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病気がきっかけで150万円の借金を債務整理で解決した48歳男性の体験談

今回は神奈川県相模原市に在住の森さん。

ご自身の病気で働くことができなくなり、車のローンや生活費のやり繰りが難しくなりました。

何度も入退院を繰り返し、数か月間収入がない日が続きます。

頼れる身寄りも無くなり、法律事務所に相談することを決意します。

相談の結果自己破産をすることになりますが、実際にどのような気持ちで手続きを終えたのでしょうか。

それでは森さんよろしくお願いします。

相模原市の法律事務所で150万円の借金を債務整理した体験談

これは私が、自己破産をした時のお話です。

私は男性で当時年齢は43歳でした。

住んでいる場所は神奈川県相模原市です。

借金は 主にクレジットカードでの買い物と車のローンでした。

食費や日用品、その他クレジットカードで買える物は全てクレジットカードで買っていました。

なぜかと言うと クレジットカードで買い物をするとポイントが還ってくるからです。

だいたい月に10万円くらいは カードで支払いをしていました。

当時のお給料は手取りで 25万円ほどです。

そして 車のローンが月に 2万円ほど。

残りのお金は家賃や駐車場代、生命保険や車の保険やガソリン代などにお金を使い生計を立てていました。

病気を発症し薬漬けの毎日

そんなある日のことです。

新しく転職した会社が月に3回しか休みが無く、自分の時間を有効に使いたい私にはとてもきつい仕事でした。

残業はなかったものの 土曜日も定時の6時まで勤務し日曜日も月に一度は出勤。

全く自分の時間が取れないような職場で半年勤務していました。

ついにストレスが溜まり、上司に「隔週でもいいので土日休ませてくれないか?」と相談を持ちかけました。

しかしあっけなく却下され もうこの会社には居られないかなと思ったある日、風邪をひいてしまい会社を休む事になりました。

一人暮らしだった為、頼る人は誰もいなく、なんとか自分で乗り切るしかありませんでした。

病院に行きましたが、風邪を引いてる最中に今度は肺がものすごく痛くなり、病院に行くと気管支炎と言われました。

新たに薬が4つ増えでましたが、今度は胃が痛くなり胃腸炎と言われて更に薬が増え、大量の薬を飲むようになりました。

病状が悪化し入院する事態に

それでも風邪の症状は治らなく、さらに腹痛とは別の所が痛くなり改めて病院に行くと、もしかしたら肝臓が炎症してるかもと言われ大きな病院を紹介されました。

しかし別に行く事はないだろうと思い 2日くらい放っておくと突然全身が黄色く黄疸状態になってしまったのです。

次の日に病院に行くと、急性肝炎との診断で即座に入院になりました。

とりあえずこの入院を利用して、その時勤めていた会社を辞めて入院生活を送っていました。

生命保険には入っていたのですが、貯金もほとんどない状態で会社を辞めました。

生活費がかなりきつくなりクレジットカードの支払いを仕方なくリボ払いに変えました。

なんとかその月はそれでやり過ごす事が出来ましたが、肝炎で黄疸が出てしまうと次の仕事を探そうにも探せない状態だったので、2ヶ月間は家と病院の行き来で過ごしていました。

2ヶ月間が過ぎたある日また肝炎が悪化して2回目の入院。

原因は不明でした。

さまざまな検査をしたのですが、原因がわからず過去の大量の薬を飲んでいたときの飲み合わせが悪かった可能性が高いとの事。

薬害肝炎という名称をつけられました。

さらに2ヶ月間、何もできないという状態が続き、仕方なくまたクレジットカードの支払いをリボ払いに。

親は頼る事が出来ないので親戚のおばさんにお金を借りて、家賃の支払いをしました。

社会復帰するもストレスから再度入院

3ヶ月後に社会復帰し、 次の会社が決まりました。

そこの会社は週2休み。

しかし、人間関係でパワハラに合い2ヶ月後にまた肝炎が悪化してしまいすぐに入院しました。

すぐに退職しました。

ここからが本題ですがもうリボ払いの制限がかかってしまい、10万のクレジットカードの支払いも2回のリボ払いの変更で25万ほどの請求になっていました。

いつこのリボ払いが終わるのかもわからなくなっていてしまい、さすがに親戚のおばさんにも迷惑はかけられないし 、貯金も完全にそこをつき身体もいつ治るかわからないとの事で仕方なく区役所で生活保護の申請をしました。

自己破産手続きを勧められる

保護申請の時に、「借金の返済は絶対にできないような支給額ですので破産の申請をして下さい。」と破産を勧められました。

法テラスという低所得者向けの債務整理の相談でも「生活保護の場合は借金を止めてもあまり意味が無いので、破産をオススメします」とそこでも破産を勧められました。

クレジットカード25万。

車のローン残り15万での破産です。

破産申請を弁護士さんと色々相談しながら、およそ10ヶ月ほどかかりました。

書類集めから過去の支払い額の細かい説明や、亡くなった父の遺産や離婚歴があるので、そのときの慰謝料や友人からのお金の貸し借りはあるのかなど。

2日か3日に一度は弁護士さんから連絡が来ると言う状況が何ヶ月か続き、その4ヶ月後くらいに本日申し立てをしますとの連絡を受けました。

自己破産手続きを終えてからの日々

もし破産当日まで生活保護だった場合、弁護士費用も無料になります。

私は未だに肝炎が治らない状態なので、その時期ももちろん生活保護でした。

申し立てをしてから約半年後くらいに 破産が成立しました。

生活保護の場合、お金を返す義務が無いと言う法律があるので、かなり高い確率で破産は成立します。

破産が成立し7年間はクレジットカードが作れなかったり、職業がある程度規制されたりするほかは特になにも変わらない生活を送っております。

破産が成立し、病気時期の借金に追われる苦しみから解放されて、かなりスッキリした自分がそこにいました。

これから債務整理や破産申請をする方々にアドバイスができるような身分ではありませんが、借金はしない方が身のためだと思いました。

何があるかわからないからです。

まさか自分が肝炎で入院するなんて思いもよりませんでした。

借金をするくらいなら自分でお金を貯めて、その物を買うか我慢するという方が絶対にいいと思います。

仕方なく破産となった場合はそれに越した事はありませんが、破産申請で弁護士を通すと過去のことをあれこれ聞かれかなり精神的に参ります。

当たり前ですがなるべく借金はしない方が良い、ということだけ強くお伝えしておきたいと思います。

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