「リボ払いにはどんなリスクがあるの?」
「リボ払いで借金を追ってしまった…解決方法を知りたい!」
こんな悩みはありませんか?
リボルビング払い(以下リボ払い)は返済期間が長引きやすく、気づかないうちにどんどん借金地獄に陥ってしまうケースが多発しています。
今回は、リボ払いで320万円の借金を抱え、債務整理で解決した下原さんにご自身の体験談を語っていただきました。
その体験談を通じて学べることは、次の通りです。
- リボ払いで借金が膨らむ流れ
- リボ払いが危険な理由
- 債務整理での解決方法
現在リボ払いを利用してしまっているあなたは、ぜひ最後までご覧ください!
Contents
【体験談】リボ払いの借金地獄から抜け出すまで
初めまして、下原と申します。
私は過去にリボ払いの恐ろしさを知らずに借入を続け、300万円以上の借金を負って債務整理した経験があります。
今回は、私が借金を負って債務整理するまでの流れをまとめました。
- リボ払いでカードの支払いが長期化
- 収入が下がったことにより返済が困難に
- 残債が膨らみ、債務整理を決意
- 個人再生で借金が4分の1に
私の体験談を元に、1人でもリボ払いで失敗する人を減らせれば嬉しいです。
それではお話ししていきます。
①リボ払いでカードの支払いが長期化
私が失敗してしまった原因は、リボ払いで金銭感覚が麻痺していたからです。
私は大学生時代、生まれて初めてマルイのクレジットカードを作りました。
当初は、生活費が足りないときだけカードに頼っていました。それが社会人になると、新しいカードを何枚も発行して、飲み会や買い物、旅行などでどんどんリボ払いを使うようになっていったのです。
そうやって、いつの間にかカードの利用上限額がいっぱいになっていました。
②収入が下がったことにより返済が困難に
利用上限額いっぱいまで使っていても、借金を抱えている感覚はありませんでした。
しかし、ある日職場の人間関係に嫌気がさして転職すると、給料が下がったことによって返済が苦しくなっていきました。返済を翌月に繰り越すことが多くなり、カード会社からの督促も届くようになります。
この頃から、さすがに私もどうしたらいいかと焦り始めていました。
③残債が膨らみ、債務整理を決意
私が債務整理を決意したきっかけは、法律事務所のCMです。
当時の私は、借金のことで毎日頭を悩ませていました。そんなある日、CMで債務整理の無料相談会が開かれていることを知り、参加することにしたのです。
そこでスタッフの方に相談に乗ってもらい、各カード会社への返済計画や、書類の書き方などを教えてもらいました。もちろん、法律事務所に支払うお金なんてなかったので、後払いという形で了承していただけました。
④個人再生で借金が4分の1に
私が選んだのは、個人再生という方法でした。
本来、リボ払いの借金は任意整理で解決できるケースも多いのですが、私の場合は利息や遅延損害金をなくしても返済できる見込みが少ないからという理由です。
そのときに弁護士の方から伝えられた借金総額は、なんと322万円!
自分でもこんなに借りているとは思わず、当時はかなりびっくりしました。
個人再生の手続きが終わると、利息と遅延損害金を全額免除され、さらに元本も4分の1くらいまで減らしてもらえたので、なんとか毎月滞りなく返済を続けられています。
最後に私から伝えたいことは、借金をする際は返済計画を立てないと危険ということです。
それはリボ払いであっても、一括払いであっても変わりません。もしあなたが過去の私と同じようの状態になっているなら、いますぐ法律事務所に相談してください。
リボ払いが危険な3つの理由
今回は、リボ払いで多額の借金を負って債務整理した下原さんの体験談を紹介しました。
これは極端な例ですが、実際に下原さんのようにリボ払いで破綻してしまう人は後を断たないので、その原因について解説します。
- 手数料が高い
- 支払い残高が見えにくい
- 返済が長期化しやすい
(1)手数料が高い
リボ払いが危険な理由1つ目は、手数料が高いからです。
一般的なリボ払いの手数料は、年率15%ほど。住宅ローン(1.0%以下)やマイカーローン(4%ほど)と比べると、いかに金利が高いかわかると思います。
この金利の高さに加え、後述する問題が重なって借金地獄に陥ってしまいます。
(2)支払い残高が見えにくい
リボ払いが危険な理由2つ目は、支払い残高が見えにくいからです。
リボ払いは毎月支払額が同じなので、ちゃんと返済していると錯覚させられてしまいます。
例えば、50万円の商品をリボ払いで購入して月2万円ずつ返済すると、うち6,000円が利息に充当されてしまいます。そうなると、返済を終えるまでに10万円以上の手数料を取られてしまいます。
気になるなら、試しに明細表を確認してください。思っている以上に残高が減っていないのがわかるでしょう。
(3)返済が長期化しやすい
リボ払いが危険な理由3つ目は、返済が長期化しやすいからです。
リボ払いは、毎月の返済額によって支払い総額が大きく変わります。それにもかかわらず、毎月の最低支払額はかなり低め(およそ1〜2万円)に設定されているため、それに釣られると利息がかさんで返済が長期化してしまいます。
このように、リボ払いはその危険性について知っておかないと気づかないうちに借金地獄に陥ってしまうのです。
次は、そのような状況を債務整理で解決するときに知っておきたいポイントについて解説します。
リボ払いを債務整理するときの3つのポイント
リボ払いの借金を債務整理する際は、以下の3点を知っておきましょう。
- 主に3つの方法がある
- 信用情報に傷がつく
- 手続きの際は専門家に相談する
それぞれ順に解説します。
(1)主に3つの方法がある
債務整理には、主に以下の3つの方法があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれで借金が免除される範囲が異なります。
例えば、任意整理なら借金の将来発生する利息部分を、個人再生や自己破産では元本の一部、または全てを免除することができます。
リボ払いの借金を債務整理する場合、多くは任意整理を選ぶことになるでしょう。
それぞれの方法について、詳しくは下記の記事を参考にしてください。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある
参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?
(2)信用情報に傷がつく
債務整理を行うと、いずれの方法でも信用情報に傷がつきます。
いわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態です。債務整理をしてブラックリストに載ると、クレジットカードの発行・更新や、新規の借入、住宅ローンやカーローンの契約ができなくなります。
どれも非常に大きなデメリットなので、慎重に検討する必要があるでしょう。
(3)手続きの際は専門家に相談する
債務整理の際は、必ず弁護士・司法書士に相談してください。
なぜなら、法律の素人が債務整理方法を判断したり、金融機関と交渉したりするのは難しく、トラブルが発生する可能性も高いからです。
専門家に依頼すれば、手続きや交渉も一任することができます。
弁護士費用がなくても、今回の下原さんのように後払いや分割払いに対応してもらうことも可能なので、諦める必要はありません。
まとめ
リボ払いで借金を抱えてしまう人は後を断ちません。
今回の下原さんのケースでは、借金をしている意識がないまま利用残高が膨らんでいき、最終的に債務整理をする羽目になってしまいました。
下原さんの体験から学べることは、次の3つです。
- 安易なリボ払いは非常に危険
- 借金するなら返済計画を立てることが大切
- 早めの債務整理で状況の悪化を抑えられる
借金問題は、長引けば長引くほど状況が悪化してしまいますので、リボ払いで多額の借金を抱えているなら今すぐ弁護士・司法書士に相談してください。