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奨学金がきっかけで330万円の借金を債務整理した体験談

今回は葛飾区に在住の森田さんです。

森田さんは、学生時代の奨学金がきっかけで借金をしてしまいます。

就職後の給与で奨学金を返済しつつも引っ越し費用や更新費などのまとまったお金が必要なときに、カードローンを契約してしまいます。

最初のうちは必要な金額だけのつもりが、どんどんエスカレートして限度額いっぱいまで借り入れをしてしまいます。

限度額がいっぱいになると、今度は別の消費者金融から借り入れをします。

しかしそこでもすぐに限度額いっぱいまで借金を作ってしまいました。

奨学金と合わせ、借金は330万円にものぼります。

膨れ上がった借金の数字を目の当たりにして、ついに弁護士に相談することを決意します。

それでは森田さんはどのような方法で債務整理をしたのでしょうか。

それではよろしくお願いします。

葛飾区の法律事務所で330万円の借金を債務整理した体験談

葛飾区に住む30代の男性です。

過去の自己破産経験について書いていこうと思います。

まず借金の始まりは奨学金でした。

社会人になってから、毎月少しづつ返済していくという契約だったのですが、返せる月があったりなかったりを繰り返していました。

コンスタントに返済すればよかったのですが「奨学金」という名前の融資だったため、お金を借りているという意識はなかったのです。

3年ほどして転職のために引越しの費用が必要になりました。

奨学金の返済のため貯金もできずにいたので、アコムのカードローンを組むことにしました。

引越し費用と新しい会社からの給与が振り込まれるまでの費用、ということで20万円ほど借り受けました。

月々の返済額は、8千円程度だったと記憶しています。

20代の前半、たしか24歳くらいのことでした。

カードローンの怖さにハマってしまう

ここまでであれば何の問題もなかったのですが、そのカードローンは上限額が決められており、その枠内であれば自由にお金が引き出せるというものでした。

追加の審査もなく、金融会社から送られてきたカードをコンビニのATMに入れて金額を指定すれば、枠内であればお金が引き落とせるのです。

私の限度額は80万円だったのですが、すぐにその枠内の金額は1年ほどで使ってしまいました。

大きな贅沢をしたわけでもないのですが、ちょっと飲みにいく時や生活費が足りない時など。

細かく下ろしては使っていったのです。

限度額まで使い切ったために、月々の返済額は2万円ほどに膨れてしまいます。

当然、この返済額に奨学金の返済も追加されるので、生活はさらに厳しくなっていきました。

そこで今度は別の消費者金融からお金を借りることにしました。

どんどんと増えていくカードローンの借金

借金を増やすということはわかっていましたが、家賃の更新費などが重なり、大きな額のお金が必要になったのです。

その新しい消費者金融では50万円が限度額のカードローンを契約をしました。

このカード会社も初めのうちは本当に必要な額だけ、と決めていたはずだったのですが、再び限度額いっぱいまで使ってしまいました。

この頃の借金の総額は1社目が80万円、2社目が50万円、そして奨学金が200万円ほどでした。

この頃にはカードローンを返済することで頭がいっぱいで、奨学金の返済がかなりの期間滞っていました。

通知は何回もあったのですが、そこまで取り立てが厳しくなかったことや借りているという実感が薄かったため、後回しにしていたのです。

弁護士に相談せざるを得ない状況に

ところが、その奨学金が債権回収会社に回されて事態が一変しました。

一括で返済するか、裁判をするか、というような旨の書類が届いたのです。

急いでその債権回収会社に連絡をしたのですが、一向に取り合ってくれず、困った私は弁護士に相談することにしました。

弁護士は法テラスで探しました。

その弁護士に相談すると「自己破産」が良いとのこと。

当然、自己破産に抵抗があったので「任意整理ではダメか」と言ったのですが「任意整理は債権者が合意しないとできない。」

「確実に問題を解決するには至らない可能性がある」と言われて、自己破産の手続きを進めることにしました。

こんな風に書くと弁護士は何が何でも自己破産を勧めてきたと勘違いされるかもしれませんが、そうではありません。

当時は税金の滞納もあり、弁護士としては任意整理では生活の立て直しが難しいとの判断があったからです。

自己破産手続きを進めてもらう

自己破産についてのリスク説明も同時にあったのですが、リスクらしいリスクはないと判断して、最終的に自己破産を決意したというわけです。

後日、弁護士事務所に行き、手続きを済ませました。

手続き自体は弁護士が進めてくれたので、私のすることといえば弁護士の質問に正直に答えること、通帳のコピーなど簡単に用意できる書類を用意することでした。

この手続きを進める中で一番ホッとしたのは「債権者に自己破産を進めている通知を出すので、明日からは一切、取り立てがありません」と言われた瞬間でした。

債権者には言い訳をしたり、謝ったり、お金を用意するために奔走したりと毎日そんなことをしていたので、私はすっかり疲弊していたのです。

明日からは一切そういったことをしなくて良いということで、ようやく返済のことを考えなくて済んだのでホッとしたのです。

手続きが終わってしばらくすると裁判所からの通知が来て、指定された日程に裁判所に赴けば自己破産が完了しました。

実際に自己破産手続きをして変わったこと

自己破産後は自分のもらった給与で無事に生活ができています。

返済を毎日考えていた頃は、それが頭の大半を占めていたのですが、それがなくなったのが一番大きな変化です。

自己破産までは何年もかかりましたが、自己破産までは手続きから1ヶ月か2ヶ月程度で終わったので、もしどうしても借金で悩まれている方は思い切って弁護士に相談すると良いと思います。

借金問題に精通した弁護士さんであれば、私の場合は自己破産でしたが任意整理なのか、他の手段なのかわかりませんがアドバイスをくれるはずです。

弁護士というと高額な費用がかかる印象がありますが、法テラスにいる弁護士であればそこまで高くはありません。

少なくとも借金を払い続けて膨らんでいくより、まず相談することを強くお勧めします。

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