「キャバクラにハマって借金を抱えてしまった…」
「キャバクラの借金は自己破産できない?解決方法を知りたい」
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
最初は仕事の付き合いで行ったにいつの間にかハマり、キャバ嬢に貢いで多額の借金を抱えてしまう人は少なくありません。
キャバクラの借金は自己破産できないとよく言われていますが、実際には免責が認められるケースが非常に多いです。
今回は、キャバクラで作った借金を債務整理で解決した高野さんのお兄さんの体験談を紹介した後、解決方法をご紹介します。
どんな借金でも必ず解決方法はありますので、諦めず最後までご覧ください!
Contents
キャバ嬢に貢ぎ、借金を追うまでの流れ(体験談)
初めまして、高野です。
今回は、キャバクラで600万円以上の借金を抱えた私の兄についてお話しします。
兄がキャバクラにハマって、その借金を債務整理で解決するまではこのような流れです。
- キャバ嬢にハマったきっかけは仕事付き合い
- 惚れたキャバ嬢に貢ぎまくり
- キャバ嬢と別れ、任意整理で借金を解決
優秀だったはずなのに、借金を抱え泣き崩れてしまった兄。
私はその姿を見て、こんな人が増えてはいけないと思い今回体験談をお話しさせていただく運びとなりました。もしあなたがキャバ嬢に貢いだことがあるなら、ぜひ見ていただきたいと思います。
(1)キャバ嬢にハマったきっかけは仕事付き合い
兄は頭が良く、国立大学を出て就職先も東証一部上場の大手メーカーで働いている、私にとって自慢の兄でした。そんな兄の人生の歯車を狂わせた原因は、まさかのキャバクラでした。
最初は、会社のお付き合いでキャバクラに行ったのですが、そこで出会ったキャバ嬢に一目惚れしてしまったといいます。
確かに、兄は頭は良かったのですが、女性との交際経験は中学卒業から社会人になるまでありませんでした。
それゆえに、優しくされたキャバ嬢に惚れてしまったのです。
(2)惚れたキャバ嬢に貢ぎまくり
もう想像できるかもしれませんが、兄はこのキャバ嬢に貢いでしまいました。
キャバ嬢の言いなりになり、高級ブランド、ルイヴィトンのバッグや宝石、ネックレスなどをプレゼントして、貯金を使い果たした兄は消費者金融の借入に手を出してしまったのです。
それがわかったのは、家にサラ金から電話がかかってきたからです。
「○○(私の兄)様はいらっしゃいますでしょうか?先月分のお支払いについてご相談があるのですが…」
驚いた母が借金額を尋ねると、その業者だけで200万円以上借りていたことがわかりました。後で債務整理するときにわかったのですが、最終的に600万円以上もの大金を借り入れていました。
結局職場にも借金がバレてしまい、兄は上司に呼び出されて叱責され、謝りながら泣き崩れてしまったそうです。
(3)キャバ嬢と別れ、任意整理で借金を解決
借金を抱えた兄が選んだのは、任意整理という方法でした。
多額の借金とはいえ、兄の収入なら利息をなんとかすれば返済できるという判断からです。
弁護士の先生に相談すると、頻繁にかかってきていた金融業者からの電話は止まり、月々の返済額は4万円ほどになりました。
今では兄は借金を完済し、別の女性と結婚して義姉と仲良く暮らしています。
もしあのとき母に借金がバレていなかったら、もっと最悪な展開を迎えていたかもしれない。そう考えると、早めに債務整理を行えたのは不幸中の幸いでした。
もちろん、兄はその後キャバ嬢と連絡を取るのをやめ、一切キャバクラに足を運んでいません。
キャバクラで作った借金は放置してはいけない
今回は、キャバクラで借金を負った高野さんのお兄さんの体験談をご紹介しました。
この体験談からわかることとして、借金は放置すればするほど深刻になるため、早めの解決が非常に重要です。
具体的な理由としては、次の3つです。
- 遅延損害金が膨れ上がる
- 周りの人にバレる
- 仕事を失うリスクもある
それぞれ順に見ていきましょう。
(1)遅延損害金が膨れ上がる
借金を放置してはいけない理由1つ目は、遅延損害金が膨れ上がるから。
遅延損害金は、支払いが1日でも遅れるとかかってしまいます。利率は場合によって変わりますが、およそ15〜20%と非常に高いです。
25万円分のショッピング利用分を3ヶ月間滞納したばあ、遅延損害金は年利20%だと仮定すると3,000円になります。
これだけ見ると大したことはありませんが、今回のケースのように借入額が多額になると遅延損害金も大きくなってしまいます。
(2)周りの人にバレる
借金を放置してはいけない理由2つ目は、周りの人にバレるから。
支払いを滞納してしまうと、金融機関から電話やハガキなどで督促が届きます。最初は借り入れした人の携帯にかかってきますが、応じなかった場合は自宅や職場にかかってくるので要注意です。
もし借り入れしたことを黙っていると、信頼を失ってしまうでしょう。
(3)仕事を失うリスクもある
借金を放置してはいけない理由3つ目は、仕事を失うリスクがあるから。
前述の通り、借金をすると周りの人の信頼を失ってしまい、職場に居づらくなって結果的に職場を去らなければならないという事態も考えられます。
このように、借金を放置するリスクは非常に大きいです。
次は、借金を債務整理で解決する具体的な方法について、解説していきます。
キャバクラの借金は債務整理で解決できる!3つの手続きについて解説
債務整理の際に知っておきたいのが、債務整理には主に以下の3つの方法があるということです。
- 任意整理
個人再生
自己破産
それぞれ借金が免除される範囲やデメリットが異なります。
(1)借金が軽微、もしくは収入が多い場合は任意整理
任意整理では、利息の免除と返済期間の見直しを行います。
借金額が比較的少ないケースや、十分な収入があるケースでは、この方法で十分に解決できるでしょう。
裁判所を通さないため、周りの人にバレにくいというメリットもあります。
任意整理については、下記ページで詳しく解説しています。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
(2)借金額が多い場合は個人再生
個人再生は元本の一部を減額し、残りを3年間で返済する手続きです。
任意整理と違って借金そのものを減らせるため、多額の借金を抱えてしまったケースでも対応できます。ただし、必ず返済計画に基づいて返す必要があり、繰越返済などはできない点に注意しましょう。
個人再生については、下記ページで詳しく解説しています。
参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある
(3)キャバクラの借金も自己破産できる
自己破産は、借金の全てが免除される手続きです。
その代わり、一部の職業では資格制限を受けますし、一定の財産は差し押さえられてしまいます。
なお、キャバクラやギャンブルの借金は自己破産できないと言われていますが、これは免責不許可事由に当たるからです。ただし、実際には自己破産を申し立てた人の9割以上が「裁量免責」をもらっています。
自己破産については、下記ページで詳しく解説しています。
参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?
まとめ
キャバクラでキャバ嬢に貢ぎ、借金してしまう人は後を断ちません。
もし借金を負ってしまった場合、早めの債務整理が大切です。借金を放置していると、周りの人にバレたり、遅延損害金が膨れ上がってしまいます。
ただ、法律の素人が正しい判断や手続きを行うのは困難です。
弁護士費用がなくても対応してくれる法律事務所はたくさんあるため、債務整理の際は必ず弁護士、もしくは司法書士に相談してください。