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おまとめローンを選択できず債務整理をすることで借金問題を解決した体験談
今回は宇都宮市に在住の秋葉さんです。
秋葉さんはクレジットカードの利用をきっかけに多重債務者となってしまいます。
フリーローンなども複数社から借り入れしており、借金の総額は530万円にものぼりました。
借り入れ額が大きくなってしまった為、おまとめローンでもどうにもならない状況になってしまい、司法書士へと相談をすることになりました。
秋葉さんはどのような手段で債務整理を行うことができたのでしょうか。
それでは秋葉さんよろしくお願い致します。
宇都宮市の法律事務所で530万円の借金を債務整理した体験談
債務整理をしたのは、40歳の時でした。
私の住まいは栃木県で、性別は女です。
そもそも借金をしたきっかけは、クレジットカードの数がだんだんと増えてしまい、雪だるま式になってしまったことでした。
はじめは一枚しかなかったクレジットカードが、2枚、3枚…と年々増えていってしまい、とうとう全部で5枚という数になりました。
債務整理をした際には、この他にも銀行系のフリーローンも2つほど組んであり、全部で7社から借入している状態でした。
最後はおまとめローンをしようと銀行系のカードローンを組みましたが、それがかなり大きい金額だったため、そこでもうどうにもならなくなり司法書士さんのところに相談に行きました。
自己破産か債務整理かの決断
司法書士さんと、数ヶ月にわたり細かい部分まで話を重ねての綿密な打ち合わせをして、自己破産か債務整理のどちらかを選択することとなりました。
そして、悩んだ結果、実家の土地建物等の財産があるため自己破産をするより債務整理をした方がよいのではないか?という結論に至ったのです。
そして債務整理の手続きを始めることになりました。
そこからは、司法書士さんと債権者とのやり取りが始まります。
利息をカットしていただけたところが2社ほどで、あとは最後まで分割払いを認めてくれようとしなかったりしたようで、司法書士さんも何度も何度もやり取りを交わしてくださったようです。
債務整理の交渉は難航
借りていたところが全部で7社あり、そのうちの4社には所有している田んぼの土地を売り、それで全て返済に充てることができました。
しかし残りの3社には上に書いたよう、司法書士さんにやり取りをしていただき、分割払いというかたちで和解をしていただきました。
ただ、そのうちの1社に関しましては、実際に訴訟を起こされてしまいまして、司法書士さんに代理人として裁判に行っていただきました。
現在は債務整理中のため、ブラックリストに載ってしまっていることもあり、新たな借入などはできませんが調べるとブラックでも借入ができるところが何社かあるようです。
いわゆる街金と呼ばれているものだそうです。
司法書士さんのお話だと利息が高く、街金との間で例えば債務整理をするようなかたちになったとしても、なかなか分割などに応じてくれないよう。
司法書士さんからしても非常にやりにくいとおっしゃっていました。
債務整理後の生活について
債務整理をしてから、約3年ほどが経ちますが、毎月の支払いに関しては和解した際に提示された金額をそれぞれの口座に振り込みをしています。
数社への毎月の返済は、なかなかストレスではありますし、現在の生活もきつい状態が続いるので未だに毎月ギリギリの生活を送っています。
債務整理後にも、司法書士さんのところに何度かご相談に行かせてもらったりもしていまして、いろんな面で本当に助けられています。
実際、どのくらいの借金が減ったのかといいますと、約20万円ほどです。
司法書士さんが何度も話し合いを重ねてくださり、このような額を減額していただけました。
そして、債務整理をした際のトータルの借入金額は、約530万円くらいでした。
そのうちの350万円は、田んぼの土地を売却して返済に充てることができました。
同じ状況の方へのアドバイス
借金に今、悩んでおられる方々に言えることは、やはりひとりで悩まないでください。
弁護士さんや司法書士さん、あるいは市町村での無料で相談できるところもありますので、そういったところを活用した方がよいと思います。
何か解決策が見えてくるかもしれませんし、なによりひとりだけで考えてしまうと思い詰めてしまいます。
どうにも辛い状態が続いてしまうのです。
実際に私がそうでしたため、今悩んでおられる方々には、少しでもそういった状態から抜け出していただきたいと思います。
解決策は、必ず何かしらあるはずです。
親族がいらっしゃる方々は、そういった身内にまず相談されることをおすすめします。
ただ、各々のいろんな家庭の状況があるとも思いますので、まずは頼りになる場所を探すことが大事かと思います。
私は実際、この債務整理をすることにあたっては正直不安だらけで、借金をしてしまった後悔という気持ちも多々ありました。
ですが、いくら嘆いたところで現実は変わりません。
なので少しでも前を向いていけるよう、そして最善の解決策を見つけていこう!と、そう決意して債務整理をすることにしました。
結果として、生活は決して豊かではなく毎月ギリギリですが、心の負担というものは債務整理をする前に比べるとだいぶ軽くなったと思います。
悩んでおられる方々にも、少しでも希望を持っていただきたいです。
相談できる場所を作ることができたならば、きっと何かしらの良い方法を見出だせることと思います。
私もまだ数年は返済を続けていかなければならないですが、少しでも希望を持ちながら、めげずに前に進んでいきたいと思っています。
例え、今がどんな現状であっても、完済はいつかきっとできるはずです。