アビリオ債権回収からのハガキを無視するのは危険?3つの対応と債務整理の選択肢

身に覚えのない請求書が手元に届けば誰でも驚きます。

ましてや「支払いいただけなければ法的手続きをとります」と書かれていたりすると、どうしていいものか困ってしまうこともあるでしょう。

また、「架空請求ではないか?」と疑う方もいるかもしれません。

しかし、「アビリオ債権回収のからの請求」は、架空請求ではありません。

アビリオ債権回収からの請求を放置しておくと、借金の問題はより深刻化します。

この記事では、「アビリオ債権回収」から支払いを請求されたときの対応方法について説明します。

慌てず、焦らず、正しく対応するようにしましょう。

また、『このまま返済を続けても完済は厳しいと頭の中では分かっているけど放置している。』

『給料が出ても返済でお金がなくなり、月末になるとまた借金をしている。』

このような状況まで状態が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

手遅れになる前に、今すぐに法律事務所に相談を行ってください。

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それでは解説をしていきます。

アビリオ債権回収とはどのような会社か?

アビリオ債権回収会社は、法律に基づいて業務が認められているサービサー(債権回収会社)です。

平成22年に三洋信販債権回収会社とパル債権回収会社が合併してできた会社です。

サービサーは、債権回収・債権管理を行う業者のことです。通常の債権回収は、債権者自身が行います。

しかし、延滞が続いた不良債権については、サービサーに債権を譲渡してしまうことがよくあります。

なお、サービサーは、法務大臣の許可が必要です。

債権者・弁護士・認定司法書士・法務大臣に許可されたサービサー以外の者が債権回収を業とすることは、法律で禁止されています。

サービサーについては、下記のページで確認することができます。

参考⇒債権回収会社(サービサー)制度 -債権管理回収業に関する特別措置法-|法務省

アビリオ債権回収から請求される可能性のある借金

アビリオの元の会社である、三洋信販債権回収会社は、名前のとおり「三洋信販系」のサービサーです。

また、パル債権回収株式会社は、プロミス系の債権回収会社でした。アビリオ債権回収は、SMBCグループの会社です。

したがって、三洋信販系・プロミス系の金融機関からの借金に「延滞」があると、アビリオ債権回収から支払いを請求される可能性があります。
アビリオ債権回収から請求される借金の主な原債権者(元の債権者)は、次のとおりです。

・SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
・アットローン
・三洋信販(ポケットバンク、マイルカード)
・シティカード
・ジャックス
・モビット
・新生フィナンシャル(レイク)
・クラヴィス(クオークローン)
・オリックス・クレジット
・サンライフ
・オリックス・クレジット
・シンコウ
・東和商事
・リッチ
・タンポート

なぜ延滞すると「アビリオ債権回収」から請求されるのか

アビリオ債権回収から借金の返済を請求されるのは、原則として「長期延滞」している場合です。

カードローン等の無担保の借金は、長期の延滞(3ヶ月が目安)になると、「保証会社」が債務者に代わって借金の残債務を一括で支払います。

これを「代位弁済」といいます。

代位弁済すると債権者の地位が移転する

保証会社による代位弁済があっても、「顧客債務者の借金」がなくなるわけではありません。

代位弁済によって、債権者がアコムや三菱東京UFJ銀行といった金融機関から、アビリオ債権回収のようなサービサー(債権回収会社)に代わるだけです。

つまり、保証会社が代位弁済したときには、借金を返す相手が「保証会社」に代わることになります。

保証会社(サービサー)は、債権回収を専門とする会社なので、「状況は悪化した」と考えた方が良いでしょう。

アビリオ債権回収から請求されたときの対応法

「アビリオ債権回収」から支払いを請求されたときの対応方法は、そのときの延滞や督促の状況によって異なります。

大きくわければ、「訴訟などの法的手続き」をとられる前か後かで区別することができるでしょう。

法的手続きを取られる前

たとえば、アビリオ債権回収から届いた通知に下のような文章があるときには、法的手続きが取られる前であることが推測されます。

未払いの内容をご確認ください
お支払いいただけなければ、法的手続きの準備に入らざるを得ません
当社にお支払いの方法についてご連絡ください
お住まいを確認するために訪問調査を実施させていただく予定です

貸金(立替金)返還請求訴訟や支払督促が申し立てられる前の段階であれば、給料などの「財産の差し押さえ」を即座に心配する必要はありません。

債権者との契約書が強制執行可能な公正証書(執行証書)となっていない限り、差し押さえはできないからです。

また、通常のカードローンの契約書が執行証書となっていることはありません。

しかし、請求後も返済せずに放置していれば、法的な手続きに踏み切られる可能性はかなり高いといえます。

「返済できない」という場合には、できるだけ早く、弁護士・司法書士に債務整理の相談をすべきでしょう。

消滅時効が完成している場合

「5年以上の延滞」となっているケースでは、借金の返済義務が「消滅時効」にかかっている可能性があります。

このようなケースでは、アビリオ債権回収に連絡すると、「債務承認」に該当する意思表示をしてしまう危険性があります。

消滅時効の完成後に「返済を待って欲しい」と申し出たり、「一部返済に応じた」ときには、時効の援用権(消滅時効によって返済義務を消滅させると宣言できる権利)を失う可能性があります。

「すでに消滅時効が完成しているかもしれない」と思われるときには、すぐに弁護士・司法書士に相談してください。

法的手続きをとられた後の場合

請求書に「判決残」、「支払督促残」といった記載があるときには、既に法的手続きがとられた後であることを意味します。

「裁判所に行った記憶はない」という方であれば、過去に裁判所から「訴状」や「支払督促」が送達されていたにも関わらず無視してしまった可能性が高いです。

多額の借金を抱えている方の中には、「督促状を見たくない」から「郵便物を確認しない」という方も少なくありません。

訴状や支払督促を無視してしまうと、借金の支払い義務が、債権者の申し立てた内容どおりに法律上確定します。

この場合、さらに放置(無視)を続けると、給与などが差し押さえられる可能性があります。

「返済できない」という場合には、1日も早く弁護士・司法書士に相談すべきでしょう。

なお、裁判所の手続きが実施されると消滅時効は、「判決(支払督促)の確定から10年間」となります。

つまり、「判決残」、「支払督促残」と記載されている場合には、消滅時効で返済義務を消滅させることはかなり難しいといえます。

参考記事⇒借金の放置で消費者金融や銀行から訴えられた!債務整理で解決できる?

アビリオ債権回収から請求されたときの債務整理の方法

アビリオ債権回収から請求されても「一括返済」に応じられないという場合の方が多いでしょう。

その場合には、債務整理で借金の問題を解決することになります。

債務整理には、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の方法があります。

任意整理は難しい場合が多い

「任意整理」は、最も一般的な債務整理の方法です。アビリオ債権回収から請求されたときには、「遅延損害金の免除」と「分割払い」の交渉をします。

しかし、実際にアビリオ債権回収から一括請求の通知が届いたときには「任意整理で解決することは難しい」ことが少なくないかもしれません。

アビリオ債権回収のような「サービサー」は、「債権回収(だけ)を目的とした業者」です。

したがって、原債権者であるプロミスやレイクと任意整理の交渉をするよりも難航することが予想されます。

「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」に寄せられている相談をみてみても、債務者が支払える金額(月5,000円や月10,000円)での分割払いには応じてもらえなかったというものが少なくないようです。

また、アビリオ債権回収が要求する金額では、「任意整理がまとまっても、結局支払いきれない(完済前に再度破綻する)」可能性もあります。

任意整理については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点

早期に法的手続き(自己破産・個人再生)を検討すべき場合が多い

アビリオ債権回収から一括請求の通知が届いたときには、借金がかなり多額となっていることが少なくないでしょう。

3ヶ月以上の延滞となれば、遅延損害金も決して安くありません。

多額な借金を解決するためには、裁判所の債務整理手続き(個人再生・自己破産)で解決した方がよい場合が多いといえます。

個人再生であれば、法律が定める基準にしたがって「借金を減額」してもらうことができます。

たとえば、100万円~500万円の借金であれば、「100万円に減額」してもらえる可能性があります。

個人再生は3年で返済するのが原則です。返済額が100万円であれば、毎月の返済額は約28,000円まで圧縮することができます。

個人再生でも返済できないほど多額な借金であれば、「自己破産」することで、強制的に清算することができます。

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

自己破産すると、「破産手続き開始のとき」に保有している財産を処分する必要があります。

しかし、生活に必要な家財道具や最低限の現金は、手元に残すことができます。

マイホームや評価額が20万円を超える財産(自動車・貴金属等)がなければ、財産を失うことなく、借金を清算することも可能です。

「自己破産」というとネガティブなイメージをもっている人が少なくありません。

しかし、実際の自己破産は、「めぼしい財産のない方」であれば、デメリットがあまりないことがほとんどです。

自己破産については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?

まとめ

アビリオ債権回収からハガキが届いたときには、借金はかなり深刻な状況にあります。

放置すれば、日々遅延損害金が加算されていきます。

また、「3ヶ月以上の延滞」となっていれば、すでに信用情報にも傷が付いている(ブラックリストに載っている)ので、ほとんどの金融機関は融資してくれません。

「ヤミ金に手を出す」ということなれば事態はさらに深刻になります。

アビリオ債権回収からハガキが届いたときには、1日も早く弁護士・司法書士に相談することを強くお勧めします。

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