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芸能界に憧れ俳優を目指すも300万円の借金を債務整理した体験談

今回は大阪府に在住の大西さんです。

大西さんは、18歳で借金をすることになりました。

学生時代は演劇に力を注いでおり、ご自身主催の公演を開催するほどでした。

そんな中、主催公演の終了後に体調不良により道端で倒れてしまいます。

そのとき、公演の売り上げ180万円を持ったまま倒れてしまったのです。

不運なことにその売り上げは盗まれてしまいました。

共演者へ渡す費用なども含まれていた為、各方面から借金をすることになってしまいました。

その借金に加え、大学の奨学金などもあった為、生活費の工面はとても大変でした。

そしてまた体調を崩し、入院費用などで更にお金が必要となってしまうのです。

そうしてで奨学金の返済や家賃の滞納などどうにもできない状況となってしまい、弁護士に相談することとなりました。

大西さんはどのようにして債務整理を行ったのでしょうか。

それではよろしくお願い致します。

大阪府の法律事務所で300万円以上の借金を債務整理した体験談

私は、大阪在住の28歳男性会社員です。

私は自己破産を経験したきっかけは、今からちょうど10年前の18歳のときでした。

当時私は演劇に全力を注いでおり、芸術大学の短大部に通い舞台を勉強しながら、外部でも活動の場を広げておりました。

朝は学校、夕方からは芝居の練習で夜はバーでアルバイトを繰り返し、月の半分は家に帰れずバイト先から直接学校に通うなどをしていました。

そんなある日、外で初めて私自身が主催を勤めた公演が終わったときです。

それまでの生活の無茶ゆえか体調を崩しながら本番に挑んでいた私は、本番終了後に非常に体調が悪くなり打ち上げを抜けて変えると申しました。

ですが、主催がいない打ち上げなんてという声もあり、私はそのまま残ることにしました。

その判断が今となっては間違えていたと反省しています。

私はそのとき急性肝炎を患っており、打ち上げ終了の帰り道、今までの緊張の意図が解けたためか道端で倒れてしまいました。

そのときに持っていた本番の売り上げ、180万円を奪われてしまうことになりました。

多重債務をする羽目になってしまう

気づくとそこは病院でした。

そこで急性肝炎が劇症化する寸前とわかり緊急入院することになりました。

そこで初めて私は借金をしました。

病床でみんなに返すための売上金を借りるため、総量規制そっちのけで学生ローンを片っ端から借りました。

芝居関係の知人からも借りました。

総額180万円を何とか用意し、全て支払いました。

そこから返済を続けていましたが、やっと学校も卒業し会社に就職しました。

しばらくの間はその借りた180万円の返済に併せて、奨学金も返済していきました。

ですが、次は心臓に病がやってきました。

奨学金の一括償還を求められる

しばらく会社へ行くことが出来ず、入院費用がかさばり、返済するべきものの支払いがどんどんとそこから遅れてしまいました。

返済を優先すれば当時高かった家賃の支払いが滞り、家賃を支払えばさらに奨学金や借り入れの返済が遅れてしまい、そんなことを繰り返していました。

すると、あるとき奨学金の一括償還を求められてしまいました。

私はなすすべも無く、どうしてよいかわからないまま絶望しました。

どうにもできない状況から専門家に相談

ネットで対処方法を調べてみたところ、市役所や区役所の生活相談課で相談してみると弁護士を紹介してもらえるかもしれないという記事を見つけました。

私はどうなるかわからないまま、藁にもすがる気持ちで区役所に相談に行きました。

すると、すぐに事情を察してくださった担当者の方が、専門の弁護士を紹介してくださることになったのです。

初めて会った先生は静かに話を聞いてくださり、その後話し出すとこんな私にも気さくに話をしてくださりました。

そして、先生との相談で返済能力が現時点ではないという判断になり、ついに自己破産を行なうことになったのです。

その時点で返済がとまっておりましたが、依頼した時点での返済額は総額300万円でした。

自己破産手続きをして変わったこと

依頼した直後から、家にたくさん来ていた返済督促がぴたりとやんだのが非常に印象的でした。

そこからは仕事の兼ね合いでどうしても時間がなかなかとれず、本来半年弱で完了するといわれていた手続きは私の場合1年かかることになってしまいました。

ちょうど自己破産の免責が確定したのが今から1年半前、26歳のときでした。

現在は体にゆとりを作るためにも激務であった前職を退職し、現在は定時に変えることができる企業に再就職しました。

返済するものがなくなったため、そこからの生活はそれまでとは異なりとても楽になりました。

本当に生まれ変わったような気持ちです。

当然、携帯電話を購入しようにも割賦が組めません。

クレジットカードを持ちたくても審査が通りません。

それでも自己破産をして私は正解だったと思います。

督促が毎日のようにやってきていたあの頃は、本当に毎日心が削れて行くような気持ちでした。

自己破産手続きをした今だから思うこと

実際に仕事を増やして返済スピードを一時期上げていたのですが、そんな無茶がずっと続くわけも無く、体を又壊しかけてしまったりもしました。

今はそんな無茶とも無縁の生活が出来ていることが本当に幸せに感じます。

もし今の時点で借金に苦しんでいらっしゃる方がいれば、いきなり弁護士さんや司法書士さんに相談するのはハードルが高いと感じる方もいると思います。

そんな時は区役所や市役所を頼ってみてください。

親身になって話をきいてくださる人は、この世の中にいるんだという安心感があります。

でもそのためには、自分から歩み寄らなければなりません。

そして、手続きは大変かも知れませんが、もし手続きをすると決めたら最後までがんばって遣り通してください。

弁護士さんや司法書士さんはそのために動いてくださっていますし、全てが完了した後は本当に生活が楽になります。

制約がついてくるところもありますが、その成約以上に得られるものも大きいと実感できると思います。

そして全てがリセットできたら、手続きをする理由いかんに関わらず、お金に対する感謝と尊さを忘れないようにしましょう。

私は、本当にそれで救われたのです。

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