【債務整理】芸能人の借金問題を自己破産しないで解決する方法について解説します!

「芸能人なのに借金まみれ…」
「毎月の返済金額をなんとかできないかな」
「借金がバレたら仕事がなくなる?」

芸能人のあなたは、人知れずこんなお悩みを抱えていませんか?

芸能界の雇用形態は不安定。バイトをしながら芸能活動を行なっているタレントや芸能人は少なくありません。

テレビでも、芸能人が下積み時代のバイト経験を語っている姿を見かけます。

たとえ売れっ子芸能人であっても、付き合いや世間体を気にして「気づけば借金が増えていた」ということもあるでしょう。

結論から言うと、正しい方法で対処をすれば、自己破産をしなくても芸能人の借金問題は解決が可能です。

 

とはいえ、借金は自力での返済が難しい場合も多いのです。もし「手遅れかも」と思ったら、なるべく早いうちに弁護士や司法書士に相談してください。

 

それでは解説をしていきます。

Contents

自己破産をする前に!芸能活動を続けるために借金返済を頑張ろう

借金で困ったときにまず取り組むべきは、自己破産ではなく借金の返済資金の確保です。

借金で切羽詰まったとき、「自己破産すれば借金が全部チャラになって新しい人生をスタートできる」と考えることもあるでしょう。

しかし、自己破産には2つの落とし穴があります。

ひとつ目は、手続きをするだけでも数十万円の費用が必要なことです。

もうひとつは、自己破産が認められたとしてもおよそ5〜10年間はいわゆるブラックリストに載ってしまうこと。

自己破産をすると、かなり長い間クレジットカードの新規作成やローンを組むことができなくなるので、行うにしてもそれなりの覚悟が必要です。自己破産しなくても済むなら、それに越したことはないでしょう。

こちらでは、芸能活動を続けるための2つの資金調達方法について解説します。

芸能人の借金返済資金調達方法
  1. 生活コストを見直す
  2. 副業やアルバイトを増やす

①生活コストを見直す

芸能人が返済資金を調達する方法として、今すぐにできることは生活コストの見直しです。

お金がないと嘆く人に限って、日常生活で無駄なお金を払っているもの。付き合いの大切な芸能人であればなおさらです。

自己破産やさらなる借金を考える前に、まず毎月定額で引き落とされる固定費を見直しましょう。

以下のような少しの工夫をするだけで、生活コストを見直せます。

生活コスト見直しのチェックリスト
  • 家賃が収入に見合っているか考える
  • 携帯を格安SIMに変える
  • 自販機で飲料を買わない
  • コンビニ通いをやめる
  • カフェの高いコーヒーをやめる
  • 無駄な飲み会や会食を控える
  • 禁煙をする
  • 禁酒をする
  • 不要な生命保険を解約する
  • 使っていないサブスクリプション(月額定額払い)はないか見直す

    一般的に、収入に対する適正な家賃の割合は月収の4分の1と言われています。3分の1は払いすぎです。

    例えば月収20万円なら、家賃が5万円までの物件が妥当です。シェアハウスに住んだり、友人同士でルームシェアしたりするのも有効です。

    借金で困っているのであれば、まず生活コストを見直して出費を減らして少しでも多く返済に充てましょう。

    ②副業やアルバイトを増やす

    借金を返済するもうひとつの方法は、副業やアルバイトを増やすことです。

    芸能人には、仕事のスケジュールが入っていない日がありますよね。

    生活資金を稼ぐためのアルバイトは普通のことですから、全く負い目を感じる必要はありません。

    最近は隙間時間にUber Eatsや出前館などの宅配サービスの配達員として、効率よく稼いでる人もいます。

    前もってスケジュールがロックされることがない上、自転車を漕ぐことで運動もできて一石二鳥。

    オーディションやレッスンの時間を優先したい芸能人にとって、このような時間に融通が効く副業は非常におすすめです。

    ただし、注意点としてアルバイトや副業を行う際は、所属事務所と交わしている契約の内容を確認しておきましょう。

    芸能界で成功するために頑張っているのに、契約違反でマネジメント契約の解除をされては、元も子もありません。

    一般的な芸能事務所の契約は、雇用契約ではない専属マネジメント契約が多く、基本的には芸能以外の仕事は自由にできる傾向にあります。

    後々無用なトラブルを招かないように、副業を始めるときは念のため事務所やマネージャーに相談しましょう。

    副業の中でも、特にYouTubeやブログ等で収入を得ようとする際は少し注意が必要です。

    上記の活動は、芸能行為に準じた副業と捉えられ契約違反に該当する可能性があります。

    また、数年前に話題になった「某大手事務所所属タレントの闇営業騒動」のように、事務所を通さない活動から気付かぬうちにブラックなオファーを受けてしまわないように注意することが必要です。

    芸能人の権威性や影響力を少なからず利用して副業をする場合には、事前に所属事務所へ相談することを忘れないようにしましょう。

    借金をしていても芸能活動を続けるために!知っておきたい3つのこと

    借金をしても、芸能活動を長く続けている芸能人や著名人はたくさんいます。

    例えば、カンニング竹山さんや与沢翼さんは、債務整理の経験を告白し一時期話題になりました。

    過去を遡ると、千昌夫さんや矢沢永吉さん、さだまさしさんらが負債を抱えたケースなどが有名です。

    借金をしている芸能人が芸能活動を続けるために知っておきたいことは3つあります。

    芸能活動を続けるために知っておきたい3つのこと
    1. 債務整理をしても仕事に悪影響はほとんどない
    2. 債務整理するよりも、借金を放置する方がイメージダウンにつながりやすい
    3. 迷ったら所属事務所に相談

    それぞれ解説します。

    ①債務整理をしても仕事に悪影響はほとんどない

    「自己破産したら芸能界で生きていけない」と不安に感じている人がいるかもしれません。

    活動のタイプや借金の理由にもよりますが、債務整理(自己破産)が芸能活動に悪影響を与えるケースは、実はあなたが恐れているほど多くはありません。

    なぜなら、債務整理を理由にタレントとの契約を解除すれば、解除した企業のイメージの方が悪くなる可能性があるからです。

    実際に、カンニング竹山さんのように、過去に債務整理をしていてもレギュラー番組を持っている芸能人もいます。

    なぜなら、芸能人の下積み時代の生活の苦しさは、ある程度一般的に認知されているからです。

    むしろ、苦労して成功した場合はのちのち美談になることも。

    債務整理には、自己破産など大きく分けて主に以下の3つの方法がありますので、自分に合った方法を検討しましょう。

    債務整理の主な3つの方法
    1. 任意整理…借金の減額や金利の引き下げなどを、債権者と交渉する
    2. 個人再生…裁判所に認めてもらい、減額された借金を3〜5年かけて返済する
    3. 自己破産…裁判所に認められれば、借金の支払い義務が免除される

    関連記事⇒債務整理の種類~任意整理、個人再生、自己破産、特定調停の特徴と選び方

    ②債務整理よりも借金を放置する方がイメージダウンにつながりやすい

    芸能人のような人気商売では、借金を踏み倒したり放置していることが発覚するとイメージダウンにつながります。

    想像してみてください。

    • 万策尽きて、やむなく債務整理した
    • 借金返済の目処が立たず、債権者から逃げている

    どう見ても後者の方が、イメージが悪いですよね。

    他にも、以下のような借金が長引くことの弊害があります。

    借金が長引く弊害
    • 利息が増える
    • 借金のために、ストレスが溜まる
    • メンタルの不調から体調不良になる
    • 借金を週刊誌やワイドショーなどにリークされたときにイメージが悪くなる
    • 返済のために副業を増やさなければならず、本業に支障をきたす
    • 仕事のチャンスを失う

    借金によるストレスの限界が来る前に対策した方が、後々良い結果をもたらすでしょう。

    ③困ったら所属事務所に相談

    借金は誰にも知られたくないと思いますよね。

    しかし、仕事をする上で所属事務所との信頼関係はとても大切です。

    自分では対応しきれなくなったら、まずは事務所に相談しましょう。

    場合によっては、あなたの将来性を見込んで、事務所が借金を肩代わりしてくれる可能性もあります。

    借金は1人で悩んでいても解決しません。

    むしろ切羽詰まってヤミ金などに手を出して借金が膨れ上がったり、弱みを握られて犯罪行為の手助けを強要されたりするシャレにならないケースもあります。

    借金が深刻化してから所属事務所が知ることになると、契約解除をされる可能性も。

    芸能人として、借金や債務整理がマイナスとなりそうだと思ったら、すぐに所属事務所に相談すべきでしょう。

    関連記事⇒ヤミ金嫌がらせの手口とは ~恐ろしいヤミ金の嫌がらせ具体例と対策

    芸能人が債務整理を検討する際の具体的なアクション

    芸能人のあなたが本格的に債務整理を検討し始めたなら、以下のいずれかの方法をおすすめします。

    具体的なアクション
    1. 弁護士・司法書士に依頼
    2. 法テラスに相談

    それぞれ詳しく解説します。

    ②弁護士・司法書士に相談

    まず、信頼できる知り合いの弁護士や司法書士に債務整理の相談をしましょう。

    先ほどの記事から「任意整理」「個人再生」「自己破産」などの違いや特徴はわかりますが、状況によって最適な手続きが違うので、専門家に聞くのが最も効率的です。

    弁護士報酬の心配などはしなくて大丈夫です。あまりお金がなくても依頼できる仕組みが用意されているからです。

    弁護士や司法書士に相談することには、以下のようなメリットがあります。

    弁護士や司法書士に依頼するメリット
    • 多くの弁護士・司法書士が、債務整理の相談を無料で実施している
    • 着手金0円の弁護士・司法書士なら、初期費用の負担なしで依頼が可能
    • 債務整理を依頼すれば、借金の支払いを一時的にストップできる
    • 分割払いや後払いに応じてくれる弁護士・司法書士も少なくない

    初期費用なしで債務整理をしたい場合、より詳しく知りたい場合は以下の記事も参考にしてください。

      関連記事⇒ 債務整理は初期費用なしで出来る? 初期費用がない人の3つの方法

      ③法テラスに相談

      分割払いや後払いでも債務整理の費用を支払えそうにない場合は、法テラス(民事法律扶助)を検討しましょう。立て替えてもらえる場合があります。

      立替金は、2ヶ月後より毎月5,000円~10,000円ずつ返済するのが一般的。

      ただし、民事法律扶助の利用には審査が必要です。

      審査について不安な場合は、法テラスのウェブサイトで事前にシュミレーションをしてみましょう。

      なお、民事法律扶助は、債務整理を依頼した弁護士・司法書士経由でも申し込みできることも。

      法テラスへの持ち込みに対応している弁護士や司法書士なら、お金がなくても相談・依頼できます。

      関連記事⇒ 債務整理と法テラス? 自己破産や任意整理の弁護士費用の違いとメリット

      任意整理や個人再生でも手に負えない場合は、自己破産も視野に

      債務整理の中でも「任意整理には利息免除」、「個人再生には借金減額」という救済システムがあり、これらを正しく使えば借金を完済しやすくなります。

      当記事のタイトルでも「自己破産しないで解決」と書いている通り、なるべく自己破産は避けたいもの。

      しかし、もし任意整理や個人再生でも完済できないなら、自己破産も視野に入れましょう。

      「自己手段は最後の手段」と思っている人は多いのですが、専門家から見れば、もはや自己破産するしかないほどひどい状態になっているかもしれません。

      どうしても借金を返済できない場合は、自己破産で返済義務を免除してもらえば良いのです。このままずっと借金に悩まされ、人生が狂わされてしまうよりよっぽどマシです。

      自己破産をした場合、確かに5〜10年ほど新しいクレジットカードの作成やローンの利用は極めて難しくなるでしょう。

      しかし、実際のところ、高額な財産がなければ自己破産をしても失う物はほとんどありません

      あなたがもし下積み時代の芸能人であれば、自分名義の不動産や高級車を保有していることは稀ですよね。

      また、自己破産をした事実は官報で周知されますが、基本的に一般人が見ることはありません。

      有名芸能人でない限りは、自己破産が他人に知られる心配は不要と考えていいでしょう。

      自己破産については、下記ページで詳しく解説をしています。ぜひ参考にしてください。

      関連記事⇒自己破産はメリットしかない? 家族や子供、仕事にデメリットはないの?

      まとめ: 一刻も早く専門家に相談し、根本的解決を

      夢や希望を与える芸能人。

      華やかさに憧れ、多くの人が芸能界に飛び込み、毎日TV番組に出演する売れっ子もいれば、長い下積みに喘ぐ人もいます。

      そんな芸能人でも、借金や自己破産を恥と思う必要はありません。

      万一借金が膨らんでしまった場合でも、正しい方法を選択をすれば、自己破産をしなくても借金問題を解決することが可能です。

      そうして、一から出直し再起を図れば良いのです。成功した暁には、借金に苦しんだ経験は美談となり、ファンの方々をより勇気付けてくれるあなたの魅力となるでしょう。

      夢を掴むためにも、借金はなるべく早く、弁護士・司法書士に相談して解決しましょう!

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