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派遣暮らしの収入不安定な生活!生活費の補填から借金を抱え広島県の司法書士事務所で借金を債務整理した体験談
今回は大阪府在住に榎並さんです。
以前広島県に住んでいた頃に、債務整理をした体験談についてお話してくれました。
当時不況のせいと年齢が40代半ばということで正社員で雇用してもらえるところが少なく、派遣での生活を続けていました。
借金をしたきっかけは生活費の補填です。
最初のうちは問題なく返せていたものの、派遣の雇用期間終了と転職などで無収入の期間が発生し返済に困ってしまいました。
既に多重債務となり、借金は300万円を超えていました。
更に不運なことにある時骨折をしてしまい、入院費などで更にお金が必要となり借金が増えてしまいます。
借金が400万円ほどまでなったときに、チラシを見て知った司法書士事務所へ相談しに行くことになりました。
榎並さんはどのような手続きができたのでしょうか。
広島県の司法書士事務所で400万円の借金を債務整理した体験談
今から5年前、出身地である広島県広島市に住んだいたころの話です。
当時は不況が続いていたころで、40代半ばの男性でそんなにスキルのない自分では、雇ってくれるところがほとんどありませんでした。
結局は派遣として働いていましたが、広島県は地元の自動車製造メーカーの業績で大きく変化する土地であり、その時はあまりよくなかったので就職先そのものが冷え込んでいる時代でした。
借金をしたのは生活費が足りないからで、最初は三万円でそれは直ぐに返済できました。
しかし派遣という雇用の不安定さと、退職と就職を繰り返すとどうしても無収入となる期間が出てしまいます。
毎月少しずつ借りてそれを定額払いにしていると、複数の金融機関から借りていたので元金だけで300万以上まで膨れ上がっていました。
ここまでいくと利息だけしか払えないため、元金は全く減ってくれません。
しかも自転車操業で返済した額も新規融資として使わないと生活できないため、収入が一か月でも途絶えるとどうにもならない状況でした。
悪いことは続いてしまいどん底に
47歳のとき、そんな悪い時には悪いことが重なるようです。
休日買い物に出かけた時、道路の階段から転げ落ちて足を骨折してしまいました。
派遣会社に事情を話して仕事に出るまで二か月以上かかると伝えると、派遣契約の更新日が近かったのですが、更新をしてもらえずにそのまま解雇になりました。
生活費と入院費から更に借金は400万近くまでいき、とうとう返済できなくなりました。
頼れる知人や親類は誰もいなくて、親は既に他界していました。
借金の返済はこちらがどんな状況であってもやってきて、相手からは法的手段に訴えるという最終通告がきました。
現状をどうにかしようと司法書士に相談を
もうどうにもならないとして、最後の頼みの綱であった司法書士の事務所に相談に行きました。
そこはチラシなどの広告がよくポストに入っていて、借金で苦しんでいる人には初回相談料無料で相談を受け付けてくれているところでした、
金が全く無かった自分には、そこしか行く道は残っていませんでした。
事務所に行くと、事務員一人と司法書士の方が一人というこじんまりとした事務所です。
相談を本当に無料で受けてもらい、しかも丁寧に詳細についても聞いてくれました。
そしてさの時の判断として、相手の金融機関からは過払い金を支払ってもらえる可能性が高いので、自己破産はせずに債務整理をした方がいいと言われました。
そのあたりのことはよく分からず、借金の返済が出来なくなれば自己破産しかないと思っていた自分には寝耳に水の話です。
過払い金から司法書士の方への費用を支払っても50万近くはもらえると聞き、全てをその司法書士の方に頼みました。
債務整理を行ってからの結果は
債務整理が始まってからは金融機関からの電話・メール・手紙が一切来なくなり、電話やメールに怯える日々からは解放されました。
それから債務整理が進んで金融機関から60%もの債権放棄をしてもらい、最終的な返済金額はいままでの半分以下にまで引き下げてもらえました。
そして最大に嬉しかったのは、利息の過払い金として70万もらえたことです。
まだ足の具合が悪くて仕事に出られなかったのですが、そのお金で当面の生活費はめどが立ちました。
借金が150万まで下がったことで返済する意欲も出て、司法書士の人の口添えで新たな就職先も確保でき、あの時にこの司法書士の人に相談していなかったらどうなっていたか思い出してもぞっとします。
それからしばらく紹介してもらった仕事先で仕事をして、二年後に完済できたので広島を後にして、仕事量が豊富な大阪に引っ越しをしました。
大阪では選ばなければ年齢が高いといっても仕事は確保でき、給料はあまり高くなくても物価が広島よりも安いので今では少しずつでも貯金ができるようになりました。
普通は借金で首が回らなくなると、直ぐに自己破産を考えます。
司法書士の人に聞いたところによると、生活費や医療費などの用途以外で使ったギャンブルや浪費では、自己破産を申請しても免責が下りずに結局は借金は全く減らずに残るそうです。
それよりは債務整理をして、相手の金融機関に借金をした当人の生活レベルに合わせた返済計画を作ってもらう方が現実的です。
過払い金が発生するかどうかはその人の返済の方法によって変わってきますが、借金の額そのものは減額される可能性がとても高くなります。
借金はしない方がいいに決まっていますが、今のように雇用の不安定な人が増大していては、生活のために借金をする人はどうしても出てしまうでしょう。
返済できていれば最後まで返済を続ければいいのですが、それが困難になったら自分だけでどうにかしようとしてもどうにもなりません。
そんな時は専門家に助けてもらうのが最も有効な方法です。
この借金問題は思っている以上に国も大きな問題として考えているので、法律の整備も進んでいます。
逃げるのではなく正面から向き合っていけば、将来的な展望も開けてきて希望も湧いてきます。
人生は長くなる一方なのですから、借金だけで自分の人生を捨ててしまうなんてもったいないとは思いませんか。
少なくても自分は命の代償とするには値しないと考えています。