
「借金が知られたら自衛隊をクビになる?」
「職場にバレずに借金をなくしたい」
「債務整理の職場への影響を知りたい」
このような悩みを抱えていないでしょうか?
自衛隊はハードな仕事なので、ストレスから借金を負って追い込まれてしまう自衛官の方も少なくありません。
借金や債務整理が職場にバレたら大変だと考えている自衛官の方も多いですが、実はほとんど仕事を失うことはないので安心してください。
この記事では、借金に悩む自衛官の方に向けて以下の情報をまとめています。
- 借金で自衛隊をクビになるのか?
- 自衛官が債務整理するときの注意点
- 自衛隊にバレずに債務整理する方法
この記事を読めば、借金を正しく債務整理する方法がわかり、悩みから開放されます。
もし「借金の返済で生活が苦しくなっている」という人は、すでに危険な状態です。
手遅れになる前に、1日も早く法律事務所に相談を行ってください。
Contents
借金が原因で自衛隊をクビになることはない
結論からいうと、債務整理でクビになることはないです。
確かに債務整理をすると職によっては続けることができなくなりますが、自衛官は当てはまりません。
「自衛官が債務整理するとクビになる」と考えている人は多いですが、任意整理、個人再生、自己破産のいずれでも免職される可能性はないのです。
債務整理と職業制限についてはこちらの記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてください。
関連記事⇒債務整理と職業制限~自己破産をするとクビや仕事への影響がある?
自衛官が債務整理する際の注意点
自衛官が債務整理をするときの注意点は以下の2つです。
- 昇進に影響が出ることがある
- 自己破産は共済も対象になる
それぞれ順番に解説していきます。
昇進に影響が出ることがある
自衛隊に借金を知られた場合、昇進に影響を与える場合があります。
特に独身の自衛官は営内での生活が義務付けられていて、借金の原因は浪費以外にほぼ考えられないからです。
借金が原因でクビになることはありません。
しかし、昇進に影響が出る可能性があることは覚えておきましょう。
自己破産は共済も対象になる
自己破産するときは、共済組合の借り入れも対象になるので注意です。
自衛隊では自衛官が借金をする際には、アコムやプロミスといった消費者金融からではなく、共済組合から借りるよう指導しています。
共済で借り入れをしている場合、給料からの天引き額で債務整理したことがバレてしまうのです。
自衛官が債務整理すべき3つの理由
自衛官で借金に苦しんでいる人は、今すぐ債務整理をすべきでしょう。
その理由は以下の3つです。
- 借金が深刻になりやすい
- 延滞すると職場に連絡がいく
- 借金で業務に影響が出る可能性がある
借金は放置しても良い方向には向かいません。
できるだけ早期に弁護士・司法書士に相談して、手続きを進めることが重要です。
借金が深刻になりやすい
自衛官が債務整理すべき理由の1つ目が、借金が深刻になりやすいからです。
金融機関にとって、自衛官は普通のサラリーマンよりも借金を踏み倒されるリスクが低く、審査が緩くなっています。
それゆえに、多額の融資を受けられてしまうのです。
借金は額が大きいほど深刻になりやすいため、自衛官の場合は特に早急に対処すべきだと言えるでしょう。
延滞すると職場に連絡がいく
自衛官が債務整理すべき理由の2つ目が、延滞すると職場に連絡がいくためです。
もし借金の返済が厳しくなって延滞してしまうと、債権者から職場に連絡がいく可能性があります。
また、寮生活の場合は督促の郵便物が届いた時点で借金がバレてしまうでしょう。
借金を放置しても、バレるリスクは高くなります。
借金で業務に影響が出る可能性がある
自衛官が債務整理すべき理由の3つ目が、業務への悪影響です。
借金は本人に大きな精神的負担を与えます。
返済に追われていたり、借金に気が取られたりして業務に影響が出てしまうと、降格や免職になってしまうでしょう。
借金や債務整理自体はクビになる原因になりませんが、業務に影響を及ぼす可能性があるのです。
自衛隊に知られずに借金を債務整理する方法
債務整理は、自衛隊に知られずに行うことも可能です。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3つがあり、それぞれ条件が異なります。
債務整理する際のポイントは以下の通りです。
- 任意整理なら職場にバレにくい
- 個人再生・自己破産はバレやすい
いずれの方法にせよ、債務整理すると債権者からの督促は止まります。
精神的に解放されるためにも、早めに手続きを行いましょう。
任意整理なら職場にバレにくい
任意整理であれば自衛隊に知られるリスクは低いでしょう。
任意整理の特徴は以下の通りです。
- 弁護士・司法書士には守秘義務がある
- 債権者からの取立てが止まる
- 弁護士・司法書士がすべての窓口となる
- 共済組合を除外して債務整理できる
借金を知られないようにするためには、どこにも出向かず債務整理を済ませることが重要です。
自衛官は身分や収入が安定しているので、任意整理に応じてもらえる可能性は高いでしょう。
任意整理のメリット・デメリットはこちらの記事で紹介しています。
関連記事⇒任意整理のメリットとデメリット~債務整理で1番多い手続きの注意点
個人再生・自己破産はバレやすい
個人再生・自己破産は裁判所を利用するため、自衛隊にバレずに行うのは難しいです。
自己破産は手続きのために裁判所に出向く必要があり、外出に上官の許可が必要なら、その時点で債務整理を知られてしまうでしょう。
個人再生も、場合によっては裁判所への出頭が必要になるケースもあります。
なお、個人再生や自己破産は共済組合に知られてしまうため、共済からの借り入れがある場合は気づかれずに手続きはするのは難しいです。
まとめ
自衛官が借金や債務整理を原因に、自衛隊をクビになることはありません。
しかし、もし借金が自力で返済できないとわかっているなら、今すぐに債務整理をすべきといえるでしょう。
その理由は以下の3つです。
- 借金が深刻になりやすい
- 延滞すると職場に連絡がいく
- 借金で業務に影響が出る可能性がある
借金は放置しても良い方向に転ぶことはありません。
取り返しのつかない状態になる前に、今すぐ弁護士や司法書士に相談をして、手続きを進めましょう。