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青森県で債務整理~150万円を任意整理をした林田さんの体験談
今回は趣味をきっかけに債務整理をする事になった林田さんの体験談を紹介します。
それではよろしくお願いいたします。
趣味をきっかけに債務整理をした青森県34歳男性の体験談
私は、現在40歳で青森県の青森市に住んでいます。
先日、150万円以上の借金を抱えて、債務整理をしました。
その経緯と債務整理をした時の事についてお話をさせていただきます。
私は趣味でサイクリングをしています。
ご存知の方もいるかと思いますが、ロードバイクは最低ランクのものでも10万円するほどの高価なもの。
なので、安いとは言えないかなり費用のかかる趣味です。
自転車で弘前市や八戸市は勿論、県外にもよく出かけていました。
そんな趣味をきっかけに私は債務整理をする事になりました。
当時、私は15万円ほどするロードバイクに乗っていたのですが、そろそろ新しいロードバイクを購入したいと思っていたのです。
そこで、いくらぐらいのロードバイクを購入しようかと考えていたのですが、せっかく2台目のロードバイクを購入するのであれば、今乗っているものよりもグレードの高いものを購入したいと考えていました。
そこで、思い切って35万円するロードバイクを購入する事にしたのです。
35万円のロードバイクというのいうのは、趣味で乗る分には相当なスペックを持っているものであり、フレームはフルカーボンでかなり軽量なものでした。
しかし、問題はやっぱり35万円という値段です。
貯金を切り崩して一括で購入することはできないこともありません。
ですが、一括で購入してしまうと、何かあったときの支払いに困ってしまうので、一括で購入することはためらいました。
しかし、憧れのロードバイクを購入したいという思いが強く、どうにかして購入したいと思っていたところに、私にある選択肢が浮かび上がりました。
それがリボ払いだったのです。
テレビCMやラジオで聞いていたように、月々の支払額を一定にすることができるということで、実質的に分割払いと同じようなものだと思いました。
馬鹿な私は35万円ぐらいであれば、すぐにリボ払いは終わるだろう。と安易に考えてしまったのです。
そこで、思い立った私はクレジットカード会社に手続きをしてリボ払いにしてもらうことにしました。
そして、念願だった憧れのロードバイクを購入をすることができました。
月々の支払金額は5000円に固定してもらいました。
このロードバイクを買ってから、私の生活は大きく変化しました。
今まで乗っていたロードバイクとはスペックが全く違うので、前よりも頻繁にロードバイクに乗る機会が増えたのです。
同じ自転車仲間からも、自分のロードバイクをほめてくれたりもしたので、かなり上機嫌になっていました。
そして、支払いについても毎月5000円を支払うだけなので、生活にもあまり影響はありませんでした。
むしろ、感覚としてはこんなにハイスペックなロードバイクを月額5000円で乗ることができるなんてかなりお得だな。と思っていたほどでした。
そして、払い終えるころにはそのロードバイクが自分のものになると、かなりウキウキしながら過ごしていました。
順調に支払っていたはずのリボ払いが困難に。。。借金地獄のスタート
リボ払いを始めてから一年ぐらいが経ちました。
相変わらず私は順調に支払いを続けており、サイクリングも頻繁に行っていました。
その時もまだ支払いに対する焦りはなく、自分の購入したロードバイクに愛着を持って色々な所に乗り回していました。
ですが、この頃から徐々に私の生活は破綻していきました。
まず、最初の異変としてお金がかかるイベントが立て続けに起きたことです。
友人の結婚式や、同僚の出産祝いなど万単位のお金がたびたび飛んでいくイベントが起こりました。
そして、生活の方でも新しい家に引っ越したこともあり、引っ越し代やら新しい家具を買ったお金やらで支出が増えていきました。
リボ払いをはじめた当初は月々の支払い5000円はなんの問題もありませんでしたが、支出が重なる時期があると月々5000円が私の生活に重くのしかかってきました。
しかし、これはリボ払いであって月額会員サービスではないので、解約することもできません。
かといって、一括で支払うだけの経済力がありませんでした。
そのころからリボ払いに対して、終わりの見えない感覚というモノが私の中で生まれてきました。
支払いを滞納することはありませんでしたが、生活がギリギリになっていく一方で、容赦なく出ていく5000円にあせりが生まれていました。
次第に月々の支払5000円をスムーズに支払うことが難しくなってきました。
リボ払いを始めてから1年と半年が経ったころに、私は初めてリボ払いを滞納してしまいました。
リボ払いを始めたころには月に5000円を支払うことができないなんて考えもしなかったのですが、まさか自分が滞納してしまうとは思いませんでした。
月に5000円も払えないほど私の生活は厳しくなっていたのです。
そうなってくると、私の唯一の趣味であるサイクリングも楽しめなくなってきました。
趣味というのは精神的に充実しているからこそ、楽しめるものであるように、当時の私にはサイクリングを楽しむ余裕がなくなっていました。
リボ払いを滞納しては、遅れて支払うというのを繰り返すようになってからは精神的にも徐々に崩壊していきました。
仕事でのストレスが溜まりやすくなってきて、それをお酒で発散するといったことも増えてきました。
こうなると人間、とことん落ちるものです。
消費者金融からお金を借り、ストレス発散の為か、必要のない服やブランド品、ギャンブルにも手をだし始めてしまいました。
まるで自分のお金と勘違いしたかのように、次々に消費者金融からの借金を繰り返しました。
自分ではどうしようもなくなって法律事務所に助けを求めた
消費者金融からの借金をし始めて1年くらいたった頃、このままでは本当にマズイと思いはじめてはいました。
何とかして借金を終わらせなければ私の生活は今の暗い状態のままであると思っていました。
気がついた時には私の借金は150万円を超えていました。
いよいよどうして良いか分からなくなってしまった私は、とうとう法律事務所を頼ることにしました。
法律事務所に相談に行くと、弁護士の先生からは任意整理を勧められました。
私の場合、定職についていたので金利さえ無くす事ができれば支払いは可能と判断されたようです。
自己破産という選択肢もありましたが、先生がしてくれた支払いシミュレーションであれば十分に返済が可能かな?と私も思ったのが任意整理を選んだ理由です。
弁護士に相談してからは、話はとんとん拍子で進みました。
先生に相談したその日のうちに、借金の督促や手紙はすべて止まり心もかなり安定しました。
それから2か月くらいして、『すべて手続きが終わりましたよ。』と連絡がありました。
結局、私が法律事務所に行ったのは最初の1回と手続きが完了してからの2回だけです。
借金を踏み倒してしまった方達には本当に申し訳ない気持ちですが、こんな事ならもっと早く相談をしておけば良かったと思いました。
もう絶対に同じ過ちは繰り返さないように、身の丈にあった生活をしていきます。