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レックスカードは債務整理をする事ができる?レックスカード の債務整理7つの注意点

レックスカードは、老舗信販会社のジャックスが発行しているクレジットカードです。

年会費無料でも海外保険が自動付帯されることでよく知られています。

サービス開始当初は、ポイント還元率が高いカードとしても人気でした。

また、レックスカードは、「価格.com」が手かげたカード事業なので、「価格.com」での買い物をきっかけに申し込んだという人も少なくないでしょう。

ネットや海外旅行での決済にクレジットカードはなくてはならない存在です。

そんなレックスカードを債務整理する際には、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

また、『消費者金融からも借り入れをしていて、自転車操業状態になっている。』

『1年以上、借金が減っていないが放置してしまっている。』

このような状況まで状態が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

手遅れになる前に、今すぐに法律事務所に相談を行ってください。

それでは解説をしていきます。

レックスカードについて

冒頭でも触れたように、レックスカードは、価格.comがジャックスに働きかけて発行されたクレジットカードです。

ジャックスの貸金業登録番号は、:北海道財務局長(12)第00007号、日本貸金業協会会員番号は、:第000008号です。(12)というのは、2018年現在では、最長の更新回数ですから、まさに老舗の信販会社です。

ジャックスは、クレジットカードの発行だけでなく、オートローンや家賃保証事業を中心に、非常に堅実な事業を展開している信販会社です。

過払い金対応による損失も他の金融機関より少なく、非常に安定しています。

レックスカードは債務整理できるのか?

老舗で安定した信販会社ですから、債務整理にもきちんと対応してもらえます。

しかし、後に説明するように、レックスカード(ジャックス)に請求できるケースは、ほとんどないといえるでしょう。

レックスカードを債務整理する際の注意点

レックスカードを債務整理するときには、次の点に気をつけておくべきといえます。

債務整理するとレックスカードが使えなくなる
レックスカードでは過払い金を請求できない
債務整理は「事故情報」として信用情報に登録される
購入した商品の引き上げを要求される可能性がある
高額な家財道具があると、個人再生しても借金が減らない場合がある
レックスカードを債務整理するとジャックスのオートローンを利用できない
レックスカードを債務整理すると賃貸物件を借りられなくなる可能性がある

債務整理するとカードが使えなくなる

当然のことですが、レックスカードを債務整理すれば解約となり、カードが使えなくなります。

ポイント目的でレックスカードを公共料金や携帯・スマホ料金等、毎月発生する料金の支払いに利用している人も多いでしょう。

債務整理の際には、レックスカードで支払っているものを予め変更しておく必要があります。

レックスカードに「過払い金」はない

借金を整理する方法として過払い金の請求があります。

しかし、レックスカードの場合には、過払い金はありません。

まず、クレジットカードの「ショッピング」利用分については、過払い金が存在しません。

簡単にいえば、ショッピングの分割払いで発生する手数料は「利息ではない」からです。

また、借金した場合(キャッシング利用)で過払い金が発生するのは、「利息制限法の上限利率を超える利息で借金した場合」のみです。

レックスカードの発行元であるジャックスは、他社よりも早く1997年ごろまでには、利息の見直しを行っています。

また、レックスカードは2013年に発行された新しいブランドのカードなので、過払い金が発生する余地がありません。

過払い金請求については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒過払い金請求はどれくらいの金額戻ってくる?目安とシミュレーション計算

債務整理は信用事故になる

レックスカードを債務整理すれば、信用事故となります。

「事故情報」は、CICやJICCでは5年、KSCでは最大10年消去されません。

事故情報があると、金融機関の審査に通ることが難しくなります。

したがって、消費者金融からの借入や、レックスカード以外の新規クレジットカード申込みも難しくなります。

また、ジャックス系のクレジットカード(ジャックスカードなど)や融資は、事故情報が消去された後も難しいでしょう。

社内情報として永久保存される可能性があるからです。

また、事故情報が登録されると、携帯・スマホ端末の分割払いもできなくなります。

端末の分割払いが申し込まれると、携帯各社は必ず信用情報を確認します。

携帯・スマホの契約それ自体は、信用情報とは切り離されているので、一括払いであれば問題ありません。

しかし、携帯・スマホ料金に未納があると、契約もできません。

債務整理と携帯電話の関係については、下記のページで詳しく解説をしています。

参考⇒債務整理と携帯電話~スマホの分割払い購入や新規契約・機種変更

購入した「商品の引き上げ」を要求される可能性がある

レックスカードを利用される方は、比較的高額なガジェットや家電・カー用品をネットで購入している方が多いと思います。

クレジットカードを債務整理した場合、購入商品を引き上げられることは、通常はあまりありません。

商品を引き上げて残債務を回収するのは手間もコストもかかるからです。

しかし、「中古でも市場価格の高い商品」などを購入した場合には、ジャックスから商品の引き上げを要求される可能性がないとはいえません。

人気家電やガジェッ・カー用品であれば、「長期の分割返済」よりも引き上げた商品を中古市場等で売却した方が債権者にとって有利な場合もあり得ます。

最終的には債権者の判断次第です。

高額な家財道具が多いと個人再生は使いづらい

債務整理は、「任意整理」で解決できることが理想です。

任意整理は、都合の悪い借金は除外でき、デメリットも少ない方法だからです。

しかし、借金が多額になれば、「利息(手数料)が免除されるだけ」の任意整理では返済しきれないこともあります。

特に、レックスカードをリボ払いで返済している場合には、「何となく把握している金額」よりも「実際の借金」が多いことも珍しくありません。

「借金が多額」のときでも、「個人再生」を利用できれば自己破産を回避することができます。

「個人再生」では、民事再生法が定める基準にしたがって、借金を減額してもらえます。

個人再生での返済額は、「法律が定める基準額」と「申立人が保有する財産価額」の高い方の額となります。

評価価値が20万円を超えるの家電やガジェット等の算定額は、「生活に必要な最低限度のもの」を除いて、「返済額」に組み込まれます。

これを「清算価値」といいます。

たとえば、個人再生を利用すると、「200万円の借金」は、めぼしい財産がなければ「100万円」に減額されます。

しかし、清算価値が200万円を超えるときには、個人再生を利用しても借金が減らないのです。

個人再生については下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある

ジャックスのオートローンが使えなくなる

レックスカードの発行元であるジャックスは、オートローンの大手です。

レックスカードを債務整理すると、発行元であるジャックスの各種ローンを今後組めなくなる可能性がかなり高くなります。

当然、ジャックスカード等のジャックス系のクレジットカードの契約もできません。

債務整理後のオートローンについては、他のローン会社を探せばすむ話なので、大きな問題ではないでしょう。

しかし、レックスカードを持っている方が「ジャックスのオートローンも抱えている」ときには、少し注意が必要です。

どちらも同じ会社なので、レックスカードだけ任意整理することができない可能性があります。

最終的にはジャックスの判断次第ですが、オートローンの契約書では「カードを債務整理すればオートローンは期限の利益を失う」と定められていることが一般的です。

オートローンを債務整理することになれば、ローンの残債務を一括返済しない限り、自動車は引き上げられてしまいます。

賃貸物件を借りられない可能性もある

最近では、賃貸物件を借りる際に、連帯保証人を提供するではなく、保証会社と契約するケースが増えています。

ジャックスは、家賃保証の会社としても有名です。

したがって、ジャックスが発行するレックスカードを債務整理すると、保証会社がジャックスである物件の審査に通らない可能性があります。

賃貸物件を借りる際の保証会社は、仲介業者が指定してくる場合がほとんどです。

ジャックスの審査に通らなければ、希望物件を借りられないということもあるでしょう。

賃貸物件の審査と債務整理の関係については、下記ページで詳しく解説をしています。

参考⇒債務整理と賃貸マンション・アパート問題~保証会社の審査には通る?

自転車操業をはじめる前に債務整理しましょう

ガジェットや家電、カー用品は、次々と新しい商品がでてきます。

ガジェットや家電が好きな方にとっては、「流行の商品」を追いかけるのが楽しいという方もいるでしょう。

レックスカードを利用されている方は、ネットでの買い物が多く、月々の支払い額も比較的高めの方が多いと思います。

支払いのために、消費者金融から借金したということになれば、借金は一気に膨らみます。

レックスカードの返済に行き詰まった際には、早めの相談が大切です。

債務整理ならアヴァンス法務事務所

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