「オリックス債権回収ってどんな業者?」
「督促がきたらどう対処したらいい?」
「借金が返せないときの対処法は?」
こんな疑問を抱いていないでしょうか?
いきなり聞き慣れない会社から督促が届くと、不安になってしまいますよね…。
オリックス債権回収は、きちんと法律に則って借金を回収している会社です。
督促を無視すると最終的に差し押さえを受ける可能性もあるので、早急に対処する必要があります。
この記事では、オリックス債権回収から督促が届いたときの対処法や、借金の解決方法について以下の内容をまとめました。
- オリックス債権回収とは
- 督促を無視するとどうなるのか
- 督促が届いたときの対処法
- 借金を債務整理で解決する方法
この記事を読めば、督促への対処法から借金の解決方法までわかります。
自力で返済できない借金がある人は、この記事を読んで、少しでも早く借金解決に向けて動き出してください。
Contents
オリックス債権回収はどんな会社?
オリックス債権回収は、借金取り立ての専門家(サービサー)です。
サービサーは銀行や消費者金融、クレジットカード会社などの債権者から依頼を受け、借金の回収を行っています。
きちんと法務大臣の許可を受けている業者なので、違法な取り立てではありません。
また、漫画や映画などで見られるような「怖い取り立て」が行われることもないので、督促が来ても落ち着いて対処しましょう。
無視はNG!債権回収会社からの督促を放置するとどうなる?
債権回収会社から督促が来たら、決して無視してはいけません。
督促を無視したり、返済の意思を見せなかったりすると、最終的には差し押さえを受けてしまいます。
差し押さえまでの手順は次のとおりです。
- 電話やハガキで督促を受ける
- 支払督促が届く
- 差し押さえを受ける
オリックス債権回収に借金の回収が依頼されると、債務者(借金をしている人)に電話や郵便が届きます。
これを無視すると、次は簡易裁判所から「支払督促」が届くので、必ず2週間以内に返答しましょう。
もし期日を過ぎれば、オリックス債権回収の請求が認められてしまい、強制執行(差し押さえ)が行われます。
差し押さえを受けないためにも、督促が来たら迅速に対応するようにしましょう。
オリックス債権回収から督促が来たときの3つの対処法
オリックス債権回収からの督促が来たときの対処法は、次の3つです。
- 不正請求ではないことを確認する
- 借金の時効を確認する
- 返済できないなら債務整理で解決する
慌てて連絡を取ると、逆に不利になることも考えられます。
落ち着いて順番に対処していきましょう。
(1)不正請求ではないことを確認する
督促が届いたら、対応する前に詐欺や不正請求でないことを確認しましょう。
実在するサービサーを装った詐欺、不正請求は少なくありません。
不正かどうか確認するためには、督促状に記載されている各種情報を、公式の情報と照らし合わせましょう。
オリックス債権回収株式会社の所在地、連絡先などは下記のとおりです。
所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー
電話番号:03-5776-3330
FAX:03-5776-3350
お問合せメールアドレス:servicer@orix.jp
引用:オリックス債権回収
もし会社名が同じなのに情報が異なる場合、詐欺や不正請求の可能性が高いです。
また、いきなり銀行口座への支払いを求められるケースはほとんどが詐欺や不正請求なので、相手にしないようにしましょう。
(2)借金の時効を確認する
次に、借金が時効になっていないか確認しましょう。
サービサーに請求された時点で、すでに時効消滅が完成している場合もあります。
時効になっているのに支払いに応じてしまうと、時効で消滅させられなくなる可能性があるので、慌てて支払いに応じないようにしましょう。
時効消滅に必要な期間は、次のとおりです。
金融機関などの借金 | 原則5年 |
住宅金融支援機構 の住宅ローン | 原則10年 |
時効になっているかどうかは、サービサーに取引履歴を開示してもらうことで確認できます。
ただし、実際に時効を成立させるには「時効の援用」を行う必要があるので注意が必要です。
時効の援用については、下記の記事で詳しく解説しています。
参考⇒借金は時効を待っていても無理!債務整理で問題解決をする方が得策
(3)返済できないなら債務整理で解決する
借金が返済できないなら、債務整理で解決する必要があります。
債権回収がサービサーに委託されている時点で、借金を自力で解決するのは難しい状況だといえるでしょう。
仮に自力で返済するとしても、相当の時間がかかるはずです。
弁護士・司法書士といった専門家に相談すれば、相談した時点で取り立てや督促は止まります。
借金を放置するくらいなら、早めに債務整理するほうが得策です。
借金は債務整理で解決すべき!債務整理について詳しく解説
自力で返済できない借金は、債務整理で解決すべきです。
債務整理をするときに覚えておきたいポイントは、次の3つです。
- 債務整理には主に3つの方法がある
- 債務整理にはデメリットがある
- 弁護士・司法書士に相談すると取り立ては止まる
弁護士・司法書士に相談する前に、債務整理について簡単に理解しておきましょう。
債務整理には主に3つの方法がある
債務整理には、主に次の3つの方法があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
収入や借金額に応じ、適切な方法を選ぶことが重要です。
例えば、借金額が小さくてある程度収入もある場合は、任意整理で利息の免除や返済期間の見直しを行います。
借金の額が大きい場合は、個人再生で借金額を減額することも可能です。
収入がほとんどなくて任意整理や個人再生でも返済できない場合は、自己破産ですべての借金を免除してもらうしかありません。
それぞれの方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考⇒任意整理のメリットとデメリット?債務整理で1番多い手続きの注意点
参考⇒個人再生は家を残せる大きなメリットがあるが2つのデメリットもある
参考⇒自己破産はメリットしかない?家族や子供、仕事にデメリットはないの?
債務整理にはデメリットがある
次に知っておきたいのが、債務整理のデメリットについてです。
債務整理のデメリットとして最たるものは、個人の信用情報に「事故情報」が登録されることでしょう。
債務整理を行うと、借金の完済から数えて5〜10年間はクレジットカードの新規発行・更新や、新たな借り入れができなくなります。
さらに、自己破産の場合は一部の財産が差し押さえられます。
債務整理をする前に、必ずデメリットについて理解しておくべきです。
手続きの際は弁護士・司法書士に相談するべき
債務整理をする際は、必ず弁護士・司法書士に相談しましょう。
先ほども解説しましたが、債務整理は収入や借金額などの状況に応じ、適切な方法を取ることが重要です。
法律の知識がない人が適切な判断をするのは難しいので、素直に専門家に任せたほうがいいでしょう。
債務整理をする人は金銭的な余裕がないことがほとんどなので、立て替えや後払いに対応している弁護士事務所もたくさんあります。
弁護士事務所を探すときは、匿名で利用できる無料シミュレーションサイトの利用が便利です。
まとめ
オリックス債権回収から督促が来たら、絶対に無視してはいけません。
督促を無視していると最終的に強制執行され、財産が差し押さえられてしまう可能性があります。
督促が来たときの対処法は、次の3つです。
- 不正請求ではないことを確認する
- 借金の時効を確認する
- 返済できないなら債務整理で解決する
サービサーから督促を受けている時点で、借金を自力で解決するのは難しいです。
借金を返済するあてのない人は、1日でも早く弁護士・司法書士に相談して、債務整理での解決を図りましょう。