「0120-362-633からの電話は詐欺?」
「知らない番号から電話が来た。どう対応すればいいか知りたい…」
こんな疑問や悩みを抱えていませんか?
いきなり知らない番号から電話が来ると、何があったのかと焦ってしまいますよね。
「0120-362-633」からの着信は、株式会社JCBの電話番号です。カードの未払いが原因でかかってくるので、電話が来たら放置せずに対応しましょう。
この記事では、JCBから電話が来た人に向けて次の内容をまとめました。
- JCBから電話が来る原因
- 電話を無視したときのリスク
- 電話が来たときの対処法
電話が来て困っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
番号(0120-362-633)はJCBの調査デスク!未払いがないか確認しよう
繰り返しになりますが、「0120-362-633」は、JCBの調査デスクの電話番号です。
知らない番号から電話が来て不安に思うかもしれませんが、詐欺などではなく、JCB株式会社からの電話なので安心してください。
この番号からかかってくる理由は、多くの場合カードの未払いです。支払日に口座残高が足りなかったり、何か未払いがあったりした場合にかかってくるので、必ず折り返しましょう。
次の項では、もし電話を無視するとどうなるのか解説します。
JCBカードからの電話を無視したときのリスク
JCBからの電話が来たら、絶対に無視せず対応しましょう。
無視していると次のようなリスクが生じます。
- 遅延損害金が発生する
- カードを強制解約される
- 裁判を起こされる
- 事故情報が登録される
順に見ていきましょう。
遅延損害金が発生する
カードの支払いを1日でも滞納すると、遅延損害金が発生してしまいます。
支払日が遅れれば遅れるほど借金が増えていってしまうので、損しないためにも早急に支払いましょう。
なお、JCBカードの遅延損害金は以下の通りです。
- ショッピング利用:14.6%
- キャッシング利用:20.0%
短期間であれば、それほど大きな額にはなりません。
しかし、何ヶ月も滞納しているとどんどん膨れ上がっていきますし、後述の強制解約や訴訟、何より個人信用情報が毀損するという大きなリスクを背負ってしまうので、どちらにせよ早めに支払うべきです。
カードを強制解約される
滞納が長引くと、期限の利益を失って強制解約されるので要注意です。
期限の利益とは、簡単に説明すると「期限が来るまで支払いをしなくていい権利」のことで、これを失うことはカードの強制解約を意味します。
強制解約になると、利用残高をすべて一括請求されるため、非常に厳しい状況に陥ってしまうでしょう。
また、滞納を続けていると督促が行われますが、そのとき書面に「期限の利益の喪失」と書かれていた場合、期限までに支払わないと強制解約になります。
裁判を起こされる
強制解約されると、民事訴訟に発展してしまうことも少なくありません。
裁判所から訴状や支払督促が送られて来たら、必ず対応するようにしましょう。支払督促の送付から2週間以内に、債務者から異議が出なかった場合、強制執行(つまり差し押さえ)することができるからです。
裁判まで発展してしまった場合は、早急に弁護士や司法書士に相談しましょう。
事故情報が登録される
カードを強制解約されると、信用情報機関に「事故情報」が登録されます。
いわゆるブラックリスト入りと呼ばれていて、こうなると一定期間カードの新規発行や更新、借り入れなどがほぼできなくなってしまいます。
カードが使えないのは不便ですし、家や車のローンが組めず将来の生活に影響を与えてしまう可能性もあるので、ハッキリ言って非常に大きなデメリットです。
このように、JCBからの電話を無視するリスクは非常に大きいです。これを避けるためにも、電話が来たらどう対処すればいいのか、順に解説します。
JCBカードから電話が来たときの対処法
JCBカードから電話が来たときの対処法は、以下の通りです。
- 折り返し連絡する
- 未払い分をすぐに支払う
- 支払えない場合は債務整理を検討する
(1)折り返し連絡する
電話がJCBだとわかったら、すぐその番号に折り返しましょう。
早めに連絡して支払いの意思があると伝えることで、強制解約のリスクを下げられます。特に、JCBカードは滞納に厳しいので、早急に連絡すべきです。
仕事に遅刻しそうなとき上司に連絡するように、支払いが遅れそうなときもカード会社に連絡することで、自分の信用に傷が付くのを避けることができますよ。
(2)未払い分をすぐに支払う
カード会社に連絡したら、指示に従って未払い分を支払いましょう。
支払いが厳しい場合は、一部だけ先に払ったり、分割払いできないか頼んだりして、とにかく支払いの意思を伝えることが大切です。それに、先に支払いをすれば、遅延損害金を少しでも減らすことに繋がります。
滞納してしまったら、返せるかどうかは別にして早めにカード会社に連絡しましょう。
(3)支払えない場合は債務整理を検討する
どうしても支払いに行き詰まってしまったら、債務整理も考えましょう。
そもそも債務整理とは、借金を返済できない人を救済するための制度で、利息や元本を減らしたり免除したりすることで、借金の返済を助けてくれます。
ただし、強制解約された場合と同じく、信用情報に傷が付いてしまう点に注意です。
先に解説しましたが、信用情報に傷が付くと生活に大きな悪影響をこうむるため、本当に自分で返せないかよく考えてくださいね。
JCBカードの残債を債務整理するメリット
債務整理は、合法的に借金を減額できる唯一の手段です。
確かにデメリットは大きいですが、どうしても返済できない場合は、早めに債務整理した方が良いケースも多いです。そこで、この項ではカードの借金を債務整理するメリットについて解説します。
- 支払いがグッと楽になる
- 金融機関からの取り立てが止まる
- お金がなくても相談・依頼できる
それぞれ順に見ていきましょう。
支払いがグッと楽になる
債務整理のメリット1つ目は、支払いが楽になること。
債務整理すれば借金や利息が減額されるため、毎月生活を削ってギリギリで返済している人も、支払いはずっと楽になるでしょう。なお、債務整理には主に以下の3つの方法があり、それぞれ免除される範囲が異なります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれの方法については、下記の記事を参考にしてください。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある
参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?
金融機関からの取り立てが止まる
債務整理のメリット2つ目は、取り立てが止まること。
弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、債権者に「受任通知」が送付され、この時点で債権者は債務者に連絡することを禁止されます。
督促でストレスを受けているなら、債務整理によって解決できます。周りの人に借金がバレるリスクも下がるでしょう。
お金がなくても相談・依頼できる
債務整理のメリット3つ目は、お金がなくても相談や依頼ができること。
債務整理には弁護士費用がかかりますが、最近では後払いや分割払いに対応している事務所も少なくありません。相談も無料できるので、まだ悩んでいるなら気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
なお、法律事務所を探す際は、無料シミュレーションサイトの利用が便利です。
支払えなくても「自転車操業」はやらないよう注意!
カードの支払いが追いつかなくても、自転車操業はやってはいけません。
確かに、債務整理のデメリットは大きいので、いざ債務整理しようと思っても躊躇してしまう人は多いです。しかし、下手に借り入れを繰り返して借入件数を増やしていくと、余計に負担が重くなり、最終的に破綻してしまうリスクは高いでしょう。
そうなると、自転車操業でやりくりする前よりも被害は大きくなってしまいます。
他社からの借り入れやカードの現金化などで自転車操業をするくらいなら、早めに債務整理を検討したほうが賢明だと言えます。
まとめ
番号「0120-362-633」は、JCBの調査デスクの電話番号です。
連絡してくるのは主にカード等の未払いが原因で、無視していると遅延損害金が発生したり、強制解約されたりするリスクがあります。
電話がかかって来たときの対応策は以下の通りです。
- 折り返し連絡する
- 未払い分をすぐに支払う
- 支払えない場合は債務整理を検討する
強制解約を防ぐためにも、滞納してしまった場合はただちに支払いましょう。
支払いが難しい場合は、早めに弁護士・司法書士に相談して債務整理の手続きを進めてください。