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借金130万円を自分で債務整理したシングルマザーの体験談

今回は広島県に在住の後藤さんです。

後藤さんは生活費の為に消費者金融からお金を借りるようになりました。

月々の返済でお金の工面が大変でした。

借り入れする消費者金融も1社からまた1社と増え続け、借金は100万円を超えてしまいます。

100万円を超えた借金は返済は厳しいとどこかで聞いた言葉が、日々常に頭に浮かぶようになります。

途方に暮れていたある日、インターネットで自分の現状を検索してみると自己破産や債務整理という言葉を知ることに。

一度離婚調停で家庭裁判所に訪れたことのある後藤さんは、借金についても家庭裁判所にまず相談するのでした。

通常は先に弁護士に依頼するケースが多いと思いますが、後藤さんの場合は直接家庭裁判所へ訪れました。

今回は稀な特殊なケースといえるかもしれません。

それでは後藤さんのお話を聞いてみましょう。

よろしくお願い致します。

ご自身で130万円の借金を債務整理した体験談

広島県在住シングルマザーです。

現在はすでに子どもも成人していますが、今から約10年以上前の35歳の頃に債務整理を経験しました。

私は22歳で結婚して27歳の時に離婚、女手一つで子ども2人を育てることになりました。

それまでの5年に及ぶ結婚生活で出来上がっていた借金や、ローンもそのまま引き継いでしまったのです。

その時点で借金総額50~60万円くらいだったと思います。

幸い、母子家庭になっても正社員で就業しており親類の援助等も多少はあり、当初はどうにか生活できていました。

赤字続きで借金をする毎日

しかし子どもが成長するにつれ出費も増え、生活費が足りなくなっていき赤字続きでした。

結局毎月の返済部分が負担となっていて、次第に当たり前のように消費者金融でお金を借りるようになりました。

50万円が限度額のところや30万円が限度のところもありましたが、さらに1社また1社と増えていったのです。

当時は借金を借金で返すという、まさに魔の自転車操業になっていました。

気がつけば借金総額も100万円を越えており、その頃の私の頭の中にはかつて誰かが言っていた言葉が浮かびます。

「借金は100万円を越えると一気にしんどくなる」

その言葉が繰り返し浮かんで、追い詰められて焦っていました。

借金に悩み誰にも相談できず途方に暮れる

親類には生活費や食料等の援助は多少受けれていましたが、100万円越えの借金があることまでは相談できませんでした。

実家を出て親子3人で暮らしていたため、副業としてバイトを考えても子どもを夜間置いて出ることも躊躇していました。

「どうしよう、.本当にこれからどうすればいいのか」.と途方に暮れる日々が続いていました。

解決方法のない金策ばかり考えていました。

その頃、やっとインターネットで検索したのです。

「借金 生活ができない」などのキーワードで検索したと思います。

そこでようやく「自己破産」や「債務整理」などのワードに出会ったのです。

家庭裁判所に直接相談しに

より詳細に調べた後、わたしは有休を取り家庭裁判所にまずは相談に行きました。

裁判所自体はかつて離婚調停の際に訪れたことがありましたが、債務整理の手続きなどもちろん初めてでした。

わたしは少々緊張して担当の方を待つ間、待合室のようなところでキョロキョロと室内のポスターを眺めた記憶があります。

まずは色々事情を聞かれ、ざっくりとした借金の額なども話すと手続きに必要な書類やその流れを説明していただきました。

10年以上も前のことなのではっきり詳細は覚えていませんが、消費者金融会社ごとに会社の所在地・連絡先・借金総額と毎月の返済額・金利なども含めた条件などをまとめた書類を提出しなければなりませんでした。

一人で必要な手続きをこなす

わたしの場合、消費者金融会社3社とカードローン会社2社で借金総額は最終的に130万円くらいだったと思います。

それから何日か後、諸々の必要書類を揃えたわたしは、再び有休を取り裁判所へ行きました。

あの時のあの手続きの必要書類は、大袈裟でもなんでもなく“天国への切符”だったと今になっても思います。

わたしが行った債務整理はたぶん自己破産とは異なり、裁判所の担当の方が書類を確認した後で、実際に消費者金融会社と交渉してくれます。

その交渉の中で残金の利息がゼロになり、支払った利息分を差し引いて計算し直したものも色々ありました。

債務整理を行った結果

結論を言えば借金総額は約130万円→約30万円に減額となりました。

それを毎月無理のない金額設定で2~3年かけて支払っていくことになったのです。

条件として絶対に支払いを延滞してはいけない、2回遅延したら残金は一括払いしか方法がないものだったと思います。

終わりのない自転車操業を続けていたわたしにとって、毎月決まった額を何回払えば終わりという債務整理は本当に救いとなりました。

わたしだけではなく、もちろん子ども達にとっても救いとなったわけで、親子3人を死の淵から救ってくれた債務整理と言っても全然過言ではありません。

自己破産と違って借金はチャラにはなりませんが、整理してもらうだけでも大変助かります。

人生が変わります。

一度リセットして前を向いて歩む

実をいうと完済してすっきりして数年後、わたしは体調を崩し仕事も辞めてしまいました。

生活保護を受給しながら5年もの間引きこもりながら暮らしましたが、今は社会復帰しており、幼かった子ども達も成人して社会人となりました。

債務整理からの生活保護受給の流れで、住宅ローンなんて絶対無理かと思われました。

しかし、ダメもとで不動産屋に相談してみると、現在は成人した子どもと親子3人で中古の一戸建ても購入して平凡ながら普通の生活を送れています。

そしてマネーリテラシーの低かった過去の自分におさらばしたいと最近は特に強く思い、お金や税金の勉強なども積極的にするようになりました。

昔のような体験はもう二度としたくないからです。

借金でお悩みの方は、一日でも早く債務整理を検討&実行されるべきだと思います。

間違いなく人生が良いほうに変わる第一歩だと断言できます。

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