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妊娠中に債務整理を決意!子供も産まれ人生をやり直すことに成功した体験談
今回は京都府に在住の鎌田さんです。
鎌田さんは若い頃に付き合っていた恋人からお金を貸してほしいと言われたところから借金をしてしまうようになります。
若気の至りとでもいうところでしょうか。
嫌われるのがイヤで言われるがままにお金を貸してしまうのです。
しかも自分も消費者金融から借金をしてまで。
そんな恋人とも別れたのですが、借金癖は残ってしまいました。
飲み会や、何か欲しいものがあると消費者金融よりお金を借りてしまうのです。
気が付けば借金は300万円。
就職して、なんとか金利だけでも返済が続けていましたが元本は一向に減りません。
そうしているうちに今のご主人と出会い、借金は内緒で結婚することに。
隠しながら生活を続けますが、妊娠して退職をきっかけにお金が間に合わなく、ご主人に話さざるを得なくなりました。
ご主人は協力的で債務整理について調べてくれます。
そこで今回の体験談になります。
それでは古川さん、よろしくお願い致します。
京都府の法律事務所で300万円以上の借金を債務整理した体験談
京都府在住の33歳の主婦です。
30歳の時に債務整理をして、昨年ようやく整理後の借金を返済しました。
今は新しい人生のスタートを切ったところです。
私借金をしたのは、20歳の時です。
当時、交際していた年上の彼氏が借金をしていて、お金を貸してほしいと言われたことがきっかけでした。
借金の返済のために借金をしても意味がないこと、しかもそれが人の借金の返済のためという馬鹿らしいことを今なら、理解できます。
しかし当時は若く、彼氏に絶対嫌われたくなかったので、後先考えず借金に手を出してしまいました。
これが、借金地獄への入り口でした。
コンビニで気軽にキャッシングができてしまう
コンビニで簡単にお金を借りられることを知った私は、その後も何かあるとすぐにコンビニでキャッシングするようになってしまいました。
彼氏へ貸すお金以外にも、自分が欲しいものや旅行に行きたいとか、友達と飲みに行きたいというときにまでキャッシングを繰り返すようになりました。
当時、学生だった私はとても両親に相談できず、社会人になった後も、借金しては返済をするという生活を繰り返していました。
25歳の時、ろくでなしだった彼氏と別れて同僚男性と結婚話が持ち上がりました。
当時の私の借金は、300万円まで膨れ上がっていました。
一向に減らない借金で途方に暮れる
まだまだ、新人時代の私の給与では利息を支払うことが精いっぱいで、元金が全く減らない状態が続いていました。
新しい彼氏は、借金とは無縁の誠実な人でした。
私はどうしても彼と結婚したかったので、借金があることをどうしても切り出すことができませんでした。
結局、そのまま内緒で交際し、婚約までしてしまいました。
結婚について具体的に話が詰まっていく中で、私の心にはいつも借金のことが重くのしかかっていました。
そして、私はとうとう誰にも言い出せないまま彼氏と結婚してしまいました。
それが、28歳の時です。
借金を隠しながらも頭の中はいつも借金でいっぱい
結婚後も仕事を続けていたので、夫となった彼にもばれずに借金を返済していました。
ところが29歳の時、第一子を妊娠したことで状況が変わってしまいました。
妊娠とともに体調を崩し退職することになってしまったのです。
借金のことなんて知らない夫は、これを機会に専業主婦になることを勧めてきました。
彼は、毎月生活費をきちんとくれましたが、私には借金の返済が当時利息だけでも毎月4万円ありました。
とても夫からもらう生活費の中ではやりくりができません。
出産前にすっきりしたいという気持ちもあり、離婚覚悟で夫にとうとう借金の告白をしました。
債務整理について夫から勧められる
愛想をつかされると思ったけれど、彼は驚きながらも私のことを受け止めてくれました。
とはいっても、出産を控えた家庭に300万円の借金はかなりの負担です。
そこで、夫がいろいろ調べてくれた結果、債務整理をしてみようということになりました。
債務整理については、実際に相談に行く前に夫とメリットとデメリットを調べました。
メリットとしてはもちろん払いすぎた利息が返ってきて、借金をきちんと返済することができるようになることです。
デメリットとしては、ブラックリストに載ってしまい車や家のローンが一定期間通らないということがありました。
ですが、借金体質の私はもう一生ローンはしたくないと思っていましたし、配偶者に影響はないということを知ったので、私にとってはそれほどのデメリットは感じませんでした。
弁護士に相談をすることを決意
債務整理については司法書士に依頼する人も多いようですが、私は弁護士に依頼しました。
単純に無料相談に行った時の担当者が弁護士だったからです。
弁護士が特別司法書士よりも高いとか敷居が高いとかは感じませんでした。
弁護士に相談後、まずは一か月の収支を簡単に記録したものと、各借金の契約書を弁護士に提出します。
あとは、弁護士に完全にお任せでした。
債務整理の結果かなり減額できることに
私は計3社から300万円借金しており、そのうち20歳から契約している会社の借金はゼロになりました。
他の2社も利息を計算しなおしたところ、100万円程度まで借金を減らすことができました。
1社からは50万円の過払い金も支払われました。
このうち、30万円程度が弁護士費用として相殺されましたが、20万円は手元に残りました。
残りの借金は月に3万円を支払うことで再契約しました。
月に3万円は大きかったですが、今までと違い払えば減るので、気持ちが全く違いました。
私の過去の浅はかな考えのために、迷惑をかけた夫には本当に感謝しています。
今でもまったく頭があがりません。
現在は幸せな生活を取り戻せた
当時、妊娠中だった子供も今年から幼稚園に入園します。
10年以上にわたる借金生活が終わり、今あるお金で暮らすということの大切さがとても身に沁みます。
いつも誰かに嘘をついているような気持ちで生きてきましたが、今は毎日を丁寧に大切に生きていると実感できています。
債務整理について調べてくれた夫には感謝しかありません。
債務整理をしていなかったら今も借金に苦しんでいたと思います。
債務整理のおかげで新しい人生を生きなおすことができました。