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ギャンブルがきっかけで300万円の借金を債務整理した渋谷区男性の体験談

今回は東京都渋谷区にお住いの目黒さんです。

目黒さんはこれといった趣味はなくギャンブルに明け暮れていました。

ギャンブルで負けてしまって生活費が足りないときは、家賃の滞納などでしのいでいました。

それでも厳しくなったときは、クレジットでの借り入れをしますが、それでも間に合わなくなった時には消費者金融から借り入れをしました。

そうしているうちに、やはり借り癖ができてしまうのでしょう。

最終的には複数社から借金をしてしまい、いわゆる多重債務者になってしまいました。

気が付けば借金総額は300万円。

会社の上司に付き合いの悪さから、私生活を心配されて一度弁護士に相談することを勧められて債務整理するに至ります。

それでは目黒さんの体験談をお聞きしましょう。

それではよろしくお願い致します。

渋谷区の法律事務所で300万円の借金を債務整理した体験談

私は渋谷区在住の男性です。

40歳の時に自己破産しました。

特定の趣味も無く、休みの日はパチスロに通っていました。

ギャンブルに負けてしまった月は、生活費を切り詰めてやりくりしながらなんとか過ごしていました。

手持ちが厳しくなると光熱費や家賃の滞納などで、一時的にしのぎ調整していました。

始めにクレジットカードの借り入れを行い、限度額まで借り入れを行うと次のクレジットカードを申込みました。

クレジットカードの借り入れができなくなると、消費者金融に申込を行いました。

約15年間でクレジットカード5社、消費者金融3社の合計300万円程借り入れを行っていました。

上司から専門家に相談することを勧められる

会社の上司から普段の生活と、飲みなどの誘いを断る理由を聞かれ、お金の問題がある事を説明しました。

もう何年もつらい生活と自分ではどうする事も出来ない事、身内にも相談で来ていないことを報告しました。

会社の上司から弁護士への相談を進められ、インターネットで法テラスへ連絡しました。

初回無料という事で、現在の問題と金額など今後どうすればいいか相談しました。

弁護士との面談は1~2時間程度で終わりましたが、話を聞いた弁護士は即自己破産をした方がいいと良いました。

ただし、最低1回は有料で弁護士との面談と、手続きにかかる費用の20万程度が必要といわれました。

法テラスを通すことで弁護士費用を毎月5,000円の分割払いにできることも聞きました。

1ヵ月くらい悩んだ後、会社の上司に呼び出されます。

周りの後押しで自己破産を決意

弁護士から聞いた話の説明と、自己破産を行うことへの不安がある事について相談し、上司の後押しもあり自己破産を進めることにしました。

自己破産を行う事を決めた翌日に、1度面談を行った弁護士へ連絡を行い再度面談をしてもらいました。

2回目の面談では今後の流れについて説明されました。

自分には車や財産がないので、今持っているものを処分する事もなく今までのところに住み続けることが可能だということです。

そのため手続きも簡単で、同時廃止という手続きが進められると説明されました。

ただし最低限の必要書類の提出と、調査があるとはいわれました。

自己破産手続きに必要なこと

1ヵ月程度必要書類の記入と、生活状況・借り入れ状況が分かる書類などを用意して、提出してから少し時間がかかりました。

4カ月目あたりに弁護士から連絡があり、順調に手続きは進んでいる事を説明され、指定された日付に裁判所での面談がある事を告げられました。

弁護士同伴で裁判官からの質問を5分10分程度やり取りしておわりです。

そして更に1ヵ月後、弁護士から自己破産手続きが完了したことの連絡がありました。

電話連絡を始めて行ってから、8カ月ほどで手続きが完了しました。

現在はクレジットカードは1枚も使えなくなり、現金しか持ち歩けませんが300万円あった借金はゼロです。

毎月利息の支払いに自転車操業を続けていた支払いはなくなり、今は毎月5000円を法テラスへ弁護士費用の立替分として分割で支払うのみです。

自己破産をしたことによって変わったこと

手続きを行ったことで生活は大きく変化しました。

1.パチスロへ行かなくなった
当然借金の原因となったものですので辞めるように注意はうけてもいますし、自分でも自粛するようにしています。

それ以外のギャンブルやかけ事なども一切かかわらなくなりました。

2.食生活が豊かになった
お金のない極貧生活を送っていたので、食事はひどい物でした。

今までの食事
・朝は一袋の食パンを3日かけて食べる
・昼は手作りおにぎり1個
・夜はご飯と他一品(ふりかけ・味のリ・マヨネーズ・調味料・生たまご)
現在の食事
・朝はお米と前日の残りのおかず
・昼はコンビニか、近くのお弁当屋で購入
・夜はスーパーで総菜や割引商品を2日分くらいまとめ買い

3.社会人としての交流
・以前は全ての誘いを断っていたのですが、今は1ヵ月に1回は飲みに参加しています。

4.お金の使い方
クレジットカードがなくなり、現金だけの生活になってしまったことで、これまでカードだった支払いは銀行引き落としになりました。

給料日には毎月引き落とされる金額を計算し、残りを引き落とします。

引き落としを行ったらまず、毎月の食料品で日持ちがするものをまとめて購入します。(お米・缶詰・パスタ・カップラーメン・自宅飲酒用アルコール)

残ったお金を次の給料日までの資金として使います。

目に見える現金だけが使える最大のお金として、日々お金の残金を気にするようになりました。

5.利息と返済期日を気にしなくて良くなった
毎月必要経費の支払いは必要ですが、自転車操業の返済はどこにいくら返すか、足りなくなったら次はどうすればいいのかそればかり考えていました。

他の事は全く考える事ができませんでした。

自己破産に踏み切ってよかった

自分の将来として何ができるのか何がしたいのかを考える時間ができました。

借金に悩んでいる人がいたら、是非法テラスや弁護士さんへの相談をお勧めします。

債務整理や自己破産といった言葉はとてもイヤなもので不安が大きいです。

・カードが使えなくなるといやだ
・身内に保証人なんかになってもらうた知られてしまうんじゃないか
・会社に知られてしまって、肩身の狭い思いをしたくない
・今ある自分の財産をなくしたくない
・今の生活を変えたくない
・自分が悪くて作った借金だから自分で何とかしなくてはいけない
・手続きが面倒だからやりたくない
・弁護士に説教されそうなのでいきたくない

色んな思いが人それぞれにあると思いますが、債務整理の方法もいくつもあって減額から支払いゼロまであります。

その人の状況と生活などから弁護士が最良の方法を教えてくれます。

国が認めた救済措置ですから、裁判所でしっかり判断してもらってその結果実施されるものなので負い目を気にしなくてもいいのではないでしょうか。

実行するときには人生の再スタートとして、受け入れるのが一番かもしれません。

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