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プライドが邪魔をして借金を抱える!大分県の弁護士事務所で200万円の借金を債務整理した体験談

今回は大分県に在住の西村さんです。

西村さんは、自分の見栄やプライドで他人よりも勝りたいという気持ちから、資格講座を多数受けます。

勉強熱心は良いことなのですが、本当に必要かどうかわからない資格をも金銭面で無理をしながらも受講していました。

講座の受講料の為に借金をしていたのです。

その為に生活を切り詰める受講数は増える一方で、気が付けば借金は200万円にものぼります。

返済が滞るようになり、督促の最終通告を見てやっと、債務整理をしようと決心するのでした。

西村さんの債務整理はどのような方法で行われたのでしょうか。

それでは体験談をお願い致します。

大分県の法テラスで借金200万円を債務整理した体験談

私は現在大分県に住んでいる40代女性です。

お金を借りるようになったのは35歳ごろからです。

当時仕事も官公庁の嘱託職員をしていました。

これから先の人生を考えて、どうしても手に職と知識を付けるために受けておきたい講座がたくさんあり、それを受講し続けるために借金をし始めました。

というのは建前で、本当は講座を受けて人よりたくさん知識を得て、それを使って周りの人との競争に勝ちたかったという気持ちがあったのが本音です。

はじめは当時勤めていた会社のお給料の中と、少しの副業の収入から講座代をまかなっていたのですが、受講するたびに次第に回数も増えてお給料だけでは追いつかない状況になりました。

ただ、副業を増やす余裕がありましたので、それでも1か月に返済できる範囲内に留まっていました。

借金が増え始めたのは退職して、自分でフリーランスの仕事を始めてからです。

講座も受講し続けていましたし、アルバイトなどもしていましたのですぐに返せなくなることはなかったのです。

しかし、フリーランスの顧客と収入がなかなか増えず、それだけで生活することは非常に難しかったので、借金とアルバイトの時間が増えていく状況になりました。

受講数は増える一方で借金も多重債務に

ローンもはじめは銀行のフリーローンなどを利用していましたが、クレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンなど、多重債務に陥るのもあっという間でした。

この時は見栄や競争の意識も手伝って、講座を受講する回数は増えていく一方で、やめたり減らしたりするタイミングを失ってしまいます。
冷静な判断が全くできなくなっていました。

その後、仕事の関係で現在住んでいる大分県へと引っ越します。

引っ越しをした当時、借金は200万円近くありました。

恥ずかしながら親に頼んで3分の1ほど返済してもらいましたが、それでも完済のめどは立たず、毎月の返済も滞るようになって自宅には請求書の束が溜まります。

支払いが滞り法テラスで相談することを決意

毎月のように融資をしてもらった会社に、お詫びと期限延長のお願いをする日々が続きました。

支払いが3カ月ほど滞ったある会社から、最後の督促の封書が届き、そこに返済が困難であれば弁護士などの専門家に相談してはどうかという旨の文言が添えられていました。

当時38歳でパートやアルバイトの掛け持ちで生活していたため、収入も多くありませんでしたので、すがる思いで法テラスの無料相談をお願いしました。

弁護士の先生に泣きながら実情を相談したところ、収入のことや貯蓄や資産が全くないこともも考えると、借金を減らす任意整理や民事再生より、債務を免除してもらう自己破産にした方がいいといわれました。

もちろん借金を踏み倒すようなことですのでかなり抵抗はありましたし、お借りしたお金を返せない自分の不甲斐なさと申し訳なさが今でもずっと残っています。

自己破産を進めることに決めた

一度は返事を保留してしばらく考えましたが、精神的にもかなり追いつめられて、朝晩寝る間もなく働いていて生活もままならない状況でしたので、弁護士の方の言われる通りに手続きを始めました。

私の場合は、いくつかアルバイトを掛け持ちしていたこともあり、書類を集めるのがかなり大変だった記憶があります。

相談に行ったのが5月で、裁判所で自己破産の決定をいただいたのが11月でした。

借金は全くなくなりましたが、クレジットカードやローンが使えなくなり、車も手放していたため新しい車を買うこともできません。

ただ、その分精神的な疲労はかなり減り、少しずつ寝る時間も増やすことができるようになりました。

自己破産をしたおかげで多少の余裕が出てくる

手続きをする前は、お米を買うこともままならず、光熱費の節約のため寒い中暖房をつけることなども控えていました。

それも思い切りとはいきませんが、だんだんと余裕が出始めました。

クレジットカードを使えないことで、大きな買い物をするときは必要なお金が貯まるでしばらく時間がかかってしまいます。

それから、転居や携帯の機種変更、ネットショッピングなどもクレジットカードやローンが必要なときに不便さを感じることはあります。

でも何より、せっかく融資していただきながらお返しすることができなかったという気持ちを抱えていることが、辛く感じることが多いかもしれません。

自己破産に負い目を感じつつも厳しければ法に頼ってよい

現在借金で悩んでいらっしゃる方は、その借金を返すために新たに借金を増やしたり、闇金などから借りることを考えずに法テラスなどの専門家に頼ることを考えてみてください。

今でも借金を抱えて毎日悩んでいた自分の気持ちと向き合うのはかなり辛いです。

私もどうしてもお金を返さねばと、闇金といわれるようなところからお金を借りることを考えた時期がありました。

ただ、思い返すごとに当時の自分の精神状態や思考が、かなりパニック状態で冷静な考えができなかったということも、理解し始めています。

講座は誰から強制されたわけでもなく、先方も無理のない範囲でといつも気づかってくれていました。

私の競争心や見栄や、人に相談できないプライドの高い自分の性格、せっかくできた仲間から離れるのが寂しかったたなどのために執着してしまい、ここまで傷を大きくしてしまったのだと感じています。

借金をする理由は人それぞれあるかと思います。

返せなかった私が偉そうなことは言えませんが、今返済に悩んでどうしようもなくなっている方も、自分を責めすぎずに自分にあった方法をぜひ選択してください。

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