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ビックカメラカードから督促状や電話が来た際の対応策と債務整理の方法

ビックカメラSuicaカードは、家電量販店のビックカメラが、JR東日本グループのクレジットカード会社であるビューカードと提携して発行しているクレジットカードです。

ビックカメラポイントカードとSuicaとクレジットカード(ビューカード)の3つが合体したカードということができます。

複数のカードがひとつになったカードなので、ポイントの両取りなどの点でメリットも大きいカードです。

関東圏に住んでいる人にとってはとても便利なカードといえます。

ポイント面でのメリットの大きいビックカメラSuicaカードを持っている人は、「できるだけクレジットカードで支払おう」と考えている人も多いかもしれません。

しかし、クレジットカードは使いすぎると、支払い日になって困ってしまうことがあります。

たとえば、高額家電・定期券購入などをまとめて決済すれば、「請求額を支払えるだけのお金がない」ということもあり得るからです。

カードの支払いが苦しくなったときには、慎重に落ち着いて対応しなければいけません。

「カードの支払いを滞納したくない」、「早く滞納を解消したい」と慌てて対応すると、状況がさらに悪化してしまうこともあるからです。

そこで、この記事では、ビックカメラSuicaカードを滞納してしまったときの正しい対処方法について解説します。

また、『クレジットカードだけでなく、複数の消費者金融からも借り入れをしている。』

『借金が減っていない状況が1年以上続いている。』

このような状況まで状態が悪化している方は、既に黄色信号が点滅している状態です。

手遅れになる前に、今すぐに法律事務所に相談を行ってください。

それでは解説をしていきます。

ビックカメラSuicaカードを滞納するとどうなる?

ビックカメラSuicaカードは、毎月4日(休日の場合は翌営業日)に指定の銀行口座からの引落しで支払います。

口座残高が足りないときには「滞納」となってしまうので、支払い日の前営業日までには、口座に入金しておく必要があります。

カードの利用停止と遅延損害金が発生

口座の残高不足が足りないときには、支払い日の翌日からカード発行会社であるビューカードが支払いを確認するまでの間、カードが利用停止となります。

滞納分を支払っても、ビックカメラカードが入金を確認しなければ利用停止は解除になりません。

カードが利用停止になれば、その後のカード決済ができずに連鎖的に延滞となってしまう支払いが生じてしまうこともあるので注意しましょう。

さらに、延滞期間中は、手数料・利息にかわって遅延損害金が発生します。

遅延損害金の額は、次の請求額に次の利率を日割り計算して乗じた金額となります(ビューカード会員規約29条、36条)。

・ショッピング(一括払い・分割払い):年6%(商事法定利率)
・ショッピング(リボルビング払い):実質年率年14.6%
・キャッシング:年19.94%

「請求ハガキ」が自宅に送付される

支払期日から数営業日以内に滞納が解消されないときには、ビックカメラSuicaカードの発行会社であるビューカードから滞納の確認と支払いの催促のための「請求ハガキ」が自宅に届きます。

利用明細書の送付先を自宅以外に指定している場合でも、「請求ハガキ」は届け出られている自宅住所に送付されることがあるので注意しましょう。

「うっかり支払い日を忘れていた」だけの場合であれば、請求ハガキにしたがって、請求額を支払えば、それで終わりです。

「請求ハガキ」を送られないための対応

「クレジットカード会社から請求ハガキ届くのは困る」と考えている人も多いかもしれません。

請求ハガキが届いたことで、カードを滞納していることが同居の家族に知られてしまうかもしれないからです。

カード会社が請求ハガキを送付する手続きを終えるまでに、「滞納を解消できる時期(具体的な日付)」を伝えれば、請求ハガキの送付を控えてもらえる場合があります。

最も確実なのは、「支払い期日前」にカード会社に電話連絡することです。

ビックカメラSuicaカードの支払いについての問い合わせ先は、下記のビューカードセンター(お客さま相談室)です。

・03-6685-7000(自動音声案内:返済関係の問い合わせは6時~23時の受付)
※カード番号とカードの暗証番号が必要です。

スマホ・携帯への電話

請求ハガキによる督促をしても支払いがされないときには、ビューカードから電話連絡がきます。

カード会社からの電話は、すでに届け出られている本人直通の電話(スマホ・携帯)にかかってきます。

「電話にでたら怒られる」と思い込んだり、「仕事で忙しいから」といった理由で電話を無視してしまう人もいるようですが、絶対にいけません。

カード会社からの電話連絡を無視し続けると、自宅や勤務先に電話されてしまう可能性が生じるからです。

特に、「平日日中は自宅にいない」人であれば、自宅よりも勤務先にかけられてしまう可能性は高いでしょう。

カード会社からの電話連絡は、「滞納の確認」と「返済のお願い」が目的です。

電話口で担当者が大声をあげたり、顧客を罵倒するようなことはありません。

また、「延滞分を確実に支払う意思があること」、「〇日までには返済できる」というように具体的な返済時期を伝えれば、その日までは再度の電話連絡はありません。

きちんと対応できれば、1回の電話だけで督促をとどめることができます。

さらに滞納すると「期限の利益」を失う

滞納が1ヶ月を超えると、ビューカードからビックカメラSuicaカードの「解約予告」、「期限の利益喪失予告」といった通知書が送られてくる場合があります。

この書面が送られてきたときには、書面に記載されている期日までに滞納を解消できなければ、「期限の利益を喪失」します。

① カードショッピングの支払いを遅滞し、カード会社から20日以上の相当な期間を定めてそのお支払いを書面で催告されたにもかかわらず、その期間内にお支払いがなかったとき
② 営業目的で利用したカードキャッシングの支払いを1回でも遅滞したとき
③ 自ら振り出した手形、小切手が不渡りになったとき、又は銀行取引停止になったとき
④ 差押、仮差押、保全差押、仮処分の申立て又は滞納処分を受けたとき
⑤ 破産、民事再生手続、特別清算、会社更生の申立てを受けたとき、又は自らこれらの申立てをしたとき
⑥ 債務整理のための和解、調停、裁判外紛争解決手続等の申立てをしたとき、又は債務整理のため弁護士等に依頼した旨の通知がカード会社に到着したとき
⑦ 会員が乗車券・定期券・指定券・宿泊券等及び商品の質入れ、譲渡、賃貸その他通常の用法を超えてカード会社の所有権を侵害する行為をしたとき(クレジットカードの現金化)
⑧ 重大な契約違反があったとき
⑨ 会員の信用状態が著しく悪化したとき

期限の利益を喪失すると、請求されている毎月の支払いだけでなく、利用残額の全額をすぐに一括返済しなければいけなくなってしまいます。
さらに、期限の利益を喪失したときには、ビックカメラSuicaカードは強制解約となります(ビューカード会員規約17条)。

一括返済の請求と強制執行

期限の利益を失い利用残額の一括返済を求められても支払える人はほとんどいないでしょう。

毎月の返済も滞納しているのに利用残額を一括返済できるわけがないからです。

「お金がないから」と一括返済の請求を無視してしまうと、裁判所での手続き(民事訴訟・支払督促など)を申し立てられてしまいます。

裁判手続きを経ても未払いのままであれば、カード会社によって「給料の差押え」などの強制回収をはかられてしまいます。

裁判所が給料を差し押さえるときには、支払者である勤務先に必ず通知をします。

したがって、カードを滞納してしまったことも勤務先に必ず知られます。

差押えを回避する(先延ばしする)には、訴状や支払督促を無視せずに、きちんと応対することが有効です。

支払督促は、異議を述べれば通常訴訟に移行するため、強制執行の時期をかなり後にずらすことができます。

また、訴訟に応訴し、口頭弁論期日に出席して「分割払いならできる」旨を伝えれば、ほとんどのケースで裁判所はカード会社との和解をすすめてくれます。

カードを滞納してしまう人には、訴状や支払督促も無視してしまう人は少なくありませんが、実はとてももったいないことなのです。

信用情報に傷が付く

カードの支払いを滞納すると、信用情報が汚れてしまうことがあります。

期日に支払えなかったことは、「遅延」として、クレジットヒストリー(信用履歴)に記録が残ります。

クレジットヒストリーの保存期間は2年です。

また、滞納が61日以上または3ヶ月以上になったときには、「延滞」の情報が「異動情報」として登録されます。

「異動情報」というのは、いわゆる「ブラック情報」のことです。

つまり、カードの支払いを長期延滞すれば、債務整理した場合と同じようにブラックリスト入りしてしまうということです。

なお、強制解約されてしまった場合にも異動情報として登録されます。

異動情報の登録期間は、「契約終了(完済)から5年」です。

延滞の異動情報は、延滞解消で抹消されるわけではないので、完済できないときには何年も残ってしまうことがあります。

ビックカメラSuicaカードを滞納してしまったときの対処方法

ビックカメラSuicaカードを滞納してしまったときには、できるだけすぐに支払いをして滞納を解消することが大原則です。

ビックカメラSuicaカードの滞納を解消する方法は、次の2つです。

いわゆる「再振替」には対応していないので注意しましょう。

・駅のATM「VIEW ALTTE」での入金
・金融機関から指定口座への振り込み

振り込みの場合には、下記銀行支店の口座に振り込みますが、振込先の口座番号はそれぞれ異なる口座が指定されます。

・三菱UFJ銀行
・振込第一支店 (店番コード313)
・受取人:(株)ビューカード

振込先の口座番号は、利用明細書やインターネットサービス「VIEWs NET」で確認することができます。

支払い方法の詳細については、ビューカードの下記ページも確認してください。

参考⇒引落日までに口座に入金するのを忘れてしまいました。どうすればよいですか?

支払いができないときにやってはいけない3つの対応

ビックカメラSuicaカードの滞納分を支払えるだけのお金がないときには、慎重に対応しなければいけません。

カード会社から取立てがあると、どうしても焦ってしまい間違えた対応をして、状況をさらに悪化させてしまうことがあるからです。

特に、次の3つの対応は絶対にすべきではありません。

カード会社からの連絡を無視する
他の金融機関やヤミ金から借金して滞納分を支払う
クレジットカードで購入した商品を換金して返済金を工面する

カード会社からの連絡を無視すれば、カード会社の心証が悪くなり、厳しい対応をとられかねません。

カードを滞納してしまったときこそ、誠実に対応することが大切です。

また、「早く滞納を解消しよう」と思って借金して返済金を工面することはとても危険です。

返済のために新たな借入をすれば、翌月以降の返済負担がさらに重くなり、資金繰りが一気に行き詰まる場合の方が多いでしょう。

そのため、借金返済のためにさらに借金を繰り返す自転車操業に陥ってしまいます。

1度始めた自転車操業から抜け出すことは簡単ではありません。

また、総量規制のあるいまの制度では、自転車操業は「審査落ち」によって強制終了となります。

この場合、残るのは、当初よりはるかに膨らんだ借金だけです。

審査落ちのあとも自転車操業を続けようとすれば、ヤミ金と関わりをもち、さらに窮地に追い込まれる場合が多いでしょう。

ヤミ金への返済の代わりに、「口座売買」や「詐欺への荷担」といった犯罪行為に関与させられれば、人生を棒に振ってしまう可能性もあります。

万が一、すでにヤミ金と関わってしまっているときには、いますぐにでも弁護士・司法書士に相談してください。

クレジットカードで購入した商品を換金する行為も、自転車操業と同様に負債を増やす非常に危険な行為です。

また、クレジットカードの現金化は、カードの利用契約にも違反する行為です。

カード会社に知られれば、滞納期間が短い場合でも強制解約の上、一括返済を求められてしまいます。

なお、自己破産した場合にも、クレジットカードの現金化をしていると「免責不許可」となる可能性が生じます。

関連記事⇒闇金に借りたお金は返さなくて良い?3つの理由とヤミ金の借金解決策

ビックカメラSuicaカードが支払えなくなったら「債務整理」で解決!

ビックカメラSuicaカードを完済できないと感じたときには、無理な対応をせずに、「債務整理」で解決しましょう。

支払えなくなったクレジットカードを債務整理で解決することには、次のようなメリットがあります。

債務整理を依頼するだけで、カード会社からの取立てがなくなる
債務整理を依頼すれば、カードや借金の返済を一時的にストップさせられる
債務整理すれば、返済額を必ず減らせる

クレジットカードや借金の支払いを滞納してしまった人には、「債権者からの取立て」に不安を感じている人が少なくありません。

たしかに、家族などに借金を知られてしまう最も大きな原因は、債権者からの取立てです。

頻繁に取立て電話を受けているときには、スマホ・携帯の着信音が鳴る度に憂鬱な気分になってしまう人もいるのではないでしょうか。

弁護士・司法書士に債務整理を依頼すれば、「昨日まで何度も鳴っていた」スマホ・携帯は静かになります。

弁護士・司法書士から「受任通知」を受け取った金融機関は、債務者本人に直接連絡することを禁止されているからです。

また、債務整理に着手すると、他の債権者との関係に配慮しなければならないために、「借金やカードの返済は一時的にストップ」させます。

そのため、債務整理を依頼するだけで、カードや借金の支払い、債権者からの取立てを気にする必要のない静かな生活を取り戻すことができます。

返済に追われずに済むことで、家計を立て直せるきっかけが作れる場合も多いでしょう。

関連記事⇒受任通知と債務整理の関係?支払いや督促が止まる流れとメリット

さらに、債務整理をすれば、今後の返済額も必ず減らすことができます。

任意整理をすれば、今後の利息・手数料が免除されますし、個人再生や自己破産では借金それ自体を(一部)免除してもらうことができるからです。

自転車操業などで対応をしても、借金の返済は減らせません。それどころか借金を増やしてしまっている場合の方が多いといえます。

債務整理したときに減らすことのできる金額については、匿名チャット相談で試算することも可能です。

自分の借金がどれくらい減るのか計算してみてはいかがでしょうか?

まとめ

クレジットカードの使いすぎには注意しなければいけません。

万が一、支払いを滞納してしまったときには、滞納してしまった原因に応じた正しい対応をする必要があります。

すでに完済が難しい状況で、間違えた対応をしてしまえば、自己破産に追い込まれてしまうことも考えられます。

特に、電話や督促状で取立てを受けると気持ちが焦り、不適切な対応をしやすくなります。

問題を1人で抱えこんだことで、冷静な判断ができなくなってしまうことが多いからです。

クレジットカードの返済で困ったときには、弁護士・司法書士に無料で相談することができます。

カード会社から督促状や電話がきて、「どうして良いかわからない」というときには、慌てずに、弁護士・司法書士事務所に相談を申し込んでみましょう。

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