らすことができます。
ライザップの金利は年率19.8%と高いので、任意整理だけでも大きな効果が得られるでしょう。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
他にも借金がある場合は「個人再生」や「自己破産」
任意整理をしても厳しい場合は「個人再生」や「自己破産」を視野に入れましょう。
個人再生は裁判所を通して借金の減額をする方法で、任意整理と違って元金分の減額も可能です。
ただし、個人再生は任意整理よりも条件が厳しく、継続的な収入を証明する必要があります。
自己破産はすべての借金をゼロにする方法です。
もちろんそのぶんデメリットは大きく、資産が差し押さえられるのでよく考えて利用しましょう。
債務整理しても「ブラックリスト」入りしない
ライザップのローンを債務整理してもブラックリストには載りません。
ライザップは信用情報機関に加盟しておらず、信用情報への事故情報の登録は信用情報機関に加盟している企業しか行えないからです。
したがって、ライザップの料金だけが対象なら債務整理をしても全くデメリットが生じないこともあるでしょう。
関連記事⇒債務整理をするとブラックリストに名前や住所が載るの?
まとめ
ライザップのローンは基本料金だけでなく、金利も非常に高額です。
年率は消費者金融のカードローンよりも高い19.8%で、計画性のない借り入れをしてしまうと破綻してしまいます。
どうしても返済が厳しい場合は、債務整理で解決することも可能です。
ライザップのローンを債務整理する場合のポイントは下記の通りになります。
- 分割が厳しいときは任意整理
- 借金が多い場合は個人再生や自己破産
- 債務整理してもブラックリストに載らない
ライザップの支払いは、債務整理をしても大きなデメリットが生じることはほぼありません。
注意しなければならないのは、ライザップ以外からも多くのお金を借りてしまって取り返しのつかない状況に陥ってしまうことです。
ライザップの返済が苦しくなったときには、悩むよりもまずは専門家に相談することをおすすめします。